• 2026/08/01 07:10 掲載

なぜ成果が出ない…元楽天・堀内公博氏が教える、伸びるマーケターに必要な5つの資質(3/3)

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【資質5】昨日の成功体験にしがみつかず、学び直せるか

 最後の資質は「向上心が強いこと」です。デジタルマーケティングの技術は文字どおり日進月歩です。私がマーケティングを始めた2002年には、リスティング広告も、Facebookも、スマートフォンも、AIも、YouTubeも、Instagramも、TikTokも、Google Analyticsも存在しないかまったく普及していませんでした。なお、ここに例を挙げた技術やメディアは、成功事例として生き残ったものだけです。これらの成功事例の陰で、消えていった数え切れないメディアや技術が存在しました。デジタルマーケティングとは、これらのメディアや技術を試して、学んで、評価しての繰り返しです。昨日までやっていたことを、今日も同じようにやっていては、絶対に成功することはありません。

 デジタル時代のマーケターにとって、日々発展する環境を立ち止まることなく学び続け、スキルアップし続ける向上心は、成功の必須条件です。新しいことに、興味を持ち続け、学び続ける。その原動力たる向上心はマーケターに欠くことのできない資質です。

完璧な人材はいない。だからこそ「弱点の補い方」が重要

 デジタルマーケターに必要な5つの資質を説明しました。この5つがすべて完璧にそろっている人はそれほど多くありません。

 重要なことは、5つの資質を理解した上で、人材の長所と短所を正しく理解し、短所をどのように解決するのかを考えることです。

 恥を忍んで私自身のことを話しましょう。私は非常に飽きっぽい性格です。コツコツ努力をすることが極端に苦手です。この点で、現代のマーケターとしての才能は皆無です。ではなぜ、25年もコツコツ続けられたのかというと、環境が勝手に変わってくれたからです。先ほど述べたように、この25年間でデジタルマーケティングの環境は目まぐるしく変わりました。似たようなPDCAを回していても、技術が発展し、環境が変われば、PDCA自体が勝手に変化します。つまり、同じようにPDCAをしていても常に周りの環境が変わってくれたのです。これがコツコツ努力することが苦手な私が、欠点をカバーできた理由です。

 私の話は、あくまで一例に過ぎません。人材の欠点に対して、個別の解決策を見つけることが必要です。私の場合は、飽きないための環境に身を置くという選択が解決策でした。周りの人材に欠点をカバーしてもらうという方法もあるでしょう。

 いずれにしても、重要なのは、育成する人材の欠点を認識し、カバーする方法を見つけておくことです。それぞれの人材に、どのようなサポートをすれば、正しい方向で成長できるのかを考えてください。

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