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  • 2014/09/25

千葉市が「ちばレポ」で実現する、スマホとSalesforce1活用による市民協働のまちづくり

千葉県千葉市で、モバイルを通じて市民の力を市政に取り入れようとする新しい取り組みが始まっている。地域での困った課題を市民が見つけ、市役所と市民が力を合わせて解決する「ちば市民協働レポート」、愛称は「ちばレポ」だ。身近なスマートフォンを使って街づくりに自発的に参加してもらうことと、市政の効率化の二兎を追う。

フリーライター 重森 大

フリーライター 重森 大

メインの活動フィールドはエンタープライズ向けITだが、ケータイからADCまでネットワークにつながるものならなんでも好きなITライター。現場を見ることにこだわり、毎年100件近い導入事例取材を行ってきた。地方創生の機運とともにITを使って地方を元気にするための活動を実践、これまでの人脈をたどって各地への取材を敢行中。モットーは、自分のアシで現場に行き、相手のフィールドで話を聞くこと。相棒はアメリカンなキャンピングカー。

スマートフォンを使い街の課題をレポート

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千葉市長
熊谷 俊人氏
 千葉県千葉市は2014年9月16日から、「ちば市民協働レポート」をスタートする。市内の公共施設の不具合に関する情報を、市民の力を使って集めようという取り組みだ。

 レポートを公開する理由は、市としての対応状況をオープンにするだけではない。レポートの中には公園の設備やごみ対策など、市民の力で解決できる課題もある。自分たちの街の課題を見つけて、自分たちの力で解決できることは解決してもらうことだ。発表会に登壇した千葉市長 熊谷 俊人氏は、「ちばレポ」を開始する経緯について以下のように語る。

「昔ながらのシステムに馴染めない新しい世代が増えて、地域のつながりが希薄化しています。そうした市民を昔ながらのシステムにむりやり押し込めるのではなく、新しい世代が街と関わりやすいシステムを作りだしていく。そうすることで、市民のエネルギーを無駄にしない、スマートなマッチングができる街をめざします」(千葉市長 熊谷 俊人氏)

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 対象として想定しているのは、道路の陥没や公園のベンチ破損など、市が管理する施設に関するもの。レポーターとして参加を希望する市民はまず、スマートフォン用アプリをダウンロードしてレポーター登録を行なう。道路などの不具合を見つけたら写真を撮影し、GPSを使ってポイントを特定してレポートを送信する。不具合の状況がわかりやすいよう、レポートには3枚までの写真、もしくは動画を添付できるようになっている。

 集められたレポートは各担当課がチェックし、個人情報など公開に不適切なものを除いて専用サイトに掲載する。これにより、市内のどこにどのような不具合があるのか、現在の対応状況がどうなっているのかを、市民が確認できるようになる。レポートの投稿から公開までに要する期間は、休日をのぞいて3日以内を目安にするという。

 2013年に実施された実証実験では、レポーターとして参加した市民の多くが、日々の生活の中で自然に「街を良くしたい」という視点を持つことができたと効果を語っている。レポーターを増やすことで、同じように街づくりを自分たちのこととして考える市民が増えることが期待されている。

 千葉市内に在住、在勤、在学中であれば誰でもレポーターとして登録できる。千葉市では、今後3年間で5000名のレポーター登録を目指すという。

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