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  • 2022/03/29 掲載

「働かないおじさん」を生まないたった1つの方法、元凶は日本企業の評価制度にあった

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伸び悩む人は、なぜ伸び悩むのでしょうか。組織内の誤解や錯覚がどのように発生し、どうすれば解決できるか、その方法を明らかにする学問である「識学」には、「すべての人は成長する」という考え方が根底にあります。そのためには、個人差が生まれないように環境を整えたり、上司ガチャのようなことが起こらないような仕組みを徹底する必要があります。条件さえ整えば、あとは個人の力に発揮してもらう。そのための考え方です。昨今しばしば議論される「働かないおじさん」問題も、実は仕組みで解決できるのです。

識学 代表取締役社長 安藤 広大

識学 代表取締役社長 安藤 広大

1979年、大阪府生まれ。早稲田大学卒業後、株式会社NTTドコモを経て、ジェイコムホールディングス株式会社のジェイコム株式会社(現:ライク株式会社)で取締役営業副本部長などを歴任。 2013年、「識学」という考え方に出会い独立。識学講師として、数々の企業の業績アップに貢献。 2015年、識学を1日でも早く社会に広めるために株式会社識学を設立。 人と会社を成長させるマネジメント方法として、口コミで広がる。2019年、創業からわずか3年11カ月でマザーズ上場を果たす。2021年1月現在、約2000社の導入実績がある。 主な著書に『伸びる会社は「これ」をやらない!』(すばる舎)などがある。

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将来、「働かないおじさん」を生まない仕組みとは
(Photo/Getty Images)

本記事は『数値化の鬼 ── 「仕事ができる人」に共通する、たった1つの思考法』(ダイヤモンド社)を再構成したものです。


人はいつ、なぜ、「伸び悩む人」になるのか

 社会人1年目でも、転職して1年目でも、「入社してからずっとやる気のない人」は滅多にいません。みんな、やる気に満ち溢れて、ワクワクして入社してきます。

 今の会社の人たちを見回してみてください。40代や50代で社内でも何をやっているかわからない人がいるかもしれませんが、彼らだって同じです。

 成長することを信じていたのに、どこかでボタンが掛け違い、何かのタイミングで「伸び悩む人」になっていってしまったのです。

 これを、個人のやる気の問題にするのは簡単です。「自己責任だ」と言ってしまうのは誰にでもできる。

 しかし、識学を扱う私から見ると、どうも「仕組み」の問題に思えて仕方ないのです。いわゆる「働かないおじさん」問題も、「数値化」によって言い表すことができます。前回説明した「行動量」を無にしてしまうもの、その正体とはいったい何でしょうか。


「働かないおじさん」を生まない仕組みとは

 「働かないおじさん」を生まないためには、どうすればいいのでしょうか。個人の責任にするのではなく、仕組みとして解決できることを考えていきましょう。

 あなたなら、どのような制度を取り入れますか。ちょっと考えてみてください。

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「成長を諦めた人」「本気を出すことをしなくなった人」を生まない制度とは……
(Photo/Getty Images)

 「インセンティブ制度を取り入れる」という答えが思い浮かんだかもしれません。成果を出せば出すほど給料が上がるのであれば、全員やる気に満ち溢れるような気がします。

 しかし、インセンティブ制度は、非常に要注意な考えなのです。

【次ページ】インセンティブ制度に潜む、思わぬ落とし穴とは

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