• 2013/07/16 掲載

一般社団法人データサイエンティスト協会が発足、分析人材の育成支援

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16日、新たな高度IT人材として注目を集めている「データサイエンティスト(分析人材)」を支援する団体として、一般社団法人データサイエンティスト協会が発足した。新しい職種である「データサイエンティスト」に必要となるスキル・知識を定義し、育成のカリキュラム作成、評価制度の構築など、高度IT人材の育成と業界の健全な発展への貢献、啓蒙活動を行うという。
 昨今、センサー・通信機器の発達、ネットサービスの普及などにより、収集・蓄積が可能なデータの種類と量が急激に増大している。そして、これらの膨大なデータ(ビッグデータ)から、ビジネスに活用する知見を引き出す中核人材として「データサイエンティスト」に注目が集まっている。

 この流れを受けて、企業では当該人材の獲得・育成に力を入れているが、実際には新しい職業である「データサイエンティスト」には明確な定義がなく、対応領域も広いことから、さまざまな課題も生まれているという。

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データサイエンティストを取り巻く現状と課題

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 特に、人材の期待役割とスキルセットのミスマッチにより、データ分析から想定した成果が得られない、あるいは経験や能力を職場で十分に活かすことができないといった状況が頻発している。

 このような状況を放置していては、今後、いわゆるビッグデータ関連市場の健全な発展にも影を落とすことになるという問題意識から、2012年11月末より、有志による協会設立に向けた準備活動を開始した。

 具体的にはソーシャルメディア上への協会設立準備ページの設置、準備ページへの参画者約483名による意見交換、有識者・学識経験者へのヒアリングなどを重ねてきた。今回、この議論を受け、今後、以下の活動を行っていく予定という。

2013年~
・データサイエンティストに関する人材像・スキルの定義
・エントリレベル(注2)のカリキュラムの策定
・研究成果の公開
・データサイエンティスト同士の交流、意見集約を行う場として、シンポジウム等の開催

2014年~
・ミドルレベルのカリキュラムの提供開始
・スキル標準と他関連資格との連携マップの作成

画像
データサイエンティスト協会の活動イメージ

 また、所属を超えてデータ分析に関わる人材が開かれた環境で交流や議論をし、自由に情報共有や意見発信ができる場を提供していく考え。

 同協会はブレインパッドのオフィス内に設置し、代表理事にブレインパッド代表取締役社長の草野 隆史氏が就任する。顧問は情報・システム研究機構 理事、統計数理研究所長、総合研究大学院大学統計科学専攻 樋口 知之教授。今後、スキル定義委員長などを外部有識者などに依頼していく考え。

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