- 2026/10/23 07:10 掲載
4年で年商151億→430億円…茨城発「山岡家」、なぜ北海道でソウルフードに?(3/3)
「47都道府県出店」を目指す山岡家、東京23区に再チャレンジも?
山岡家の関東の拠点は東京ではなく、茨城だ。「つくば市のある茨城県は創業の地であり、日本のほぼ中心にあり全国どこにでも進出しやすいエリアで、ここから全国に向けて挑戦しようと拠点をこの地にした経緯があります。余談ですが、北海道と茨城は似ているんですよ。自然があって道路や土地も広いし、住みやすくて農業も盛ん。車社会なのも一緒ですね」(渡部氏)
北海道に大きく店舗網を広げた山岡家。だが北海道は主要エリアには出店済みで出店余地も少ないと見ており、だからこそ「47都道府県出店」を目指して全国展開を進める。
「まだお店が少ない西日本エリアを重点的に広げています。一部では行列ができ、お客さまを待たせているお店もあります。機会損失にならないよう、その店舗の近隣にも出店先を探し、ドミナント戦略を進めていきます」(渡部氏)
なお、最近山岡家が進出して好調なのは豚骨ラーメンのある「福岡」、また讃岐うどんが強い「高松」だという。既存の麺文化が強い地域でも支持を得ている。
「YouTubeなどを通じて、全国的な知名度が高まったのが人気の理由だと思います。ついに待望の山岡家がやってきたと」(渡部氏)
このように全国に広がる山岡家は、過去、東京23区内にも3店舗出店したことがある。
「いま当社はロードサイド主体で幅広い客層の方に来ていただける出店を目指しています。都内はどうしても客席数や駐車場、家賃など当社の出店スタイルに合う物件がなかなか見つからないのが現状です」(渡部氏)
東京都では青梅市と瑞穂町に店があり、7月25日に武蔵村山市へ出店した。まだまだ東京の中心からは遠いが、少しずつ近づいている。
「当社の出店条件に見合ったいい物件があれば東京23区内にもまたチャレンジしてみたいですね」(渡部氏)
そして丸千代山岡家の経営理念を掲げ、こう語る。
「『食を通じて、人と地域社会をつなぐ企業へ』の理念どおり、手作りにこだわり繰り返し食べたくなる『クセになる味』を追求した山岡家のラーメンを全国に届け、より多くの人にお店で食べてもらいたい。その思いを実現するために、直営店にこだわり出店を続けています」(渡部氏)
北海道で「信頼のブランド」としての地位を築いた濃厚豚骨の味は、今後、西日本各地の麺文化とどう交わっていくのか。山岡家の今後の展開にも注目したい。
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