記事 製造業IT CASEで一気に増えた「車載カメラ」、ハッキングされる危険性は? 2019/06/25 画像認識や音声認識の分野でディープラーニングの活用は確実に進んでいる。顕著なのは製造業や自動車業界で、特にCASE時代の自動運転やADAS(高度安全運転支援システム)機能において、画像認識の応用範囲が広がりつつある。必然的にカメラを多数搭載する自動車が増えており、各種制御を担っている。これらの車載カメラのセキュリティについて考えてみたい。
記事 製造業IT 【図解】LEDとは何か?点灯させる原理と方法 2019/06/24 LEDとは、Light Emitting Diode(発光ダイオード)の頭文字で、ダイオードは一方向に電流を流して、逆の向きには電流を流さない電子部品のことです。
記事 3Dプリンタ・プリンタ・複合機 伊福精密 社長を直撃、3D金属プリンタで「金型レス」にいち早く取り組んだ理由 2019/06/21 3D金属プリンタなどを積極的に活用し「金属加工の駆け込み寺」「基礎加工技術と金属プリンタのワンストップサービス」を目指す取り組みを進めている伊福精密。同社は、ワイヤーカット加工、型彫放電加工、NC細穴放電加工、マシニングセンタ、切削加工機などを用い、さまざまな材料での精密加工、金型部品加工を主たる業務としています。高度な切削加工技術や3D金属プリンタを用いて、「金型レス」のものづくりでどのように顧客の課題解決をしているのか。伊福元彦 社長に直接お聞きしました。
記事 製造業IT エッジAIとは何か? なぜクラウドではなく「現場近く」でのAI活用が必要なのか 2019/06/17 現場に近いデバイス(エッジデバイス)に人工知能(AI)の学習モデルを実装し、異常判定を下したり、予兆保全を行ったりする「エッジAI」が注目を浴びている。最近ではさらに一歩進んで、エッジ側で学習モデルから予測までの処理が完結できるソリューションも登場してきた。なぜクラウドではなく、エッジで処理する必要があるのか。従来からあるクラウドAIとエッジAIの違いは何か。
記事 製造業IT 免許返納進まぬ「高齢ドライバー」、実は「人間の尊厳」の問題だ 2019/06/11 高齢ドライバーの事故や逆走などの危険運転が連日のように報道されている。高齢ドライバーの事故を防ぐには、単に彼らを「危険なドライバー」だと決めつけ、免許を“返納してもらう”だけでは解決しない。そこには「高齢化社会」という社会課題の解決のための視点が不可欠だ。そこで、課題解決のアプローチとして「制度改革」と「新たなモビリティ構築」という2つの方向性を提言したい。
記事 リーダーシップ 思考が浅く行動が遅いのんきな日本人、グーグルで感じた日本企業の課題 2019/06/10 元グーグル日本法人代表 辻野晃一郎氏へのインタビュー。前回・前々回では未来学者ジョージ・ギルダー氏が著した『グーグルが消える日 Life after Google』を基に、グーグルが世界を席巻した理由やグーグルよりさらに先の時代の見通しを聞いた。では、これからテクノロジーが紡ぎ出す時代において、日本企業はどう戦っていけばよいのか。22年間在籍したソニーとグーグルとの比較も交えながら語ってくれた。
記事 コンテンツ・エンタメ・文化芸能・スポーツ 世界2位の総合メディア企業が「ホームセキュリティ」に参入したワケ 2019/06/07 全世界で2番目の売り上げと5番目の加入者数を誇るメディアコングロマリットのコムキャスト。同社は米NBC、米MSNBCなどのテレビネットワーク、ユニバーサル映画などを傘下に抱える。そのコムキャストは「Xfinityホーム」というホームセキュリティに特化した部門を設立し、米国では最大規模のホームセキュリティプロバイダーの一角となっている。なぜコムキャストは、ホームセキュリティビジネスに参入したのだろうか。
記事 デジタルマーケティング・マーケティングオートメーション・O2O 「V字回復へ手応え」、老舗アパレルが“業界最速”で意思決定できるワケ 2019/06/06 老舗アパレル企業である三陽商会では、バリューチェーン全体における顧客・購買データの一元管理やAI活用により、実際に店頭販売と企画MD(マーチャンダイジング)の領域でデジタルトランスフォーメーション(DX)の効果を上げている。前編に引き続き、DX推進のトップである経営統轄本部 副本部長 兼 デジタル戦略本部長 兼 経営戦略部長 執行役員の慎 正宗氏に、DX推進を成功に導くための社内改革の取り組みを聞いた。今回は後編だ 。
