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- 2015/09/08 掲載
子供服通販サイト「KAJIN」が生んだ、ネットとリアルを融合した顧客サービス
中森勇人(なかもりゆうと)
経済ジャーナリスト・作家/ 三重県知事関東地区サポーター。1964年神戸生まれ。大手金属メーカーに勤務の傍らジャーナリストとして出版執筆を行う。独立後は関西商法の研究を重ね、新聞雑誌、TVなどで独自の意見を発信する。
著書に『SEとして生き抜くワザ』(日本能率協会)、『関西商魂』(SBクリエイティブ)、『選客商売』(TWJ)、心が折れそうなビジネスマンが読む本 (ソフトバンク新書)などがある。
TKC「戦略経営者」、日刊ゲンダイ(ビジネス面)、東京スポーツ(サラリーマン特集)などレギュラー連載多数。儲かるビジネスをテーマに全国で講演活動を展開中。近著は「アイデアは∞関西商法に学ぶ商売繁盛のヒント(TKC出版)。
公式サイト http://www002.upp.so-net.ne.jp/u_nakamori/
日本の子供はフォーマルな洋服を着ることが多い
林社長は、2001年に子供服の通販サイト「KAJIN」を立ち上げた。立ち上げ当初はフォーマル子供服を販売する会社は少なく、ネット販売も黎明期だった。林社長も、自身も、当時0歳と5歳の娘を育てるワーキングマザー。ピアノ発表会用のドレスを探すもカジュアルなものばかりで見つけることができなかったのだという。
起業した当時について、林社長は「仕事や子育てをしながらの起業ですから、不自由が多かったですね。仕入れのために渡米する際も主人に夏休みを取ってもらって子供の面倒を見てもらうなど。でも、今はその苦労を知っているからこそ経営者として一緒に働いている“母親”たち力になれると考えています」と振り返る。
【次ページ】スタッフのアイディアから生まれたネットとリアルの融合
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