• 2026/07/28 07:10 掲載

「眉毛サロン」なぜ急増?アデランスも参入、男性客3割・リピート率7割…新市場の裏側(3/3)

連載:ヒットの現在地

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男性市場は前年比46.4%増、眉毛ブームはどこまで続く?

 リクルート ホットペッパービューティーアカデミーによれば、2026年の美容サロン市場規模は業界全体で2兆5,299億円。そのうち、アイビューティーは1,323億円で5.2%を占める。

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アイビューティーサロンは、ネイル市場と同等の5.2%を占める
(出典:リクルート ホットペッパービューティーアカデミー)

 2026年のアイビューティー市場を性別で見ると、女性市場は前年比12.3%減だった。対して、男性は46.4%増と大幅伸長。エステ市場も同様に男性市場が伸びていたが、アイビューティーには遠く及ばなかった。

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男性のアイビューティー市場は、前年比46.4%増に
(出典:リクルート ホットペッパービューティーアカデミー)

 なぜ、これほど急激に眉毛専門店が成長しているのか。取材を通じて、2つの側面が見えてきた。

 1つは、「出店ハードルの低さ」だ。眉毛専門店の場合、大規模な機材や広いスペースが必要なく、美容院やエステサロンと比較すると初期費用が抑えやすい。アデランスでは、既存店舗内に眉毛専門店を開業することで、さらにハードルを下げていた。

 人材確保はどうか。眉毛のケアを行う「アイブロウリスト」は、美容師免許が必須となる。多くは、アイブロウリスト専用の研修や民間の検定を受けるなどして、一定のスキルを得てから実務に取り掛かるようだ。アデランスでは、約2週間の社内研修を経て現場に配属されるという。「競合が増える中で、人材確保のハードルが上がっている」と岸氏は話していたが、美容師からの転身も叶えやすい職業と言えそうだ。

 もう1つは、「美意識やタイパニーズの向上」だ。全体的な美意識の向上により、男性を含む若年層が眉毛専門店に足を運び出した。さらに、近年のタイパニーズも眉毛専門店と相性がいい。リピート率が7割を超えるアデランスの様子を見ると、美容室のようにサロン通いが定着しつつあることがうかがえる。

「美容室やネイルといった、その他の美容市場が軒並み前年割れする中、アイビューティー市場はほぼ横ばいで、男性市場が大きく伸びています。男性は一過性のものかもしれませんが、女性市場は大きく減らずに継続していくのではないかと。当社としては、変わらず女性層へアプローチしていきたいと考えています」

 2年連続で急成長したアイビューティー市場だが、伸びが鈍化してきているのは気になるところ。ここから男性市場が、どれほど伸びるのか要注目だ。

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