記事 プロジェクト管理・ワークフロー管理 ファクトリーIoTの導入、そのPoCが問題かも? 3つのケース別に解説 2019/06/06 我々SIerも場数を踏んで勘が働くようになり、本格導入にたどり着きにくいタイプのPoCをだんだん回避するようになってきました。その結果、PoCから本格導入に進む確度を高める一方で、せっかくお客さまからご相談されても、机上検討の過程で打ち切るケースも増えており、これはこれで健全な姿だと思っています。そこで今回はPoCを有効なものとするための考え方を述べます。
記事 製造業IT トヨタ、小田急電鉄、JapanTaxiが“本気”の「MaaS」、三者三様のアプローチ 2019/05/28 我々の日常生活を大きく変える可能性を持つ「MaaS(Mobility as a Service)」。さまざまな乗り物とサービスがつながり、人の移動の最適化が図られる。現在、交通事業者を中心に多くの企業がMaaS提供体制の構築に取り組んでいる。その最先端を走るトヨタ自動車、小田急電鉄、JapanTaxiの3社が、共通の課題や今後の普及に向けたポイントなどを徹底議論した。
記事 製造業IT 「冗談だと思ったら本気だった」、ANAが日本初の「樹脂製車いす」を開発した意外な理由 2019/05/24 東京オリンピック/パラリンピックの開催を1年後に控えた現在、大会開催の準備が急ピッチで進んでいる。開催期間中、海外からはもちろんのこと、日本各地からも多くの人が東京を訪れることが予想される。全日本空輸は(ANA)はこれを機に、車いす利用者のサービス向上の一環として、以前から不満の多かった保安検査時の接触検査を減らす取り組みに着手。松永製作所と共同で金属探知ゲートに反応しない樹脂製の車いすを開発した。誕生までのあゆみを、両社に聞いた。
記事 製造業IT サイバーセキュリティ憲章とは何か、IBM・シーメンスの「GAFA対抗策」を解説 2019/05/22 本連載では、ITトレンドから毎回ホットなキーワードを取り上げ、その最新動向とともに筆者なりのインサイト(洞察)や見解を述べたい。第15回に取り上げるキーワードは「企業のサイバーセキュリティ対策」。その世界的な取り組みである「Charter of Trust(信頼性憲章)」をめぐる活動について考察したい。
記事 イノベーション 元グーグル日本代表 辻野晃一郎氏に聞く、「グーグルが消える日」 2019/05/17 GAFAの一角にして、オンライン世界でひときわ大きな存在感を放つグーグル。その世界が終焉する理由、そして出現する新勢力について説いた『グーグルが消える日 Life after Google』が5月18日に刊行される。本書籍を基に、かつてソニーからグーグルに移り、日本法人の代表取締役社長を務めた辻野 晃一郎氏に、グーグルが築き上げた世界と、その弱点について話を聞いた。
記事 IoT・M2M 東京大学 越塚登教授が語る、「データ駆動型社会」を実現するための3つのポイント 2019/05/17 5回にわたってお届けしてきた一般社団法人インダストリアル・バリューチェーン・イニシアティブ(IVI)主催イベントの講演レポート。最終回となる今回は、東京大学 教授でユビキタス情報社会基盤センター長の越塚登氏による「製造プラットフォームオープン連携事業」についての講演、ならびに本事業に参加した企業(DMG森精機、ファナック、三菱電機、日立製作所など)によるパネルディスカッションの内容を取り上げます。
記事 プロジェクト管理・ワークフロー管理 内訳まで詳解、なぜPoCから本格導入されたのは「たった4%」だったのか 2019/05/16 事業の現場で起こっていることは、意外とささいな導入障壁の連続です。素晴らしいコンセプトの構想や企画が、ちょっとした事情で進まなくなり、実現にたどり着かずに終わったりします。IoT/ビッグデータ/AIの領域に身を置くシステムインテグレーターとして、筆者ならびに筆者の所属企業が最近関わった75件の経過を見ると、PoC(概念実証)を経て本格導入にたどり着いたものはわずか3件(4%)でした。初回はまず、これら75件を俯瞰(ふかん)するとともに、なぜこうなったのか、現場の導入障壁に向き合いながら考えてきたことを解説していきたいと思います。
記事 製造業IT 準天頂衛星「みちびき」で実現、工場工程間のリアルタイムデータ収集・活用術 2019/05/13 前回に引き続き、「IVIシンポジウム2019 -Spring- ~スマートシンキングが拓くものづくりの未来~」のレポートをお送りします。今回は、IVIの主要な活動である「業務シナリオワーキンググループ(WG)」と、そのWGの1つで、IVI発足当時から活動が継続している「拡張MESによる工場工程間のリアルタイムデータ収集・活用」WGの活動について、小島プレス工業の大島啓輔氏の講演を紹介します。
