「IBMクラウド・マーケットプレイス」は、2014年4月から米国を中心にサービスを開始してきた「IBM Cloud marketplace」の日本版。米国での経験や実績を生かしながら、日本の顧客、ビジネス・パートナー、開発者用に強化し、日本語でのナビゲーション、日本でのクレジット・カード利用のサポートなどが行われるようになった。

　対象となるのは、IBMやビジネス・パートナーのクラウド関連ソフトやサービス。たとえば、SaaSアプリケーションとしては「IBM Mobile Web Push」、「IBM SmarterCloud Engage」など、PaaSとしてはアプリケーションの構築・管理・実行環境を提供する「IBM Bluemix」のサービスや「IBM PureApplication」、IaaSとしてはIBMのクラウド・サービス「SoftLayer」の仮想サーバー、ストレージなど。

　IBMによれば、同サイトでは直感的で高度なユーザー・エクスペリエンス（顧客体験）を実現しており、製品やサービスを系統的に探索しやすい構造になっているという。画面サイズに合わせてユーザーインターフェイスが変化するレスポンシブデザインなども採用し、探索、学習、試用、購入、利用といった場面に応じて柔軟に最適な支援を提供しているため、利用者の指向に合わせて快適な操作で作業を進めることができるとしている。

　クラウドをセルフサービス型で利用する形態は、アマゾンやグーグル、マイクロソフト、Salesforce.comなどが先行しており、これらを追随する体制を整えた。