記事 金融AI Mastercardが決済データ処理に特化した独自の生成AIモデル「LTM」を発表 Mastercardが決済データ処理に特化した独自の生成AIモデル「LTM」を発表 2026/03/21 1 米Mastercardは、決済記録などの構造化データ処理に特化した独自の生成AI基盤モデル「Large Tabular Model(LTM)」を発表した。数十億件の匿名化された取引データを学習し、不正検知の精度向上や決済承認の高速化を図る。同モデルはNvidiaおよびDatabricksの技術協力を得て開発されており、消費者向けの対話型AIではなく、金融インフラのバックエンドとして機能する。
記事 金融セキュリティ サム・アルトマン氏の「World」、AIエージェントの本人確認「パスポート」発表 サム・アルトマン氏の「World」、AIエージェントの本人確認「パスポート」発表 2026/03/19 2 米オープンAIのサム・アルトマンCEOらが立ち上げた暗号資産・IDプロジェクトの「World」は17日、AIエージェントの本人確認用のパスポートKIT「AgentKit」のベータ版をリリースした。自律型AIが電子商取引などで決済や予約を代行する領域が拡大する中、AIエージェントの利用者の人間がいることを証明し、悪質なボットと正当なAIエージェントを区別、安全なオンライン環境を構築する。
記事 金融セキュリティ 「暗号資産はやらなくても無関係ではない」金融庁が銀行グループに求める新ルール 「暗号資産はやらなくても無関係ではない」金融庁が銀行グループに求める新ルール 2026/03/19 1 「うちは暗号資産ビジネスをやっていないから関係ない」──そう考える金融機関は少なくないだろう。しかし今回、金融庁が公表した監督指針・事務ガイドラインの改正案は、暗号資産を直接扱う事業者だけでなく、子会社が参入する銀行グループにも影響が及ぶ可能性を示している。暗号資産を金融商品取引法の枠組みに組み込む制度改正を背景に、金融庁は販売・説明態勢や利用者保護の観点から新たなルールを整備しようとしている。何が変わるのか、金融機関グループの実務への影響を整理する。
記事 スーパーアプリ・金融機能統合 イーロン・マスク氏のX、デジタル決済機能「Xマネー」を来月より開始へ イーロン・マスク氏のX、デジタル決済機能「Xマネー」を来月より開始へ 2026/03/11 5 イーロン・マスク氏は10日、X(旧Twitter)上で提供するデジタル決済システム「Xマネー」の限定的な一般公開を来月より開始すると発表した。当面は米国市場のユーザーを対象に法定通貨による決済機能を提供し、個人間送金や高利回り預金口座などの機能を実装する。Xをあらゆる機能を持つ「万能アプリ」化する構想の重要な一歩となる。
記事 金融セキュリティ 令和8年以降のセキュリティは「防御からレジリエンス」へ、その戦略を解説 令和8年以降のセキュリティは「防御からレジリエンス」へ、その戦略を解説 2026/03/11 企業のデジタル化とAI活用が進む中、サイバー攻撃は従来の予想を超える規模と巧妙さで展開されている。ランサムウェア被害は過去最高水準に達し、国家支援型攻撃グループの活動も活発化する状況だ。一方で法規制の強化により、サプライチェーン全体でのセキュリティ強化が急務となっている。従来の「境界防御」から「ゼロトラスト」へ、そして「防御中心」から「サイバーレジリエンス」へ──このパラダイムシフトにどう対応すべきか。
記事 金融AI 【金融】顧客流出は「アプリが使いにくいから」、メガバンクも活用する「あのツール」 【金融】顧客流出は「アプリが使いにくいから」、メガバンクも活用する「あのツール」 2026/03/10 金融のデジタル化が加速する今、ユーザーが選ぶ基準は「金利の高さ」でも「ブランド力」でもなく、「スマホで完結できるか」「直感的に操作できるか」といった“体験の質”に移りつつある。しかし現場では、複雑なシステム構造や使いにくいUI/UXが原因で、顧客が次々と競合他社へ流出しているのが現実だ。もはや差を生むのは「商品」ではなく、「体験」。では、金融機関が「顧客体験を爆速で進化させる」ためには、一体何をすればいいのか?
