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- 2025/05/30 掲載
建設DXとは?鹿島・大林・中小2社など最新事例5選、全然進まない「3原因」も徹底解説(2/2)
大林組が開発した「4D施工管理支援システム」は、BIMによる3Dモデルに、地形データやクレーンの位置、作業員の稼働状況などをリアルタイムで反映させることで、デジタル空間上に現場の状況を再現する先進的な施工管理ツールです。

このシステムは、北海道北広島市で建設された「エスコンフィールドHOKKAIDO」の新築工事において実証実験が行われました。このシステムの導入により、現場の稼働状況を一元的に「見える化」し、遠隔からの状況確認や情報収集が可能となりました。
具体的には、クレーンに無線情報収集システムを搭載し、GNSS(全地球測位衛星システム)による位置や方位、ブームや旋回の角度、つり荷重などの稼働状況をリアルタイムで取得しています。これらのデータは、BIMデータ上の設計情報と照合することで、鉄骨部材の取り付け時期を推測し、出来高の算出や施工計画のシミュレーションなど、管理業務の効率化に活用されています。
さらに、入退場システムと連携させることで、作業班ごとのリアルタイムな作業員数の把握や、作業効率のデータ化が可能となり、労務調整や作業工程の見直しに役立てられています。
3、鹿島建設:AI配筋検査端末
AIを活用した配筋検査システムなどを導入し、検査業務の効率化と品質確保を実現する、といった事例も今後増えていくことが考えられます。配筋検査システムとしてはたとえば、三菱電機エンジニアリングが提供するAI配筋検査端末「Field Bar FB-200」を導入した鹿島建設の事例が挙げられます。
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