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2017年10月30日

「イノベーションを担え」、CIOに必要なデジタル化時代のリーダーシップとは

KPMGコンサルティングがこのほど発表した「Harvey Nash/KPMG 2017年度CIO調査」は2016年12月〜2017年4月にかけて、世界86カ国、4,498名のCIO(最高情報責任者)やテクノロジーリーダーを対象にしたものだ。予測のつかない変化の中で、ITリーダーたちが直面している課題やチャンスをどのように捉え、自社組織が躍進するための原動力になっているのかを分析している。

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CIOはビジネス環境の変化に対応できているのか

(© wladimir1804 – Fotolia)


CIOが「ビジネス環境」へ対応するためにしたこと

 政治やビジネス、経済環境の先行きが不透明感を増していることを背景に、約3分の2(64%)のITリーダーたちが、「自社のテクノロジー戦略や計画の変更を余儀なくされている」と回答した(図1)。

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図1:自社のテクノロジー戦略や計画の変更を余儀なくされたCIOの割合



 そのうちの半数以上(52%)が、予期せぬ事態に備えて変更したテクノロジー計画について「機動性に優れたテクノロジープラットフォームの構築」を挙げた。これらの結果から、ITリーダーは変化するビジネス環境への対応と自社組織の変革を進めていることがうかがえる。(図2)。

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図2:不確実性の高い環境に適応するために変更したテクノロジー計画



デジタル化への取り組みは全社レベルへ

 デジタル化への取り組みについては、「全社的なデジタル戦略を整備している」組織の割合が41%と、過去2年間で52%増加した(2015年調査は27%)。これに対し、デジタル戦略の範囲が「事業ごとに戦略がある」と回答したITリーダーは22%にとどまっている。先の読めない時代において、デジタル化の取り組みが全社レベルのものへ進化していることがうかがえるとしている(図3)。

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図3:デジタル化への取り組み状況



85%のITリーダーが経営会議に出席する理由

 組織のデジタル化推進の加速を受けて、CIOなどITリーダーの戦略への影響力も増してきている。回答者の10人中4人が、組織のデジタル戦略への取り組みにおいて主導的な役割を果たしていると回答した。

 さらに、71%の回答者が、「組織内の役割がますます戦略的になっている」と回答し、85%は過去1年間に経営会議や運営会議など、経営に関わる会議に出席したと答えている(図4)。

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図4:CIOの役割の変化と経営に関わる会議への出席



【次ページ】なぜデジタル化が進展しないのか

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