記事 金融AI 日本総研が指摘、金融業界が直面「6つの生成AIリスク」…“踏み外さない”3つのカギ 日本総研が指摘、金融業界が直面「6つの生成AIリスク」…“踏み外さない”3つのカギ 2026/03/10 金融機関の生成AI活用が急拡大している。利用中・試行中の組織は約7割に達し、大手だけでなく地方銀行や信用金庫にも波が広がる。一方で金融業界には、情報漏えいやハルシネーションなど“絶対に踏み外せない”業界特有のリスクがある。日本総合研究所 調査部 金融リサーチセンター 主任研究員の谷口栄治氏が語った「6つのAIリスク」と、AI活用を成功に導く「3つのカギ」とは。
記事 金融AI みずほFGの金融特化型LLM、銀行実務テストで正答率89.0%を記録 みずほFGの金融特化型LLM、銀行実務テストで正答率89.0%を記録 2026/03/06 3 みずほフィナンシャルグループは独自に開発した金融に特化した大規模言語モデルが銀行の実務テストにおいて正答率89.0パーセントを記録したと発表した 。推論プロセスを用いない条件下で平均回答時間を1秒未満に抑えつつ汎用モデルと同等の精度を実現した 。機密データを扱う金融業務において高い精度と処理速度を両立させ専門業務への活用範囲を広げる狙いがある 。
記事 決済・キャッシュレス 20万円が25万円に…元国税職員が教える、知らないと損する「リボ払い」の仕組み 20万円が25万円に…元国税職員が教える、知らないと損する「リボ払い」の仕組み 2026/03/01 1 Suicaにクレカ、スマホ決済──もはや現金を使う機会なんてほとんどない、というビジネスパーソンも多いはずだ。キャッシュレス決済が日常となった今、クレジットカードは生活に欠かせないが、便利さの裏にある仕組みをきちんと理解している人は意外と少ない。そこで、元国税専門官ライターの小林義崇氏が、クレジットカードの賢い活用法や「リボ払い」の仕組み、避けるべき落とし穴をズバリ解説する。あなたは大丈夫だろうか…。
記事 決済・キャッシュレス 急増中のクレカ不正利用が…突如減少?義務化された「ある本人認証」が効果抜群なワケ 急増中のクレカ不正利用が…突如減少?義務化された「ある本人認証」が効果抜群なワケ 2026/02/26 10 クレジットカードの不正利用が止まらない。2024年の被害額は過去最高の555億円に達し、2025年も第3四半期(9月)までの累計で被害額は416.6億円となった。前年同期の392.7億円を上回るペースで推移している。しかし、その動向には変化の兆しが見られる。2025年の不正利用額の推移は、第1四半期が193.2億円、第2四半期が121.4億円、第3四半期が102億円と減少傾向にあり、2025年1年間では前年を下回る結果に落ち着く可能性もある。これまでのクレジットカードの不正被害の歴史をひもときながら、被害が減少傾向にある背景を追った。
記事 金融AI 社員6人を「AIエージェント1つ」で…? 問い合わせ対応で「処理量5倍」の衝撃実力 社員6人を「AIエージェント1つ」で…? 問い合わせ対応で「処理量5倍」の衝撃実力 2026/02/25 RPAの限界を超える新たな潮流が、金融業界の現場を根本から変えつつある。大量に届く顧客からの複雑な問い合わせメールに、従来は人手で対応せざるを得なかったが、AIエージェントの登場により大きく変化。「処理量5倍・社員6人分削減」といった衝撃的な成果を上げている。注目すべきは、AIが顧客の要望を理解するだけでなく、自律的に追加提案のタスクまで生成する点だ。守りから攻めへ、自動化から自律化へ。その転換を実現させる次世代の自動化アプローチとは一体何か。
記事 金融勘定系システム 農林中央金庫が実現した「内製化とDX」、データ×AIで構築する次世代業務基盤とは? 農林中央金庫が実現した「内製化とDX」、データ×AIで構築する次世代業務基盤とは? 2026/02/24 11 農林中央金庫のDXは、単なるツール導入ではない。コンテンツの集約と業務プロセスの再設計、汎用ワークフロー基盤の構築、さらにはAI活用を前提とした業務自動化まで、業務とシステムを一体で組み替える“実装レベルの変革”が進んでいる。本稿後編では、農林中金がどのようなアーキテクチャ思想で全社基盤を設計し、 それをどのように運用・更新しているのかを整理する。
