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  • 2015/06/18

ネット家具通販の覇者が目指す“人工知能”、ベガコーポレーション 代表取締役 浮城智和氏に聞く

流通業界が“薄曇り”と言われる中、福岡を本拠地に右肩上がりのペースで売上高を伸ばし続けるインターネット家具販売ショップがある。ヤフーショッピングや楽天市場などで「家具通販ロウヤ」を展開するベガコーポレーションだ。強さの秘密は、ローコスト、情報量、顧客からの信頼にあるという。同社はさらにIT力を強みに、その先の夢を描いていた。代表取締役 浮城智和氏に話を聞いた。

在庫を抱えなくてよいという理由で家具販売を選択

――浮城社長のバックグラウンドについてお聞かせください。

photo
ベガコーポレーション
代表取締役
浮城智和氏
浮城氏:
もともと独立志向があって、大学生のときから会社を経営したいと思っていました。九州で大学を出たのですが、いわゆる“就活”はせず。20代はとにかくいろいろな経験を積み、一番いいと思える業態に出会ったら独立、というシナリオを考えていました。携帯電話の販売や教材の訪問販売など主に営業系の仕事を中心に経験したんですが、4番目に出会ったのが家具の卸売販売。ちょうど楽天市場などEC市場が伸びているときで、家具をネット通販することに決めました。

 なぜ家具だったか。在庫を抱えなくてよかったからです。モノが大きいため、顧客から受注してメーカーに発注し、顧客へ直接運送してもらうということが可能でした。いわゆるドロップシッピングですね。だから資本金がなくても、パソコン1台あればビジネスを立ち上げることができた。大きいモノということでは家電もそういうビジネスモデルを取れますが、これは電気工事など設置も同時に手がけなければなりません。その点、家具は簡単で、まだインターネットで本格的に販売しようという企業は出ていなかったこともあり、チャンスだと思ってまずヤフーショッピングへ出ました。それが2004年7月のことです。

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――順調に伸びたのですか。

浮城氏:
その後、楽天市場へも出店して、2年目までは順調でした。しかし、2006年ぐらいから、仕入先、つまりメーカーや卸事業者がインターネットで直販し始めたんです。当社の仕入れ値にわずかに乗せたぐらい金額で市場に出てくるので、もう太刀打ちできません。このままでは倒産するしかない、という中で、はたと気づきました。サイトの作りこみは一日の長があって、当社の方がいい。価格が問題というなら、当社も海外から直接大量仕入れすれば対抗できるじゃないかと。ここからリスクを取って在庫を持つようになります。生き延びるために取った方向転換策でした。

 大量仕入れといっても、大手と違って、これ!と目をつけた商品をせいぜいコンテナ1台分買いこむというのが精一杯だったんですが、これが当たりました。多彩な商品を薄く広く取り扱うのではなく、椅子なら椅子と単品を深掘りしたのもよかった。入荷と同時に全部出ていくようなヒットを重ねながら、商品の幅を広げてきたというのがこれまでの歩みです。

【次ページ】厳しい競争の中、生き残るための哲学は?

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