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  • 2020/02/18

Excelマクロ「超入門」、初心者でも実例でわかる基礎中の基礎

連載:Excel実践入門講座

日々の業務で、Excelを使って集計や分析作業を行っている人も少なくないでしょう。しかし、その作業にどれだけの時間を費やしているでしょうか。Excelで作業を効率的に進め、時短につなげる究極の方法は「自動化」することです。今回は、Excelに用意されているマクロの記録機能やVBAを使ったプログラミングの機能の基本を解説します。これらをマスターしてうまく利用すれば、手間のかかる作業を自動化し、あっという間に終わらせることが可能です。

テクニカルライター 国本温子

テクニカルライター 国本温子

企業内でワープロ、パソコンなどのOA 教育担当後、Offi ce、VB、VBA などのインストラクターや実務経験を経て、現在はフリーのIT ライターとして書籍の執筆を中心に活動中。主な著作に、「手順通りに操作するだけ! Excel 基本& 時短ワザ[完全版]」(SB クリエイティブ)、「できる大事典 Excel VBA 2016/2013/2010/2007 対応 できる大事典シリーズ」(共著:インプレス)などがある。


マクロを使えば、面倒な作業を自動化できる

 Excelを使った売上データの集計や分析、顧客管理表へのデータ追加、請求書の印刷……。このようなルーチンワークに一日数時間、場合によっては丸一日費やしてしまうことはないでしょうか。

 これらの作業はどれも非常に大切なものばかりなので、ルーチンワーク自体をなくすことは難しいと思いますが、本稿を読み進めることで、それらの作業の全部もしくは一部を自動化することが可能になります。

 Excelには「マクロ」という名の処理を自動化するための機能が用意されています。この機能を使えば、一連の処理を自動化できます。

 たとえば「ワークシート上にあるデータを使ってグラフを作成し、それを印刷する」という一連の作業を、ボタンをクリックするだけで自動実行できます。マクロを活用すれば、数時間かけていた作業を一瞬で終わらせることが可能になります。

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マクロを使えば、面倒な作業を自動化できる

初心者がマクロを作成する最も簡単な方法

 「Excelの作業を自動化する」ということは、別のいい方をすると「コンピュータに処理を実行するように命令する」ということです。この、コンピュータに出す命令のことを「プログラム」といいます。そして、私たちは通常「プログラミング言語」を使ってプログラムを書きます。

 このように聞くと「何やらとても難しいことを勉強しなければならないようだ」と感じる人も多いと思いますが安心してください。一般的なプログラミング言語の場合は、プログラムを作成する前に、使用するプログラミング言語の使い方を覚える必要がありますが、Excelの場合は違います。

 Excelに用意されている「マクロの記録」と呼ばれる機能を使えば、プログラミング言語の使い方を覚えることなく、簡単に自動化のプログラムを作成できます。この機能が非常に優れているため、パソコンが苦手な人でもすぐにExcelに命令を出せるようになります。具体的な方法は後述するので、ぜひ実際に体験してみてください。

■Memo
Excelでは、「VBA」(Visual Basic for Applications)という名称のMicrosoft Office用のプログラミング言語を使ってプログラムを書きますが、上記のように、Excelには「マクロの記録」という、プログラミング不要の便利な機能が用意されているので、入門段階ではこのプログラミング言語の使い方を細かく覚える必要はありません。詳しくは後述します。


マクロの記録

 「マクロの記録」とは、Excel上で行った操作を記録する機能です。この機能を有効にして、自動化したい処理を実際に操作すると、実行した操作内容が「マクロ」として記録されます。その後は、そのマクロを実行するだけで、同じ操作を簡単に、かつ高速に再実行できます。

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マクロの記録の作成・実行の流れ

 そのため、これからはじめて処理の自動化を学ぶ人は、最初に「マクロの記録」から学習を進めることをお勧めします。そうすれば、小難しいプログラミング言語の文法などを覚えることなく、処理の自動化を体験できます。

 「マクロの記録」は、とても使いやすく、そして高機能でもあります。文字の入力や、セルの選択、並べ替えなど、Excelで行うほぼすべての操作を記録することができます。そのため、使い方次第でさまざまな作業を自動化できます。

マクロ作成のために[開発]タブを表示する

 「マクロの記録」機能を利用するには、事前に次の手順を実行して、Excelのリボンに[開発]タブを表示します。[開発]タブには、マクロ関連のボタンがまとめられています。

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■Memo
上記のように、[Excelのオプション]ダイアログで[リボンのユーザー設定]を選択すると、Excelのリボンに表示する機能をカスタマイズできます。


【次ページ】操作を記録する

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