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- 2023/04/12 掲載
アマゾン超え? 大都市で「ドローン配送」を実現、デリバリー企業「渾身の技術」が凄い
2023年内に正式営業見込みの美団「ドローン配送」
中国のフードデリバリー企業「美団」(メイトワン)は、深セン市でドローンによる飲食品などの配送を行っている。2020年1月に最初の試験飛行を行い、その後は実際の注文を受けながら試験営業を続けていた。そして2023年2月、中国民間航空局は美団の低空物流ソリューションに対して、運転承認書と営業許可証を発行した。年内にも正式営業に移行すると見られている。
すでに5つのショッピングモールと18のオフィスビル、マンションを結ぶ固定路線が設定され、2万世帯に相当するオフィスワーカー、住民にサービスを提供している。配送する商品は、飲食品だけでなく、化粧品、日用品、電子製品など2万種類が対象。いよいよ本格的なドローン配送時代が始まる。
ドローンによる配送は、もはや珍しいものではなくなっている。日本でも離島や山間部での実証実験が行われ、その他の国でも人口非密集地域での配送に利用が始まっている。
しかし、美団のドローン配送は、これらと大きく違うところがある。それは深センという大都会でドローン配送を実現したことだ。万が一、墜落をした場合、人的被害を与えるだけでなく、高架道路に墜落などすれば甚大な交通事故を起こすことにもなりかねない。美団は都市部でのドローン配送を実現するため、これまでさまざまな安全テクノロジーを開発してきた。
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