- 2026/01/26 掲載
【あなたは解ける?】頭のいい人は瞬殺「答えのない問題」、GAFAも重視する“思考力”(2/3)
【解説】頭のいい人は“こう考える”
まずポイントとなるのは、「市場規模」を構成要素に分解してみることです。最初に考えるべきは、「日本にいる男性の中で、コスメに興味がある人はどのくらいいるのか」です。日本の成人人口を仮に1億人とすると、その約半分、5000万人が男性だとざっくり設定します。
次に、その中でコスメに興味を持つ男性の割合を考えます。明確な調査データがあればそれを使うのがベストですが、何もない場合は、ご自身の経験則から推論して構いません。
たとえば、自分の周りにいる父親世代から若い世代まで含めた男性10人を思い浮かべたとき、「だいたい5人に1人、つまり20%くらいは美容や清潔感に興味があるな」と仮説を立てます。すると、5000万人の20%で、1000万人が「コスメに興味を持つ男性」だと推定できます。
もちろん、自分の周りの10人がたまたま美意識の高い集団であれば、その割合を調整する必要がありますが、まずは手持ちの情報から仮説を立ててみることが第一歩です。
さらに、興味を持っている人すべてが実際に商品を買うわけではありません。興味がある人のうち、実際に購入に至るのは半分(50%)くらいではないか、と仮定してみましょう。そうすると、1000万人の半分、500万人が実際の購入者となります。
市場規模は年間の総額ですから、この500万人が「1年間にいくらの商品を何回買うか」を計算します。
ここでも自分の感覚で考えてみます。「男性は女性ほど数万円もする化粧品には手を出さないだろう。1回あたり2,000円くらいの商品を、年に3回買うのではないか」と設定します。すると、1人あたりの年間購入額は6,000円です。
最後に、購入者数と年間購入額を掛け合わせます。
これが、私たちが仮説に基づいて算出した男性向けコスメの市場規模です。
もちろん、業界の調査データなどを見れば、より正確な数字は出てくるでしょう。しかし、まずは自分の頭でこのようにイメージして考える訓練をすることで、答えのない問題に立ち向かう「地頭力」が養われるのです。
【抽象化思考ドリル】カメレオンとSNSに共通する特徴は?
次に、共通点や成功法則をつかむ練習となる「抽象化思考」を鍛える問題に挑戦してみましょう。あなたは大手IT企業の新規事業部員です。ある日、事業部長が「新しいSNSを作りたい。SNSとカメレオンは似ている。カメレオンSNSを作ろう」というコンセプトを打ち出しました。上司は「君なりに共通点を3つ考えてみて」と言っています。カメレオンとSNSの共通点を3つ考えてみましょう。
一見すると、カメレオンとSNSには何の結びつきもないように思えます。このような時は、まずそれぞれの特徴を思いつく限り書き出してみることから始めます。 【次ページ】【解説】頭のいい人は“こう考える”
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