- 2026/01/27 掲載
なぜ人気?「スニーカーローファー」が完売続出…ニューバランスら語る“靴の新時代”(3/3)
「スニーカー化」現象は今後も拡大? 2社の見解は…
新コンセプトの開発に積極的なニューバランスでは、スニーカーローファー以前にも、さまざまな新カテゴリーを輩出してきた。ニューバランスのシューズに合わせたアパレルブランド「MET24(メットトゥエンティフォー)」(現在は「NB GREY(エヌビー グレー)」として展開)や、はだし感覚に近づけるフットウェア「MINIMUS(ミニマス)」は、その一例だ。
「スポーツブランドですので、シューズであれ、アパレルであれ、快適性への妥協はありません。心地よさとデザイン性の両立は、今後も当社の開発の軸となります」(小澤氏)
スニーカーローファーの展開については、今後もカラーバリエーションを増やすなどして1906Lの販売を継続していく方針だ。さらに、アートと組み合わせたランニングアパレルなど新たな「ハイブリッド」領域にも注力していくという。
シューズトレンドの行方についてたずねると、「スニーカーローファーが主流になるというよりは、また新たな提案が次々と出てきて、話題になっていくのではないか」と、小澤氏は個人的な見解を示した。
ゴールドウインでは、今後も都市向けのインサレーションシューズの発売予定があり、ヌプシ ローファーのヒットを皮切りに、都市向けシューズ市場のシェア拡大につなげるのが狙いだ。
「当社では、中期経営計画に基づき、自社ブランドの強化とザ・ノース・フェイスの成長を目指しており、会社全体で『シューズビジネス』に注力しています。圧倒的に冬季の売り上げが多いザ・ノース・フェイスにおいて、通年で収益を上げるための中心カテゴリーがシューズだと考えているためです」(吉岡氏)
トレンドの見解については、「ファッションアイテムとしての靴の重要性が高まっており、ハイブリッドシューズのように話題性のあるアイテムは今後も流行が続くだろう」と吉岡氏は話した。
「私個人の感覚では、『靴のトレンドはパンツの流行と連動している』という印象があります。スニーカーローファーの人気は、デニムやチノパンといったアメカジスタイルの流行と連動していて、『カジュアルなパンツに少しドレッシーな靴を合わせる』スタイルが好まれているのかなと。同時に、『靴のデザイン性』を重要視する価値観も広がっている気がします。そう考えると、スニーカーローファーは、定番になっていくというよりトレンド感を楽しむアイテムなのかなと思っています」(吉岡氏)
あくまで個人の考えとしての回答だったが、両社の見解はおおむね一致していた。「おしゃれも快適さもどちらもほしい」というニーズを満たすハイブリッドシューズは、引き続き拡大していくのではないか。
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