記事 メガバンク・都銀 生成AIに「600億円」巨額投資──MUFGの戦略やガバナンス体制、育成計画を一挙公開 生成AIに「600億円」巨額投資──MUFGの戦略やガバナンス体制、育成計画を一挙公開 2025/10/30 「AI活用」が企業の命運を分ける今、メガバンクも変革の渦中にある。三菱UFJ銀行では、生成AIの実装がいよいよ実働フェーズに突入し、業務効率化はもちろん、組織文化や人材戦略にもメスが入り始めている。その変革をリードするのが、デジタル戦略統括部・谷川 綾氏だ。「変わらない」と言われてきた銀行組織で、どうAIを根づかせ、未来の金融を描くのか──現場と経営をつなぐキーパーソンが語る、“銀行×生成AI”のリアルを追う。
記事 デジタルバンク/ネオバンク/BaaS ドコモ・PayPay脅かす…「au経済圏」秘めたる実力、ローソン提携で覚醒する理由 ドコモ・PayPay脅かす…「au経済圏」秘めたる実力、ローソン提携で覚醒する理由 2025/10/14 19 スマホ決済やポイント競争が過熱する中、静かに勢力を拡大しているのがKDDIの「au経済圏」だ。通信を軸に、同社の銀行・保険・資産運用機能を束ねるauフィナンシャルグループは、預金残高4.8兆円、カード会員1,000万人超という規模に成長。そして今、その巨大ネットワークを覚醒させる“引き金”となりそうなのがローソンとの連携だ。それでは、ドコモやPayPayに追いつく鍵となるローソン提携の在り方とは…。
記事 デジタルバンク/ネオバンク/BaaS 「楽天に1歩出遅れた」──PayPay銀行田鎖社長が熱弁、逆転にかける“シナジー戦略” 「楽天に1歩出遅れた」──PayPay銀行田鎖社長が熱弁、逆転にかける“シナジー戦略” 2025/10/01 7 ネット銀行といえば楽天が圧倒的だったが、PayPay銀行が仕掛ける逆転劇がなかなか興味深い。田鎖社長も「1テンポ2テンポ遅れた」と認めているが、それでも諦めていない。PayPay銀行は、2025年4月にPayPayが子会社化しており、また、PayPay証券も2025年4月にPayPayが子会社化し、一通りの金融再編が完了している。PayPayグループの一体感が強まってきている中、金融の取り組みに関して、PayPay銀行の田鎖智人社長に話を聞いた。
記事 地銀 ふくおかFGが「DX銘柄に3度」選出の納得理由、地銀生き残りのカギ「内製化戦略」 ふくおかFGが「DX銘柄に3度」選出の納得理由、地銀生き残りのカギ「内製化戦略」 2025/09/29 人口減少や低金利環境が続く中、デジタル化の波に乗り遅れた地方の金融機関は淘汰の危機に直面している。こうした厳しい環境において、DXの推進は生き残りをかけた最重要課題となっているが、成功させている企業は多くない。こうした中、ふくおかフィナンシャルグループ(FFG)は「DX銘柄」を3回も獲得する快挙を成し遂げた。その成功を支えているのが、システム開発の「内製化」戦略だ。そこで今回、FFG DX推進本部 システムソリューション部 副部長の関谷 浩氏に、内製化戦略などでDX成功の秘訣について話を聞いた。
記事 デジタルバンク/ネオバンク/BaaS 元日銀・岩下氏語る、大手銀が「金融CX」軽視してきた「ある理由」…成功の大前提とは 元日銀・岩下氏語る、大手銀が「金融CX」軽視してきた「ある理由」…成功の大前提とは 2025/09/29 ビジネスにおけるCX向上が叫ばれる中、なぜ金融業界は他の業界と比べて苦戦しがちなのか。京都大学公共政策大学院教授で元日銀FinTechセンター長の岩下直行氏は、その根本原因は金融業界が置かれてきた「ある歴史的背景」にあると指摘する。日本の金融機関がデジタル化に出遅れた「悲しい理由」、そして金融CX成功の不可欠な「大前提」について岩下氏が徹底解説する。
