開催に当たり、県内115事業者との商談会を行い、イオン直営食品売場コーナーでは三重の自慢の食材を取り揃えた特別セールを、伊勢餅街道コーナーでは、今も桑名から伊勢までの参宮街道沿いに残る「おかげ参り」の旅人をもてなす道中食として親しまれた名物餅を味わっていただきました。

　地域の伝統芸能の披露やご当地アイドルなどが出演するステージイベントもおこない、御遷宮対策委員会が主催する神宮式年遷宮を紹介するコーナーも同時開催。平成25年10月にクライマックスを迎える御遷宮を体感していただけたかと思います。

　今後も首都圏のイオン63店舗、関西圏のイオン57店舗で三重県フェアを開催していく予定ですので是非、この機会に三重県に触れてみてください。

　では、今月も皆様のお役に立つビジネス情報をお届けします。今回はビジネス＋ITの会員の皆様へのお願いもございますので最後までお付き合いください。

三重県ビジネスカタログNo．056　2013日台観光サミットin三重で国際化に拍車をかけます

　平成25年5月31日から５日間の日程で台湾と日本の観光関係者を一堂に会した日台観光サミットが開催されました。今回は2008年の第一回開催以来、過去最高の214名の観光関係者が参加され、昨年は日台合わせて290万人の交流が実現しました。

　本年1月に開催されました台湾ランタンフェスティバルでの三重県のPR効果やアベノミクスの経済効果を見越し、今回は三重宣言として400万人の交流目標を掲げました。

　サプライズとして、三重県・志摩市主催の歓迎晩餐会（於：志摩観光ホテル クラシック）では、台湾出身で国民栄誉賞受賞者でもある王貞治福岡ソフトバンクホークス球団会長から、またサミット（於：合歓の郷）では、安倍内閣総理大臣からそれぞれ歓迎メッセージのVTRが上映され大歓声に包まれました。

　開会中は伊勢神宮（内宮）、おかげ横丁、夫婦岩、ミキモト真珠島、鳥羽水族館、御城番屋敷、伊賀の里モクモク手づくりファーム、伊賀流忍者博物館、鈴鹿サーキット、ジャズドリーム長島、なばなの里など県内観光地の視察をおこない私自身も営業部長として売り込みに汗を流しました。

　台湾との直行便が就航する中部国際空港のカウンターでは忍者のマスコットが出迎えるとともにサミット開催を契機に海外インバウンド誘客事業全般で使用するキャッチフレーズを作成しました。今回のサミットでも活用し、三重県のイメージ向上に取り組んでいきます。 インバウンドのメインフレーズ「Your Next Destination, MIE」は「いつか訪れたい観光地」「未来」や「明るさ」をイメージしています。サブフレーズ「Something Special for Everyone」は「三重を訪れる全ての人に素晴らしい何かが待っている」ことをイメージしています。

　今後、台湾と三重県の関係はますます深まるものと考えられ、円安の影響も相まって観光客数が格段に増えると予想されます。ここで問題になってくるのが言葉の壁です。そこでビジネス＋IT会員の皆さんにお願いしたいのがスマホアプリなどを活用した観光案内システムの事業提案です。

　特に台湾の方に興味を持っていただくコンテンツをご提案いただければと思います。すでに三重県の観光地ではフリーWiFi化を進めており、皆様のお力を借りながらIT環境を整えていきたいと考えております。

　三重県でのビジネスチャンスとして雇用経済部観光・国際局　国際戦略課へドシドシご提案をお寄せください。皆様の貴重なご提案をお待ちしております。