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- 2023/09/11 掲載
優秀な人は避ける「転職してはいけない企業」の特徴は? 採用に悩む企業が持つべき視点
「安定している」会社の表と裏
与えられた条件の中で常に全力を尽くし、結果を残し続ける──そんな人が入社してくれたら頼もしいでしょうが、優秀な人材の確保に苦戦している企業は数多くあります。「それなりに応募者はいるが、優秀な人材にはなかなか出会えず困っている」
「せっかく入社してくれた社員がすぐに辞めてしまう」
上記のような悩みを抱えている企業にはいくつかの共通点があります。
まず、会社が全然成長していないこと。「安定している」と言えば聞こえは良いですが、現状維持は衰退と同じです。伸び悩む理由はさまざまあれど、成長していない会社に入社したところで仕事のやりがいや報酬には期待できないため、自らの市場価値を高めて人生の選択肢を広げたい求職者の目には魅力的に映りません。
ただし、あくまで優秀な人材がキャリアを築くには向かない企業であるだけであって、こうした企業が社会を支えている事実も忘れてはなりません。
モチベーション維持に不可欠「明確な評価制度」
あなたが所属する会社は、結果を残した社員を正しく評価し、その活躍に見合った報酬を支払う評価制度は整っていますか。結果を出しているのにそれに見合った対価が得られなければ、優秀な社員は「自分をもっと評価してくれる会社に行きたい」と思うはずです。評価制度がない会社、あっても曖昧な会社はすぐに是正してください。評価制度の未整備は生産性の低下のみならず、組織に大きな不利益をもたらします。どう頑張れば評価を得られるかが定量的に分からない職場で働くとは、終わりが分からないまま走らされるようなもので、社員がメンタル不調に陥る恐れもあります。
優秀な人材は面接時に評価制度の有無や内容の確認をするでしょうし、今では口コミサイトなどでも企業ごとの評価を確認することができます。「インセンティブがあれば問題ない」と考える向きもありますが、インセンティブを目当てに入社してきた社員は、より高いインセンティブ率の会社があれば簡単に移籍してしまいます。モチベーションを維持しながら社員に長く働いてもらうためにも、明確な評価制度は不可欠です。 【次ページ】優秀な人材が避ける、NGな募集要項とは
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