記事 デジタルバンク/ネオバンク/BaaS 金融業界が進めるDXの現在地、4つの観点で評価する「進歩」と「停滞」のポイント 金融業界が進めるDXの現在地、4つの観点で評価する「進歩」と「停滞」のポイント 2025/09/18 金融業界では、デジタル化の波が顧客接点からバックオフィス、システム刷新、ガバナンス対応に至るまで広がっている。しかし、「紙とハンコが残る」「非対面なのにUXが悪い」「レガシーが重すぎて動けない」といった課題も根強く残っている。こうした金融業界の実態と解決の道筋、今後の展望について、FinTech Journalでは学術、テクノロジー、業界団体、実務の専門家と金融各社のエグゼクティブが一堂に集う「エグゼクティブラウンドテーブル」を開催。そこで展開された熱い議論の様子をレポートする。
記事 デジタルバンク/ネオバンク/BaaS 池田泉州HDがデジタルバンクで拓く「中小企業向け金融」、メガバン挑戦への一手とは? 池田泉州HDがデジタルバンクで拓く「中小企業向け金融」、メガバン挑戦への一手とは? 2025/09/16 7 2025年7月、池田泉州HDが立ち上げた新銀行「01Bank」(ゼロワンバンク)が注目を浴びている。従来の財務諸表や担保に頼らず、ECやクラウドの実績データを活用して“事業性評価融資”を実現。メガバンクが展開する「Trunk」が効率化と低コストを武器にするのに対し、01Bankは成長ポテンシャルに賭ける異色の挑戦だ。地銀発のデジタル専業銀行は、中小企業金融の勢力図を塗り替えるのか。
記事 デジタルバンク/ネオバンク/BaaS 百貨店「高島屋」の金融事業が無双中? 銀行・証券より…富裕層に選ばれやすいワケ 百貨店「高島屋」の金融事業が無双中? 銀行・証券より…富裕層に選ばれやすいワケ 2025/09/12 32 百貨店業界の老舗である高島屋が今、金融事業の分野で急成長を遂げている。店舗内のFP(ファイナンシャルプランナー)相談窓口の設置や、独自のネオバンク展開、さらに富裕層向け資産運用サービスの強化など、その取り組みは既存の銀行・証券会社をも凌駕する勢いだ。特に、長年にわたり、“百貨店”として築き上げてきた外商ネットワークと豊富な顧客基盤を武器に、富裕層獲得の領域では他の金融機関を上回るポテンシャルを秘めている。今や、単なる「百貨店の金融サービス」という枠を超え、無視できない存在となった高島屋の金融事業の全貌と成長のカギに迫る。
記事 生命保険 政府は保険業界をどう動かす? 金融庁「保険モニタリングレポート」の全貌 政府は保険業界をどう動かす? 金融庁「保険モニタリングレポート」の全貌 2025/09/11 7 保険金不正請求や代理店の不祥事が相次ぎ、揺れる保険業界。金融庁は2025年版「保険モニタリングレポート」を公表し、生命保険・損害保険の現状と課題を一気に整理しました。金利上昇や自然災害リスク、外貨建て保険の販売苦情など、業界を覆う課題は山積みです。当局はなぜこのタイミングで監督強化を打ち出したのか──業界の未来を左右する問題意識を読み解きます。
記事 デジタルバンク/ネオバンク/BaaS ネオバンク「Chime(チャイム)」とは? メガバンクも震える「銀行業界革命」の仕組み ネオバンク「Chime(チャイム)」とは? メガバンクも震える「銀行業界革命」の仕組み 2025/09/09 9 「隠れた手数料」を完全廃止し、従来の銀行業界に革命を起こしたChime Financial(チャイム・フィナンシャル)が注目を集めている。月額手数料も最低残高要件も無しという、従来の銀行では考えられないサービスで多くのユーザーを虜にしているが、実はその裏には巧妙な収益モデルが隠されている。2025年には念願の上場も果たし、第2四半期の売上高は前年比37%増の5.3億ドル、アクティブメンバー数は前年比23%増の870万人に急成長を遂げた。この急成長する先駆的なネオバンクの詳細と同社が描く将来戦略、立ちはだかる課題の全貌を明らかにしよう。