記事 決済・キャッシュレス Airbnb、対象宿泊で予約時の支払い不要に 後払い機能を世界展開 Airbnb、対象宿泊で予約時の支払い不要に 後払い機能を世界展開 2026/02/20 民泊や短期滞在向け宿泊施設をオンラインで仲介する米Airbnbは2026年2月17日、「Reserve Now, Pay Later(予約後払い)」を世界の利用者向けに提供すると発表した。同社はこれまで米国で同機能を展開してきたが、今回その対象地域を拡大した。
記事 金融AI 三井住友銀行 Oliveに「AIオペレーター」導入 24時間365日の自動対応を実現 三井住友銀行 Oliveに「AIオペレーター」導入 24時間365日の自動対応を実現 2026/02/19 1 三井住友銀行は2月18日、生成AIを活用した新たな顧客対応サービス「SMBC AIオペレーター」の導入を発表した。2月25日から個人向け総合金融サービス「Olive」の問い合わせ窓口で運用を開始する。従来の自動音声応答とは異なり、人間と話すような自然な会話が可能で、土日祝日を含む24時間365日体制で受け付ける。日本総合研究所および日本アイ・ビー・エム(日本IBM)と共同開発した。
記事 決済・キャッシュレス PayPayとVisaが戦略的提携で米国進出へ QRとNFCのデュアルモードで「300兆円現金市場」開拓 PayPayとVisaが戦略的提携で米国進出へ QRとNFCのデュアルモードで「300兆円現金市場」開拓 2026/02/13 4 PayPayとVisaは2月12日、戦略的パートナーシップ契約を締結したと発表した。PayPayは米国に新会社を設立し、カリフォルニア州などを足掛かりにQRコードとタッチ決済(NFC)を統合したデジタルウォレット事業を展開する。また、国内ではPayPay加盟店におけるVisa決済の受入環境を整備してインバウンド需要の取り込みを強化するほか、PayPayユーザーが海外のVisa加盟店で決済できる新たな仕組みも構築する。
記事 金融セキュリティ 日本郵政グループ、「金融級セキュリティ」×「ベンチャー速度」を両立するDX実践術 日本郵政グループ、「金融級セキュリティ」×「ベンチャー速度」を両立するDX実践術 2026/02/10 「セキュリティの堅牢性」と「開発スピード」──本来なら両立が難しいこの2つの条件を、巨大組織で実現させることは可能なのか。多くの企業がセキュリティの壁に苦しむ中、約40万人の従業員を抱える日本郵政グループは、ある「段階的なアプローチ」によってこの課題を解決した。巨大組織がいかにして従来の枠組みを乗り越え、安全かつ高速な開発体制を築いたのか。その全貌をJPデジタルの取締役執行役員CIO/CISOを務める柴田彰則氏が語った。
記事 金融セキュリティ ついに金融庁が「脱PPAP」宣言、フロー変更必要なし「簡単すぎる」代替策とは ついに金融庁が「脱PPAP」宣言、フロー変更必要なし「簡単すぎる」代替策とは 2026/01/28 2025年5月、金融庁がパスワード付きZIPファイル、いわゆる「PPAP」の利用是正を求める方針を明確にした。マルウェア感染の温床となるなど、同手法のセキュリティリスクが近年浮き彫りになっているためだ。しかし、多くの組織では依然としてPPAPの利用が続いているという現状がある。企業が安全性と効率性を両立させて脱PPAPを実現するにはどうすればよいのか。金融庁が推奨する代替策と、その「4つのメリット」を解説する。
記事 金融AI 三井住友「500億円AI投資」の舞台裏をグループCDIO磯和氏が語る 三井住友「500億円AI投資」の舞台裏をグループCDIO磯和氏が語る 2026/01/27 生成AI時代の到来により、金融業界は大きな転換点を迎えている。しかし、多くの金融機関が「AIは銀行業務では使えない」と慎重姿勢を示す中、三井住友フィナンシャルグループは2023年10月、4年半で500億円という大規模なAI投資を決断した。この背景には、どのような戦略があるのだろうか。
