- 2026/08/28 07:10 掲載
世界の一流はなぜ「月曜の朝」からご機嫌なのか?87%が実感、違いが出る“朝の5分”(2/3)
デキる人は「変えられる24%」に集中して平日の余白をつくる
越川氏は今回新たに『世界の一流は「平日の夜」に何をしているのか』を上梓した。その理由について、休日の過ごし方だけを変えても、効果には限界があることが分かってきたからだと話す。
しかし経営者とは異なり、多くの会社員は仕事の時間を決められており、平日の時間を自由にコントロールすることが難しいだろう。では、限られた平日の時間の中で、何から始めればよいのか。
越川氏が挙げるのが、「コントローラブルゾーン」を見つけることだ。これは、自分でコントロールできる領域を意味する。
「1日は24時間で変えられませんし、就業規則が9時出社なら、それは変えられません。こうした自分でコントロールできないことにはエネルギーを費やさない。逆に自分でコントロールできること、たとえば経営会議で発表する企画書を作ることなどにエネルギーを費やすようにします」(越川氏)
越川氏によれば、業務時間の24~27%は自分でコントロールできる時間だという。一流たちは、そこで価値を発揮することにエネルギーを注ぐ。
「特に日本は会議が多いという特徴があります。約29%が社内会議、約14%が資料作成、約12%がメールやチャットです。いくら会議がムダだと思ってもなくせません。なので、仕事ができる人たちは、社内会議でも機嫌よくうなずきながら、別の仕事を進めていることもあります」(越川氏)
会議への出席を自分で決められなくても、その場でどう振る舞うかは自分で決められる。変えられない状況に不満を表すのではなく、周囲との関係を損なわないように振る舞いながら、自分ができることに力を注ぐのが一流のスタイルだ。
【すぐマネしたい】優秀な人が実践する「キゲン戦略」とは
越川氏は、優秀な人が共通して実践している戦略の1つに「キゲン戦略」があるとも語る。これは「機嫌がいいこと」と「期限を守る」というシンプルな戦略だ。「調査して面白かったのは、一流の人たちはどうでもいいような仕事・つまらない仕事を機嫌よく行うことと、期限を守ることにとても力を入れていることでした。たとえば、経費精算もその1つです。期限に遅れず提出している人には優秀な人が圧倒的に多いのです。あるいは、月曜朝のチームミーティングで笑顔が多いのも優秀な人たちです」(越川氏)
月曜日の朝に気が重いという人は多いだろう。いわゆる「ブルーマンデー症候群」と呼ばれる現象だ。ところが、優秀な人たちは月曜日の朝からニコニコしているという。
「なぜですかと聞いたら、『機嫌のいい演技をしている』と言われました。不機嫌でいて得をすることは1ミリもない。仕事は信頼を積み上げるゲーム。だから、信頼を積み上げるために、機嫌よくすることと小さな約束を守るというのです」(越川氏)
越川氏によれば、小さな約束を守り、機嫌よく振る舞うことで、周囲からの信頼が積み上がり、結果として、大型プロジェクトや重要な企画を任される機会が増えるという。 【次ページ】87%が効果を実感、一流が違いを生み出す「朝5分」の習慣
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