記事 IoT・M2M 製造業のデータ流通「CIOF」とは? 4つのフェーズで「つなぐ」を実現する--IVI 西岡氏 2019/05/09 現在、大小さまざまな企業がデジタルの力を活用したスマートなものづくりに取り組んでいるのではないでしょうか。ではこうした取り組みはどう進めていけばいいのでしょうか。今回はこうした取り組みを考えるうえで参考になるIVI 西岡 靖之理事長(法政大学 教授)の講演、 「IVIシンポジウム2019 -Spring- ~スマート・シンキングが拓くものづくりの未来~」を紹介します。西岡理事長は「スマート・シンキング」という考え方、デジタル化実装手法「IVIM(Industrial Value Chain Implementation Method)」、製造業のデータ流通のためのフレームワーク「CIOF(Connected Industries Open Framework )」などについて解説しました。
記事 製造業IT 波乱含みの自動車「生産」市場の動向、米欧中の規制はどんな影響を及ぼすのか 2019/05/08 自動車のグローバル市場を生産の面から見ると、2018年は多くの問題が明るみに出た年だった。「2019年はこの逆風を乗り切る“試練の年”になる」との見通しを示すのはIHS Markitで、ライトビークル(一般乗用車やSUV、ライトトラックを含めた広義の自動車)の生産予測を担当するマーク・フルソープ氏だ。生産視点からみた自動車のグローバル市場について、米国の「通商拡大法第232条」、英国の「Brexit」、中国の「国6a/b」、「CASE(Connected、Autonomous、Shared、Electric)」などによる影響について見解を聞いた。
記事 ロボティクス・ドローン タイムリミットは2025?「第3次ロボットブーム」が終わる前に何をするべきか 2019/04/25 現在は、第三次ロボットブームと呼ばれる。現実にコミュニケーションロボットや産業用ロボットなど、さまざまなロボットが登場してメディアをにぎわせ、企業への導入もすすんでいる。だが、分野によっては明暗も分かれつつある。果たして、現在のブームはこのまま続くのか。あるいは終焉を迎えるのか。ビジネス+ITで連載を持つサイエンスライター 森山 和道氏とアスラテック事業開発部部長・羽田 卓生氏が、参加者も巻き込みながらロボットの現在、そして未来を語り合った。
記事 製造業IT 自動車販売「CASE」で140万台減、中国市場も急減速した業界のゆくえ 2019/04/25 世界経済の成長は、ここにきてやや落ち着きを見せている。世界の実質GDP成長率を見ると、2018年の3.2%から、2019年~2021年には2.8%に減速する見込みだ。世界経済の大きな原動力になっている自動車産業は今後、どう進展していくのだろうか。IHS Markitで自動車関係に特化したリサーチやコンサルティングを行うHenner Lehne氏に、消費者側の需要の観点から自動車の世界的なニーズや短・中長期的の見通しなどを聞いた。
記事 製造業IT 独ハノーバーメッセ2019で見えた、押さえておきたい4つのポイント 2019/04/24 インダストリー4.0による産業革命をテーマに、出展企業6,500社、来場者は75ヶ国・21万5千人という、世界最大規模の産業見本市「Hannover Messe(ハノーバーメッセ)」がドイツで開催されました。すでに多くの方が同イベントのレポートなどを発信されていると思いますが、筆者はここ数年の変化から今年のハノーバーメッセ2019を読み解いていきます。
記事 環境対応 元 堀場製作所北京 駐在員が語る「PM2.5でかすんだ街」はどう変わったのか 2019/04/23 大気汚染や水質などの環境問題が社会課題となっている中国で、売上を伸ばしている会社がある。京都に本社を置く分析・計測機器メーカー・堀場製作所だ。堀場(中国)貿易有限公司北京分公司の前 総経理(=所長)で、現在東京セールスオフィスに勤務する林奨氏に、同社の中国での歩みと環境問題の今を聞いた。
記事 製造業IT 世界経済フォーラム(WEF) 須賀千鶴センター長が語る「デジタル経済」の世界トレンド 2019/04/17 デジタルによる「第4次産業革命」が世界的に進展しています。そこで流通しているのが「データ」ですが、このデータをどう管理するのかは非常に難解な問題でしょう。世界経済フォーラム(WEF) 第四次産業革命日本センター 須賀千鶴センター長は、米国型のGAFAモデルでもなく、欧州のGDPRでもなく、中国の国家主導型でもない「第4の選択」の重要性を訴えました。
