- 2026/09/08 07:10 掲載
消えた「タピオカブーム」…なぜゴンチャだけが店舗数4倍?“1人勝ち”できたワケ
経済、不動産分野のライター。小売・飲食を中心とした企業分析記事や、都市開発、不動産市況に関する記事を手がける。理系の会社員だったが、ライター業に専念するため独立した。趣味で簿記・ファイナンシャルプランナーの資格を取得する。
なぜ日本人は「タピオカ」に3度も熱狂したのか?
日本における第1次タピオカブームは1992年ごろで、当時は白いタピオカを使ったスイーツ「タピオカココナッツミルク」が流行った。この流行は輸入食品店や、エスニック料理店を通じて広がったとされる。第2次ブームは2000年代初頭から2008年にかけて断続的に発生し、「パールレディ」などの専門店がきっかけでタピオカドリンクが普及した。コンビニ向け商品も開発され、タピオカの認知度向上につながった。
そして2018年から第3次ブームが発生した。SNSがきっかけとなり、タピオカドリンクの写真や、自分が飲んでいる写真をSNSに投稿し「映え」を狙う行動が若い女性を中心に広がった。人気店では、店のロゴを背景に写しながら飲料の写真を撮る人が相次いだ。
こうした熱狂にあやかろうと、飲食事業者からの参入が相次ぎ、繁華街ではタピオカ専門店が至る所に見られるようになった。
飲料だけなので調理には手間がかからない。また、テイクアウト客が多いため飲食スペースは最小限で済み、参入ハードルが低いことが事業者側の“出店ブーム”へとつながった。また、専門店ではないキッチンカーやカフェでもドリンクメニューの1つにタピオカドリンクを加えるなど、過去2度のブームを上回る流行を見せた。 【次ページ】タピオカ専門店の敗因は「あの客層」を取り込めなかったから?
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