記事 損害保険 損保ジャパンの“崖っぷち再生劇場”、「不正請求で大炎上」から「AIで逆襲」への道 損保ジャパンの“崖っぷち再生劇場”、「不正請求で大炎上」から「AIで逆襲」への道 2025/09/04 15 国内損保の巨人・損保ジャパンが、いま土俵際に立たされている。不正請求問題、旧態依然の営業慣習など、経営の根幹を揺るがす課題に直面するなか、SOMPOホールディングスは「新中期経営計画(2024~2026年度)」を打ち出した。掲げられたのは、不正検知AIの導入、営業・人材育成の再構築、パランティアとのデータ基盤連携など、3本柱を軸にした“変革ロードマップ”。果たしてこれは本当に再生の起爆剤となるのか、それとも苦境を覆い隠すだけの“化粧直し”に終わるのか。
記事 地銀 【徹底解剖】10地銀を取込み“怪物銀行”に……SBI「第4のメガバンク構想」は最強か? 【徹底解剖】10地銀を取込み“怪物銀行”に……SBI「第4のメガバンク構想」は最強か? 2025/09/03 29 近年、SBIホールディングスによる地銀との提携が加速している。公的資金を完済し再上場を目指すSBI新生銀行を中核に、「第4のメガバンク構想」として地方銀行の連携を広げるSBIグループ。しかし、提携先となる地銀の多くは、業績不振や公的資金返済を抱えていたりする。果たして、SBIは苦しむ地銀と組んだ先に成功はあるのか。地銀側も、SBI頼みで生き残れるのか。SBIと地銀の提携は、両者にとって“救い”となり得るのか、それとも新たなリスクを生むのか──。「第4のメガバンク構想」の今後を占うポイントを解説する。
記事 地銀 地方銀行「顧客満足度ランキング2025」、「本当にすすめたい」銀行トップ3はどこ? 地方銀行「顧客満足度ランキング2025」、「本当にすすめたい」銀行トップ3はどこ? 2025/08/29 21 NTTコム オンラインは、地方銀行を対象に初めて「NPSベンチマーク調査」を実施した。NPS(ネット・プロモーター・スコア)は、利用者がサービスを友人や同僚にどの程度すすめたいかを数値化した指標で、顧客ロイヤルティを測るもの。今回の調査は、全国17の地方銀行の利用者3682人を対象に、インターネットアンケート形式で行われた。
記事 デジタルバンク/ネオバンク/BaaS 「銀行の破壊者」でなかったフィンテック、京大・岩下氏が指摘「日本金融の構造問題」 「銀行の破壊者」でなかったフィンテック、京大・岩下氏が指摘「日本金融の構造問題」 2025/08/21 かつて、ビル・ゲイツ氏はこう語った。「銀行業務は必要だが、銀行はそうではない」。フィンテックが登場したことでまさに言葉の通りになろうとしていた。しかし「銀行の破壊者」と言われたフィンテックは「銀行を破壊」するまでには至らず、日本で見ればいまだ現金への需要が強いままだ。ではフィンテックは金融業界でどのような役割を担ったのか。日本の金融業界が目指すべき方向性とともに、フィンテックに詳しい京都大学公共政策大学院 教授の岩下 直行氏に話を聞いた。
記事 デジタルバンク/ネオバンク/BaaS みずほ・三井住友に勝つには……三菱UFJ「1年以内に」克服すべき“7つの課題” みずほ・三井住友に勝つには……三菱UFJ「1年以内に」克服すべき“7つの課題” 2025/08/20 24 2025年6月に発表された三菱UFJの個人向け金融サービスの新ブランド「エムット」。銀行・証券・カードを連携させ、決済から資産形成、相続までを網羅する総合サービスだが、個人向け金融サービスで先行する三井住友やみずほ、さらには顧客囲い込みを進める通信キャリア4社の牙城を崩せるかは未知数だ。ポイント経済圏との接続、UI/UXの洗練、ネット証券や店舗戦略の強化など、勝ち残るために整備すべき課題は多い。今回は、三菱UFJの今後を占うポイントを解説する。
