- 2025/04/30 掲載
ポケモンで例える「自己欲求・自己能力・自己機能」、自分を知って進化を目指す
3つの切り口で「自分がどういう人間なのか」を探る
自己理解とは、自分が無意識に信じているとおりの世界を創っていると気づくこと、そして自分が何者であるかに気づくことです。自己理解の一連のワークを通してクライアントに気づいてもらいたいのは、「自分自身が今までにどんな人からどういう影響を受け、どんな出来事から起きた感情で、どんな信念ができたのか、その結果としてこういう選択・行動をしてきたから、今の生き方に至ったのだ」ということです。
たとえば、「そんな働き方は無理だ」と無意識にあなたが思っていたら、その働き方は実現できません。
人間の脳は、無意識に信じている方向へと近づいていこうとする──見方によっては理想を引き寄せていくようにも思える構造になっています。
まさに、自分が信じたとおりの世界になっているのです。
「自己理解」は、そのことに気づくためのステップです。
また、一連のワークを通して、クライアントに「自分が何者であるか」に気づいてもらいます。
私たちのコーチングでは、所属していた集団・組織、事業内容、成果実績・よく褒められていたことなど(キャリアコーチングの場合に限ります)をワークシートに書き出しながら、
- 自己欲求
- 自己能力
- 自己機能
の3つの切り口で整理し、「あなたという人はどういう人なのか?」を探っていきます。
この3つは重要なので、1つずつ解説していきます。
私たちのコーチングで現在最も受講者数が多いのが、キャリアコーチング(キャリアの領域に特化したコーチング)です。
そのため、実際のワークでは、「これまでの仕事」を元に書き出すのですが、本書『自分の変え方』では、「自己欲求・自己能力・自己機能」の3つの言葉の意味をわかりやすくお伝えするために、趣味や幼少期の体験などを元に解説していきます。 【次ページ】「自己欲求・自己能力・自己機能」、ポケモンで言うと?
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