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  • 2015/11/26

IaaSやPaaSではなく「Container as a Service」 Dockerが打ち出す新機軸

Docker社はスペインのバルセロナでイベント「DockerCon Europe 2015」を開催。2日目の基調講演で、同社はコンテナを用いた開発からデプロイ、運用までのアプリケーションライフサイクル全体を、クラウドとオンプレミスの両方において支援する「Container as a Service」の提供を打ち出しました。

Publickey 新野淳一

Publickey 新野淳一

ITジャーナリスト/Publickeyブロガー。大学でUNIXを学び、株式会社アスキーに入社。データベースのテクニカルサポート、月刊アスキーNT編集部 副編集長などを経て1998年退社、フリーランスライターに。2000年、株式会社アットマーク・アイティ設立に参画、オンラインメディア部門の役員として2007年にIPOを実現、2008年に退社。再びフリーランスとして独立し、2009年にブログメディアPublickeyを開始。現在に至る。

コンテナの大規模展開にはContainer as a Serviceが適切だ

 Docker CEO、Ben Golub氏。

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 これまで私たちは、Dockerをよりスケーラブルな環境で使おうとする場面での多くの誤りを見て、それらから学んできた。

 例えば、複雑な手順をカスタムスクリプトで解決しようとしたが、ほとんどスケールしなかった。また、デベロッパーを特定の環境に固定しようとしても上手くいかず、多くの顧客が大規模なIaaSやPaaSでの取り組みに時間を費やすのも見てきたが、うまくいかないようだった。

 大事なのは、開発者が多数のコンテナをサーバにデプロイするようになり、さらにそれを頻繁にアップデートするようになると、開発者は運用について気にするようになり、一方で運用者はアプリケーションがどのように開発されるのか、アプリケーションのライフサイクルを気にするようになる、ということだ。全体(エンド・ツー・エンド)の重要性が高まるのだ。

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 さらにコンテナの展開が進むと、コンテナ単体のポータビリティよりもオーケストレーションや運用管理やネットワーキングのポータビリティの重要性に注目するようになる。

 こうして多くのお客様の話を聞いていくと、純粋なIaaSモデルやPaaSモデルよりも、われわれがCaaS(Container as a Service)と呼ぶモデルの方が、コンテナの展開にとって適切だと考えるようになった。

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 そしてそれぞれの機能は開発者や運用者にとってセルフサービスであるべきで、アプリケーションの稼働状況や運用管理はライフサイクルに渡ってクロスプラットフォームに対応しているべきだ。

 われわれはこれを机上の空論ではなく、現実のものにしようとしている。

【次ページ】 Dockerが買収したTutumとは何か?

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