記事 デジタルバンク/ネオバンク/BaaS 【徹底解説】三菱UFJの逆襲が始まった……三井住友・みずほに挑む「新事業の伸びしろ」 【徹底解説】三菱UFJの逆襲が始まった……三井住友・みずほに挑む「新事業の伸びしろ」 2025/08/18 27 三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)が3メガで初となる「デジタルバンク」を立ち上げる。同時に、金融サービスの新ブランド「エムット」を2026年から本格的にスタートさせると発表し、三井住友の「Olive」や、楽天と組むみずほとの競争に挑む構えだ。ただし、銀行アプリやポイントサービスの複雑さ、ネット証券の弱さなど課題は多い。そうした中で、三菱UFJはこの激しい競争を勝ち抜けるのか。今回は、三菱UFJの新設するデジタルバンクと、新ブランド「エムット」の内容をひも解きながら、その実力を見ていきたい。
記事 デジタルバンク/ネオバンク/BaaS 「楽天みずほ連合」は勝てるか? ソフバン・三井住友に挑む…逆襲シナリオの不安な中身 「楽天みずほ連合」は勝てるか? ソフバン・三井住友に挑む…逆襲シナリオの不安な中身 2025/08/14 24 スマホ決済やネット証券、オンライン銀行など、日常のお金のやり取りを巡って覇権争いが激化している。楽天ポイントを核に経済圏を拡大しつつ、みずほフィナンシャルグループと組む「楽天×みずほ」連合。もう一方には、PayPayやSBI証券を抱え、Olive戦略を加速させる「ソフトバンク×三井住友」連合だ。買い物、投資、送金までスマホ1つで完結する時代に向け、両陣営の主導権争いは、これから本格的な局面を迎える。今回は、楽天・みずほの連携がどれだけ効果があるのか見ていきたい。
記事 デジタルバンク/ネオバンク/BaaS 埼玉大 長田教授が「これからの銀行論」徹底解説、情報格差なくなる時代で”何“を売る? 埼玉大 長田教授が「これからの銀行論」徹底解説、情報格差なくなる時代で”何“を売る? 2025/08/07 オープンバンキングやBaaS、埋め込み型金融などが広がる中、異業種から金融ビジネスへの参入が加速しており、金融業界の競争は激化している。そうした中、既存の金融機関の在り方が問われている。これまでの銀行は「誰よりも情報を保有していること」で競争優位性を保ってきたが、こうした「情報の優位性」は、データ共有の流れによって崩れてきている。今後、銀行はじめ、既存の金融機関はどう戦えば良いのか。今後の金融業界における“勝ち筋”とは何か──。埼玉大学 人文社会科学研究科・経済学部 教授の長田 健 氏が解説する。
記事 地銀 ChatGPTもBIも使い倒す、常陽銀行が挑んだ「全員DX」「生成AI活用」の全貌 ChatGPTもBIも使い倒す、常陽銀行が挑んだ「全員DX」「生成AI活用」の全貌 2025/08/01 世界情勢やマーケットが激しく変化する中で、金融機関は生き残りをかけてDXを加速させてきた。常陽銀行もまた、2022年から3カ年の「第3次グループ中期経営計画」のもとで、長期展望に立った「DX戦略ロードマップ」を策定、強力にDXを推進してきた金融機関の1つだ。今回は、そのリーダーシップを担ってきたDX戦略室長の丸岡政貴氏に、ペーパーレス化など従来業務のデジタル化から、デジタルチャネルの浸透、そして全行員による生成AIやBIツールの活用まで、これまでの取り組みと成功のポイントを解説する。
記事 損害保険 保険だけじゃ儲からない…? 東京海上が次に仕掛ける「稼ぐ新領域」全公開 保険だけじゃ儲からない…? 東京海上が次に仕掛ける「稼ぐ新領域」全公開 2025/07/31 19 東京海上ホールディングスが2024年5月に発表した「中期経営計画2026」では、「2035年に“お客さまや社会の課題/リスクに対してイノベーティブなソリューションを届け続けるパートナー”」となる姿を目指すことが掲げられた。保険の枠を超えた成長戦略に大きく舵を切った同社だが、その中身として、新たなリスクに対応する保険商品の開発、防災・減災やモビリティ分野のソリューション事業化、エンベデッド型販売モデルやクラウド・生成AI活用によるIT基盤強化、代理店支援などに取り組んでいる。そんな同社の次世代を見据えた“保険ビジネスの進化”の全貌に迫る。
