オラクルは急速にクラウドへと舵を切っています。クラウド基盤ソフトウェアとしてOpenStackを採用し、SolarisにOpenStackを統合、Oracle版のOpenStackディストリビューション(Oracle Linuxと同梱)などの製品をリリース。また先月サンフランシスコで開催されたOracle OpenWorld 2014で、パブリッククラウドをAmazonやGoogleと同じ価格で提供すると宣言しました。
オラクルのクラウド戦略について、ラリー・エリソン氏直属のチーフコーポレートアーキテクト エドワード・スクリーベン氏にインタビューを行いました。
オラクルはクラウドで勝ち残っていきます!
──オラクルはOpenStackの採用を発表し、製品をリリースしました。今後すべての製品がOpenStack対応になっていくのでしょうか。
スクリーベン氏■長期的にはOpenStackですべてを管理する方向です。しかし顧客はすべてのサーバをOpenStackで管理したいとは必ずしも考えていない場合もあります。例えば特定用途のアプライアンスなど、クラウドに乗せないアプリケーションやシステムもあるでしょう。
──例えばOpenStackを採用するといった戦略上の大きな決断は、オラクル社内でどのように行われるのですか?