• 2013/02/07 掲載

東芝、電力会社向けDRシステムの米Consert社を買収 スマートグリッド事業強化

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東芝は7日、デマンドレスポンス(需要応答、以下DR)向けソフトウェア開発および関連機器・サービスの提供を行う会社である米国コンサート社(Consert Inc.)を買収し、100%子会社化にしたと発表した。
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コンサート社のサービスをタブレット上で表示したところ
 コンサート社は、電力会社向けにデマンドレスポンス(DR)システムを提供する会社。電力会社は、同社のシステムを活用することで、消費者の快適さを損ねずに家庭内の電力消費の高い空調や温水ヒーターといった機器の遠隔制御を行い、ピーク時の負荷抑制を実現することが可能になる。

 米国では、電力供給の安定化のため、スマートメーターの普及と共に、ピークカットやピークシフトを実現するためにDRなどの最適な電力管理技術が求められている。同社は、すでに米国でのDRシステムの採用実績を持ち、さらに北米10ケ所でのDRに関するパイロット・プロジェクトも実施。今後は、全米での展開を計画しているという。

 東芝は、米国ではグループ会社であるランディス・ギア社を通じてスマートメーター事業を展開しており、スマートメーターに加え、通信からメーターデータ管理ソフトを含めたAMI(Advanced Metering Infrastructure:スマートメーター総合管理システム)としてのソリューションの提供を行っている。

 今回のコンサート社買収により、東芝の強みである配電自動化、グリッド監視制御システム(μEMS)、蓄電池(SCiB)などを含むスマートグリッド事業にDRソリューションを加えることで、電力の安定運用を図るためのソリューションをワンストップで提供することが可能になるという。

 東芝グループでは、グローバルにスマートグリッドをはじめ、街全体の水、ガス、交通、医療などの社会インフラの最適化を目的としたスマートコミュニティ事業により、2015年度に同事業の売上高9,000億円を目指している。

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