記事 メガバンク・都銀 【独自取材】買収の舞台裏、「破談寸前も」ドコモが住信SBIネット銀行を選んだワケ 【独自取材】買収の舞台裏、「破談寸前も」ドコモが住信SBIネット銀行を選んだワケ 2025/07/10 10 通信キャリアと金融の融合が加速するなか、ドコモは“銀行の不在”という最後のピースを埋めるべく、住信SBIネット銀行の買収に踏み切った。連日の買付価格引き上げ、複雑な利害調整、そして金融経済圏競争の新たな幕開け…。いったい何が決断を後押ししたのか。長らく銀行の不在が問題視されてきたドコモの金融戦略において重要な転換点となる今回の買収劇を振り返り、今後の戦略を考えてみよう。
記事 デジタルバンク/ネオバンク/BaaS なぜJRE BANKは「1年54万口座」も獲得? 「楽天銀行と連携」戦略がハマったワケ なぜJRE BANKは「1年54万口座」も獲得? 「楽天銀行と連携」戦略がハマったワケ 2025/07/09 17 2024年5月、JR東日本グループは自社ブランドの銀行サービス「JRE BANK」を立ち上げた。預金や振込などの通常の銀行サービスが利用できるのはもちろん、新幹線運賃・料金の割引などの魅力的な特典が話題となり、開始直後は申し込みが殺到したほどの人気ぶりだ。サービス開始から約1年が過ぎた現在、状況はどうなっているのか。最新情報とともに、設立の狙いから今後の展望まで、設立に関わった関係者に話を聞いた。
記事 デジタルバンク/ネオバンク/BaaS 三井住友の「Olive経済圏」に利用者殺到のワケ、他社を凌ぐ…“使いやすさの秘密” 三井住友の「Olive経済圏」に利用者殺到のワケ、他社を凌ぐ…“使いやすさの秘密” 2025/07/08 26 最近、三井住友フィナンシャルグループ(以下、三井住友FG)の個人向け金融サービス「Olive(オリーブ)」が急速に進化を遂げている。直近、OliveとPayPayの連携に加え、OliveとSBIの連携によるデジタル富裕層向けサービスが発表されるなど、個人消費者向けのサービス強化が図られている。3メガバンク(三菱UFJ、みずほ、三井住友)や、大手通信キャリア4社(ドコモ、KDDI、ソフトバンク、楽天)などによる熾烈な争い顧客獲得競争が繰り広げられるこの市場で、三井住友FGが1歩リードする可能性が見えてきた。今回は、三井住友FGのOliveによる顧客獲得戦略の凄さを見ていきたい。
記事 デジタルバンク/ネオバンク/BaaS MUFGが地銀の銀行システムを採用した理由、みんなの銀行の逆転劇が始まった MUFGが地銀の銀行システムを採用した理由、みんなの銀行の逆転劇が始まった 2025/07/03 57 世界初のフルクラウドで構築されたバンキングシステムで銀行サービスを提供し、BaaS事業も展開するみんなの銀行は、開業以来、4期連続の赤字を計上している。この状況から脱却すべく、同行は2027年度の黒字化を目標に掲げている。現在の厳しい状況と黒字化への展望、さらにその先を見据えた事業展開について、同行 取締役頭取 永吉 健一 氏に話を聞いた。
記事 デジタルバンク/ネオバンク/BaaS 永吉頭取に聞く「みんなの銀行」黒字化への道、進化するBaaSと“メガバンク採用”のIT基盤とは 永吉頭取に聞く「みんなの銀行」黒字化への道、進化するBaaSと“メガバンク採用”のIT基盤とは 2025/07/02 46 「みんなの銀行」は、2021年5月にサービスを開始したふくおかフィナンシャル・グループ(FFG)傘下のデジタルバンクである。スマートフォンだけで口座開設からATM入出金、振込、支払い、貯蓄、収支管理まで、さまざまな銀行サービスを完結できるのが特徴だ。2025年5月、三菱UFJフィナンシャル・グループが、新しく立ち上げるデジタルバンクの基盤として、みんなの銀行のシステムを採用したことでも注目を浴びた。同行 取締役頭取 永吉 健一 氏に、それも含めて最新の取り組みを聞いた。