記事 ロボティクス・ドローン 5G×自動運転で何ができる?V2Xの具体的ユースケースで占う未来 2019/04/16 総務省が5G(第5世代移動体通信システム)用にNTTドコモ、KDDIと沖縄セルラー電話、ソフトバンク、楽天モバイルに電波帯域を割り当て、2020年内に商用通信サービスを開始する見通しとなった。さらに一般向けには2023年頃の導入が見込まれている。5Gが導入されることにより、自動運転はどう変化するのか、さらに新しいユースケースの可能性は考えられるのか。
記事 ロボティクス・ドローン チーフ「ロボット」オフィサー(CRO)が企業に不可欠になってきた事情 2019/04/10 ロボティクス、AIなどが業務に導入されるにしたがって、CRO(Chief Robotics Officer)というポジションを設置する企業が増えてきた。CROは業務のオートメーション化全般に責任を持つ一方、オートメーションに必要な資金管理も担当する。つまり、どの業務にどのようなロボットやAIを導入し、それをどう使いこなすのかもCROの裁量に関わる。米国ではCROサミットという会議も開かれており、CROのさまざまな課題や今後が熱心に議論されている。
記事 製造業IT ガラパゴス化する日産、グローバル化するトヨタ 2019/04/09 日産自動車のガバナンスについて検討してきた「ガバナンス改善特別委員会」が、カルロス・ゴーン前会長の辞任以来、空席が続いていた会長職を廃止するよう提言する報告書をまとめた。権限集中による不正行為を防ぐためというのがその理由だが、「会長がルノーから派遣されることを避けたい」という意図があることは明白である。資本構成の見直しを行わず、名目上の役職だけを変えるというのは、典型的な日本型企業のやり方といって良いだろう。
記事 クラウド デルが「実はシャドーITはデジタル化をけん引している」と主張する根拠 2019/04/09 「シャドーIT(事業部門がIT部門に断りなしにIT予算を自ら獲得しIT化に取り組むこと)がデジタル化を推進する」。米デルテクノロジーズの日本法人がこのほど実施した日本の中堅・中小企業(SMB)におけるIT投資動向調査から、こんなIT活用の実態が見えてきたという。背景には、1000人以下のSMBにIT人材確保の難しさがある一方、利用部門のITスキルの高い人材がデジタル活用へと動き始めたことがある。セキュリティなどのリスクが高まる危険性があるシャドーITが、デジタルを推進するのは皮肉にも思える。そのシャドーITの予算がクラウドや仮想化、デジタル化をけん引し、年率40%で増加している。デルの調査から、IT化に取り組むSMBの姿が見えてきた。
記事 製造業IT 【半導体市場レポート】米中対立の影響が「今後もずっと続く」ワケ 2019/04/08 米中の貿易戦争が深刻化しています。関税の問題はいずれ収斂する可能性が高いですが、米中のテクノロジー戦争は軍事にも関わるため、今後、長期にわたって対立が続いていくとみています。ここでは米中対立のゆくえが、半導体をはじめとしたエレクトロニクス産業に与える影響について、IHSマークイットの調査結果に基づいて解説していきます。
記事 製造業IT 岡田淳弁護士が語る「知財・データ戦略とプラットフォーム活用」 2019/04/08 今、データ活用を巡って、ルールを整備する動きが活発化しています。個人情報やプライバシー情報など、保護するべきものは適切なルールで規制する一方で、利活用のために規制緩和をする動きも進展しています。こうしたデジタル戦略において欠かせない知財・データを巡る状況について、一般社団法人インダストリアル・バリューチェーン・イニシアティブ主催「IVIシンポジウム2019 -Spring-」で講演した岡田淳弁護士の講演の模様をお伝えします。
記事 製造業IT 日欧が合意の自動ブレーキ「義務化」、高齢ドライバーのサイフは狙えるか? 2019/04/04 「ぶつからないクルマ」のキャッチコピーで認知度を高め、ユーザーの関心を集めることに成功した衝突被害軽減ブレーキは、その他の機能も含めた自動ブレーキとして搭載車両を拡大させている。さらに、日欧の自動車市場で販売されるクルマに自動ブレーキの装着が“義務化”されることになった。これにより、運転支援システムの普及はさらに進むことになるのか。それによって社会はどう変わっていくのか。日本の自動車業界がまた経済を活性化できるきっかけになるかもしれない。