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- 2014/07/18 掲載
アマゾンが変えるネット通販のラストワンマイル、PFMや電子レシートも注目
レッド オウル
編集&ライティング
1964年兵庫県生まれ。1989年早稲田大学理工学部卒業。89年4月、リクルートに入社。『月刊パッケージソフト』誌の広告制作ディレクター、FAX一斉同報サービス『FNX』の制作ディレクターを経て、94年7月、株式会社タスク・システムプロモーションに入社。広告制作ディレクター、Webコンテンツの企画・編集および原稿執筆などを担当。02年9月、株式会社ナッツコミュニケーションに入社、04年6月に取締役となり、主にWebコンテンツの企画・編集および原稿執筆を担当、企業広報誌や事例パンフレット等の制作ディレクションにも携わる。08年9月、個人事業主として独立(屋号:レッドオウル)、経営&IT分野を中心としたコンテンツの企画・編集・原稿執筆活動を開始し、現在に至る。
ブログ:http://ameblo.jp/westcrown/
Twitter:http://twitter.com/redowlnishiyama
ネットサービスで始まる“ラストワンマイル”への挑戦

基盤ソリューション企画部
上級研究員
藤吉 栄二 氏
目次 | |
1. | ネットサービスで始まる“ラストワンマイル”への挑戦 |
2. | 発注部分、配送部分の効率化でネットの欠点をカバー |
3. | モバイルの活用で、リアル店舗からネットショップへの送客も可能に |
4. | 他社の購買情報も含めて取り扱うことができる仕組みが登場 |
「ただしここで注目すべきは、Webで商品を見て、実店舗で商品を買うという割合が約4割弱あること。今後はネットか、リアルかで線引きすることが難しくなっていく、あるいは境界が曖昧になっていくと考えられる」(藤吉氏)
こうした状況の中で、リアルとネットの各々に、どんな変化が出てきているのか。
まずネットサービスがどうしても超えられない課題として挙げられるのが、商品の配達に時間がかかることだ。
「リアル店舗なら商品を購入した段階で、顧客はその場で品物を手にすることができる。しかしECの場合は、購入ボタンをクリックし、商品が手元に届くまでには、一定時間が必要だ。その“ラストワンマイル”を何とか解消しようということで現在、新たな取り組みが始まっている」
「実際のサービスとしては、アマゾンのAmazon Lockerやグーグルが買収したBufferBoxなどが挙げられる。これらはユーザ自身が、買った商品を取りにくという仕組みのもの」(関連記事:楽天、「楽天BOX」開始 駅のロッカーで商品受け取り)
【次ページ】予測出荷・PFM(個人金融資産管理)・電子レシートって何だ?
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