記事 地銀 島根銀行が挑む“選ばれるバンク”への道筋、「地域活性化」のための独自戦略とは? 島根銀行が挑む“選ばれるバンク”への道筋、「地域活性化」のための独自戦略とは? 2025/07/01 5 島根銀行は、地元に密着した業務活動を行ってきた銀行であり、2025年5月に公表した「新中期経営計画」においても、「ふるさと山陰活性化プロジェクト」というキャッチコピーを掲げている。経営計画の大きな特徴は、地域貢献と企業価値の向上を実現していることだ。島根銀行の展開している戦略の詳細と目指す姿について、同スマートフォン支店支店長の野中駿平氏と同総合企画グループ副長の三成直紀氏に話を聞いた。
記事 地銀 「V字回復」した島根銀行に何が起きた?SBIグループとの連携「Before/After」徹底解説 「V字回復」した島根銀行に何が起きた?SBIグループとの連携「Before/After」徹底解説 2025/06/27 8 島根銀行は「顧客中心主義」を掲げて、地域貢献を目的としてさまざまな施策を積極的に打ち出している銀行である。2025年2月には、スマートフォン支店の普通預金金利を、国内金融機関の最高水準の0.5%に引き上げて話題となった。2019年にSBIホールディングスと資本業務提携を結んでから、預金額や利益は大きく向上している。そんな島根銀行の戦略と、直近の実績や目標について、同スマートフォン支店の支店長である野中駿平氏と総合企画グループ副長の三成直紀氏に話を聞いた。
記事 デジタルバンク/ネオバンク/BaaS 誕生した「NTTドコモ銀行」が1番強い? KDDI・SB・楽天を圧倒できる“ある事業” 誕生した「NTTドコモ銀行」が1番強い? KDDI・SB・楽天を圧倒できる“ある事業” 2025/06/13 30 2025年5月29日、NTTドコモは住信SBIネット銀行を買収することを発表した。住信SBIネット銀行は、預金量9兆8,141億円、口座数825万口座、住宅ローン実行額1兆9,361億円(2025年3月末)と、楽天銀行と並ぶネット銀行最大手だ。楽天、KDDI、ソフトバンクが先行していた中、ドコモは悲願だったネット銀行を手にすることになる。今後ドコモは、SBIグループとの連携だからこそ可能な“ある顧客層の囲い込み策”によって、金融勢力図を塗り替えるかもしれない。本記事では、これから起こる勢力図の変化について解説したい。
記事 メガバンク・都銀 傘下PayPayだけじゃない?三井住友FG「ソフトバンク全体」と提携で得られるヤバい効果 傘下PayPayだけじゃない?三井住友FG「ソフトバンク全体」と提携で得られるヤバい効果 2025/06/12 3 PayPayとソフトバンク、三井住友カードの提携によって、三井住友フィナンシャル・グループ(SMBCグループ)の個人向け総合金融サービス「Olive」が強化されようとしている。さらに三菱UFJフィナンシャル・グループが個人向けの新しい金融サービス「エムット」をスタートし、メガバンク各社がリテール競争が激化している。今後、みずほフィナンシャルグループがどのような新戦略を打ち出すかが注目ポイントだ。
記事 海外金融機関 ゴールドマン・サックスら「もう1人の社員」1万人配置、銀行のAIエージェント競争 ゴールドマン・サックスら「もう1人の社員」1万人配置、銀行のAIエージェント競争 2025/06/04 14 米金融業界でAIエージェントの導入が加速している。ゴールドマン・サックスは「もう1人の社員」となるAIアシスタントを1万人の社員に提供開始した。また、ニューヨーク拠点の老舗銀行BNYも独自開発したエージェントベースのチャットボットを、OpenAIとの提携により強化する計画。さらにクレカ大手のキャピタル・ワンは自動車購入を支援するユニークなAIエージェントを全米展開する。ここでは金融業界で加速するAI活用の最新動向を探ってみたい。