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  • 2015/09/01

静岡県浜名湖の「ロードバイク アイディアソン」が求めた成果とは?

2015年8月8日、静岡県浜松市の東に位置する浜名湖畔において「浜名湖ロードバイク アイディアソン」が開催された。アイディアソンやハッカソンは近年あちこちで開催されているが、そこから生み出される成果はアプリなどのITに偏りがちだ。それに対して「ロードバイク」という視点に絞った浜名湖のアイディアソンが求める成果は何だったのか。現地で取材した。

フリーライター 重森 大

フリーライター 重森 大

メインの活動フィールドはエンタープライズ向けITだが、ケータイからADCまでネットワークにつながるものならなんでも好きなITライター。現場を見ることにこだわり、毎年100件近い導入事例取材を行ってきた。地方創生の機運とともにITを使って地方を元気にするための活動を実践、これまでの人脈をたどって各地への取材を敢行中。モットーは、自分のアシで現場に行き、相手のフィールドで話を聞くこと。相棒はアメリカンなキャンピングカー。

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中央の女性が、NPO法人コラボりん湖西の神谷 尚世氏

“ハマイチ”をもっと魅力あるものにするために

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 NPO法人コラボりん湖西が主催し、オープンデータ浜名湖との共催で開かれた「浜名湖ロードバイク アイディアソン」。その背景にはもちろん、近年のロードバイクブームがある。

「ロードバイクで浜名湖を一周するツーリングは“ハマイチ”として親しまれ、遠方からもサイクリストが足を運んでくださるんです。その魅力を高めるために何ができるのか、それを考えるのが今回のアイディアソンです」(NPO法人コラボりん湖西 神谷 尚世氏)

 浜名湖ロードバイクアイディアソンの目的は、ロードバイクで浜名湖を周遊する際に「あったらうれしい」施設やお店、サービスなどを考えること。

 このご時世なので、サービスにはスマートフォンアプリなどももちろん含まれるが、使いやすいサイクルラックやグッズなどを含め、もっと広い視点でサイクリストに魅力を訴える手法を模索する。

 参加者は15名程度ながらも多彩なメンバーが揃う。地元で非営利活動を行う方々、趣味でロードバイクを走らせるサイクリスト、地元IT企業に勤める方、そしてサイクルショップの経営者。グッズやラックを実際にカタチにしていくために欠かせない、板金や溶接技術を持つ製造業からも数名が参加していた。

 アイディアソンは、業種が偏らないように2つのチームに分けられ、それぞれにアイディアを出し合った。この日の課題は次の3つだ。

  1. ロードバイク×浜名湖周遊自転車道を楽しむための新サービス
  2. 1で考案されたサービスの中から、スマートフォンで実現できるものを掘り下げて考える
  3. “ハマイチ”ならではの魅力と使いやすさを兼ね備えたサイクルラックを考案する

 それぞれの課題についてブレストタイムが設けられ、その後に両チームからアイディアが発表される。発表後には「のっかりタイム」という時間が用意されており、相手チームの意見に対する改善意見を提案できる。サイクルショップ経営者や製造業関係者がいたことで、「こういう手法ならよりいいものにできる」など多くの改善案が飛び出していた。

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アイデアに対する積極的な改善提案も行われた

 いずれも、その日のアイディアだけですぐにカタチになる訳ではない。第2回、第3回とアイディアソンを重ねていくことで、より現実的なアイディアとして煮詰め、アプリやラック、サービスを実際に作り上げていくことを目標にしている。

 これからアイディアを煮詰めて実現していくということで、どのようなアイディアが出てきたのかを明かせないのが残念だが、実際のユーザー、IT関係者、製造業関係者が集っていたこともあり、かなり現実的な技術に基づいた議論が交わされていた。

【次ページ】会場は「競艇場」!?

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