• 2012/03/30 掲載

ERPベンダーシェア:中小企業向けはOBCがトップ、グローバル対応で市場規模拡大

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国内ERP市場全体の市場規模は、2010年度は前年度比4.7%増の762億円で、2011年度は同7.8%増の約822億円に伸びる見込み。アイ・ティ・アール(以下、ITR)が発表した。景気回復によりIT投資が徐々に拡大していることが背景にあるという。
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 ITRは29日、ERP市場全体および中小企業向けERP市場の市場規模推移、および中小企業向けERP市場の2011年度のベンダーシェア(予測値)を発表した。

 ITRの調査によれば、国内ERP市場全体の市場規模は、2010年度は前年度比4.7%増の762億円で、2011年度は同7.8%増の約822億円とさらに伸びることを予測しているという。この背景には、景気回復によりIT投資が徐々に拡大していることがある。大企業向けはグローバル・システム化に伴う基幹システムのリニューアル、中堅企業向けはレガシーのリニューアルおよびグローバル・システム対応がその原動力となっているという。

 このうち中小企業向け国内ERP市場の2010年度の出荷金額は170億円、前年度比18.9%増となり、他の企業規模向けERP市場を上回る大幅な伸びを示した。ここ数年の景気後退に伴い、パッケージのリプレース需要が抑制傾向にあったが、2010年度にはこれを再開するユーザーが増え、ITRでは2011年度もリプレースを中心に同11.2%増の伸びを予想しているという。

 2011年度の中小企業向けERP市場のベンダーシェア(予測値)を見ると、2009年度から3年連続して、上位3社が半数のシェアを占める寡占市場となっている。

 オービックビジネスコンサルタントが2010年度に続いて首位を堅持し、21.1%のシェアを獲得するという。2位には会計分野に強いミロク情報サービスが続き18.0%とシェアを拡大、1位との差を縮めた。3位のOSKはパートナーからの販売が拡大しており、2010年度に続いて出荷金額を大きく伸ばすと予測しているという。

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中小企業向けERP市場ベンダーシェア(2011年度予測・出荷金額ベース)

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