- 2026/07/05 掲載
反対意見は「攻撃」…会議でキレていた経営者が変えた、意外なきっかけ(3/3)
同じ能力でも「疲弊する人」と「軽やかな人」の決定的な違い
■ケースA:揃っている“つもり”の人40代の管理職・Aさんは、こんなふうに話します。
「自分はやりたい仕事をしているし、価値観もはっきりしていると思います。行動も、それに沿っているつもりです」実際、Aさんはとても理路整然としています。理念も語れる、自分の強みも分かっている、周囲からの評価も悪くない、一見、すべて揃っているように見えます。
しかし、日常ではこんな場面が起きています。
- 本音とは違う発言をして、後からどっと疲れる
- 「納得しているはず」の決断を、何度も頭の中で反芻する
- 感情が動いたとき、「未熟だな」と自分を責める
Aさんの内側では、次のような静かな分断が起きています。本人は「揃っている」と思っていますが、実際には、力で整合性を保っている状態です。
- 行動:やっている
- 思考:理解している
- 価値観:言語化できている
一方で、
- 感情:置き去り
- Being:緊張したまま
■ケースB:静かに揃い始めている人
一方、同じような立場のBさんは、こんなふうに語ります。
「正直、まだよく分かりません。でも最近、無理な選択をしなくなりました」Bさんは、明確なビジョンも、立派な言葉も持っていません。
ただ、こんな小さな変化が起きています。
- 会議で、無理に賛成しなくなった。
- 「一度考えたい」と言えるようになった。
- 違和感のある仕事を、そっと手放した。
Bさんはこう言います。
「やりたいことは、まだ言葉にできないんです。でも、やりたくないことは、分かるようになりました」Bさんの内側は、次のように後ろから静かに揃ってきているのです。
- 行動:小さく変わる
- 感情:違和感として尊重される
- 思考:後づけで整理される
- 価値観:行動の後に浮かび上がる
- Being:少し緩む
〈決定的な違い〉
この2人の違いは、能力ではありません。「揃えようとしているか」「揃い始めているか」の違いです。
ステージ3のアラインメントは、コントロールではなく調律に近いのです。
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