記事 決済・キャッシュレス x402とは何かをわかりやすく解説 AIエージェント時代に必須の決済プロトコル詳細 x402とは何かをわかりやすく解説 AIエージェント時代に必須の決済プロトコル詳細 2026/01/22 2 HTTPを使ったオープンな決済プロトコル「x402」が、AIエージェント時代の決済手段として関心を集めている。従来のオンライン決済では人が介在するのが当たり前で、UIや処理もそれを前提に作られてきた。一方、AIエージェントが決済を「代行」するようになると、従来の仕組みではスピード感に欠けることになる。ここではx402とは何かをわかりやすく解説するとともに、x402が普及することで、SaaSなどのサブスク(定期購読)型ビジネスが大きな転換を迎える「大変革」をもたらす可能性がある点についても解説していこう。
記事 決済・キャッシュレス 英レボリュート、グーグル主導のAI決済プロトコル「AP2」に正式対応 英レボリュート、グーグル主導のAI決済プロトコル「AP2」に正式対応 2026/01/20 英フィンテックのレボリュート(Revolut)は2026年1月19日、同社の決済手段「Revolut Pay」が、グーグルの「Agent Payments Protocol(AP2)」に対応したと発表した。
記事 金融AI AI導入でむしろ顧客離れが加速? 金融機関が直面する「意外な落とし穴」 AI導入でむしろ顧客離れが加速? 金融機関が直面する「意外な落とし穴」 2026/01/14 金融機関のデジタル変革が加速し、AIやデータ活用による業務効率化への期待が高まっている。しかし、検討不足のままAI導入を進めた結果、顧客満足度の低下や業務品質の悪化、さらには解約率の上昇を招くケースが後を絶たない。特に、カスタマーサポート部門でその傾向が顕著だ。効率化と顧客体験の両立を叶え、“真の成果”を上げるデータ活用戦略をどう構築すべきか。
記事 金融AI 【2026年大注目の金融テック】実行するAI「エージェンティック・ファイナンス」とは? 【2026年大注目の金融テック】実行するAI「エージェンティック・ファイナンス」とは? 2026/01/08 11 保険や住宅ローン、老後資金、資金繰りなど、「見直すべきだと分かっていながら、複雑で手を付けられないお金のこと」は誰にでもあります。こうした領域に変化をもたらしつつあるのが生成AIです。金融分野における生成AIは、これまで制度や商品について説明したり、質問に答えたりする役割が中心でしたが、最近では、複数の金融サービスを横断して条件を整理し、判断や手続きを支援する「AIエージェント」へと進化しています。こうした流れを受け、筆者は2026年を、金融分野におけるAIの役割が、情報を説明する段階から、実際の判断や手続きを前に進める段階へと移行する転換点になると捉えています。そして、この変化への対応は、普及してから考え始めるのでは遅いのです。本稿では、その理由を解説します。
記事 金融AI 【フィンテック10大予測】2026年が分岐点、「次の10年」への“業界変化”を全解説 【フィンテック10大予測】2026年が分岐点、「次の10年」への“業界変化”を全解説 2026/01/05 8 フィンテックが「試す段階」から「実装で価値を出す段階」へと移行した今、2026年は次の10年を左右する分岐点となる。本稿では、2026年に起こりうる10の変化を整理し、金融機関、フィンテック企業、政策当局それぞれの現実的な打ち手を読み解く。
記事 決済・キャッシュレス 韓国200万店で解禁、クレカはもういらない?PayPayの海外進出が変える“財布の常識” 韓国200万店で解禁、クレカはもういらない?PayPayの海外進出が変える“財布の常識” 2025/12/31 3 2025年の大きな話題の1つとして、「QRコード決済の海外進出」が挙げられるだろう。今まで、日本独自のQRコード決済は、国内のユーザーが国内で使うことしかできなかったが、それが海外でも使えるようになった。それを実現したのはPayPayで、まずは韓国での利用に対応した。さらに今後は、日本の経済産業省らが進める統一QRである「JPQR Global」の海外展開も想定されており、来年は、コード決済の海外進出がさらに増えることが考えられる。すでにクレジットカードが一般的に使われる中、コード決済が海外で使えることの意義とは何か。
