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- 2026/01/14 掲載
「なんか違和感…」嫌われるAI広告、「リポビタンD」新CMはギリOK…?炎上の境界線は
大手広告会社に19年勤務。その後、マーケティングコンサルタントとして独立。2021年4月より桜美林大学ビジネスマネジメント学群准教授。「東洋経済オンラインアワード2023」ニューウェーブ賞受賞。テレビ出演、メディア取材多数。著書は『話題を生み出す「しくみ」のつくり方』(宣伝会議)、『炎上に負けないクチコミ活用マーケティング』(彩流社:共著)など。
今世界中で起こっている「AIアレルギー」
ここ数年を振り返ると、AIが急速に進化すると同時に、人々に普及した時期だったとも言えるだろう。生成AIは、情報の収集や整理、事務作業の効率化だけでなく、かつては「人間にしかできない」と思われた、創造的な仕事までAIでこなせるようになっている。筆者が専門とする広告においても、AIで作られたタレント、キャラクター、デザインが採用される機会が増えている。一方で、日本だけでなく、各国で「AI広告」がさまざまな物議を醸し、問題を引き起こしている。
直近の事例を見ても、複数の問題が起きている。
文具メーカー「サクラクレパス」のスペインのイベントで掲示されたポスターが生成AIを使って作られたのではないか?という疑惑が浮上し、ポスターは取り下げになり、同社は謝罪を行った。
オランダでは、マクドナルドが生成AIを用いて作成したクリスマス向けのCMが、批判を浴びて取り下げとなった。
韓国政府は、AIを使用して作成された広告に対し、AIで生成したことの明示を義務付ける方針を発表した。
広告ではないが、元日にフジテレビ系で放送された「クイズ$ミリオネア」にタレントの故・みのもんた氏をAIの技術で復活させるという企画が物議を醸した。死者をAIで蘇らせる技術には倫理的な議論もあったが、「懐かしい」「技術の進歩だ」といった好意的な反応も多く、サクラクレパスのような「炎上・撤回」という事態には至っていない。
なぜ今、これほどまでにAI表現への反応が割れるのか? そこには、単なる「品質」や「不気味さ」だけでは説明がつかない、人間心理の「ある法則」が存在する。AIによる表現がなぜ問題になるのか?広告を中心に考えてみたい。
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