記事 金融AI SBI生命が目指すAI活用は「人間ゼロの現場」?「完璧を求めない」意外な姿勢とは SBI生命が目指すAI活用は「人間ゼロの現場」?「完璧を求めない」意外な姿勢とは 2025/12/16 業種業界を問わず、ビジネスにおける生成AI活用の重要性が高まっている現在、着実な活用効果を挙げているのが、SBI生命保険株式会社だ。同社では、コールセンター支援のセルフボットや議事録アプリの開発など積極的な生成AI活用を行っている。SBI生命保険株式会社の生成AI活用の全貌について、同社取締役兼執行役員の池山 徹氏が解説する。
記事 金融AI 日本のハードル上がる?香港・シンガポールが描く「次の10年の金融進化」がスゴイ理由 日本のハードル上がる?香港・シンガポールが描く「次の10年の金融進化」がスゴイ理由 2025/12/05 6 2025年、金融都市である香港もシンガポールもフィンテックイベントが10回目の節目を迎えた。どちらも国家戦略の総決算として、AI・トークン化・量子暗号など「金融インフラの再設計」を真正面から掲げてきた。香港は暗号資産と大湾区(GBA)連携を武器に金融センターの復権を狙い、シンガポールは国際標準化・相互運用性を前面に出して“未来の金融ネットワーク”構築へと舵を切る。両都市が示した中長期ビジョンの違いは、日本の金融行政にとっても無視できない。次の10年、日本は何を示すことができるのだろうか?
記事 金融AI みずほFG「超本気」の生成AI活用、怒涛の「アプリ開発・導入」に注力するワケ みずほFG「超本気」の生成AI活用、怒涛の「アプリ開発・導入」に注力するワケ 2025/11/21 日本の金融業界をけん引してきたみずほフィナンシャルグループ(以下、みずほFG)。同社グループでは、生成AIを活用した業務効率化と顧客サービスの拡充が急速に進んでいる。同社が導入した社内版ChatGPTやコールセンターでの顧客対応分析、面談記録の自動生成など、AI活用の現状と未来の金融の姿について、同社執行役員 デジタル企画部 部長の藤井 達人氏が語る。
記事 金融セキュリティ 【完全解説】銀行システムが無防備に?金融庁注視「量子による暗号崩壊シナリオ」とは 【完全解説】銀行システムが無防備に?金融庁注視「量子による暗号崩壊シナリオ」とは 2025/11/19 3 量子コンピューターが金融業界にまずもたらす可能性があるのは、“既存の暗号技術を無力化する”という根源的な変化かもしれない。金融庁は2025年に入り、地方銀行や新形態銀行との意見交換会(注1)で「量子脅威」を前提に耐量子計算機暗号(PQC)への移行について強いメッセージを発信している。データ保護・インフラ・システム開発、すべての前提が書き換わる時代が始まっている。量子時代の到来に向け、金融機関はどのような準備が必要なのだろうか。現状をまとめた。
記事 金融セキュリティ 「AIエージェント」が動き出す今が正念場、金融“データの勘所”と各社のAI戦略は? 「AIエージェント」が動き出す今が正念場、金融“データの勘所”と各社のAI戦略は? 2025/11/11 4 AIをビジネスに活用する上では、社内データの整備が重要だとよく言われます。すでに金融機関の間でも、生成AIの実装に合わせてデータ環境を見直す動きが広がっています。でも、AI技術そのものが進化していく中で、データ整備の段取りは本当に従来通りのままでよいのでしょうか。事業者のデータ整備にはどのような課題があり、AIエージェント時代の到来に備えどのように対策を進めるべきなのか、メガバンクグループや大手保険グループにおける戦略策定の事例を紹介しつつ、整理しておきましょう。
記事 金融セキュリティ 「その再起動、絶対NG」金融庁が警鐘、サイバー攻撃を受けた時の“初動の鉄則”とは 「その再起動、絶対NG」金融庁が警鐘、サイバー攻撃を受けた時の“初動の鉄則”とは 2025/11/05 20 大手飲料メーカーなどで相次ぐシステム障害が注目を集める中、金融機関にとっても、DDoS攻撃、ランサムウェアの脅威は他人事ではありません。どれほど対策に力を入れているとしても、もしもの時にどのように対応するか、具体的な流れを早めに整理しておくことが大切です。10月に金融庁が改正した監督指針を踏まえて、万一の場合のNG行動を、実際に使える報告フォーマットとあわせて解説していきます。