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  • 2016/05/18

「沖縄に移住して働く」を実現させる秘訣は? 知っておきたいルールや価値観

デザイナー 槇 恵希さんインタビュー

沖縄に移住し、Webデザインを中心に、動画制作やソーシャルゲームの開発も手がけるフリーランスデザイナーの槇 恵希(まき よしき)さん。槇さんはなぜ仕事の拠点を東京から沖縄県へ移したのか。国内外のクライアントとの取引を維持するために意識していることとは。槇さんに、沖縄に移住して得られたメリットや、沖縄で働く際に知っておきたいルールなどについて聞いた。

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沖縄にいながら、東京だけでなく全国、海外の案件も受注

――現在は沖縄でデザインのビジネスを手がけられているんですよね? どのような案件を担当されているのでしょうか?

槇氏:Webデザインが多いです。なかでも企業の採用サイトや不動産の特設サイト、ランディングページなどをたくさん手がけています。クライアントは都内にある代理店やプロダクションがメインで、うち1社が全国に支社を展開しているので、日本中から依頼が舞い込んできます。おそらく北陸と九州の一部を除く、全国の案件を手がけていると思いますよ。

 ほかには海外の代理店を通じて、海外にある日本人向けのお店のホームページやツアー会社のサイトも作っています。その代理店から依頼される案件には、ハワイに関するサイトが多いですね。

 あとは、映像やゲームの開発も行っています。映像については、Webサイトのデザインで動画を扱っているうちに、自然とイベント用のムービーやFlashの短編アニメーションも制作するようになりました。昨夏には、プロ野球が行われるスタジアムの大型スクリーンに流すアニメーションも担当しました。

 ゲームについてはFlashを得意としていることから、独立した頃にiモードのミニゲーム制作を行うようになり、次第にモバゲーやGREEなどのソーシャルゲーム開発も手がけるようになりました。今では、企画書やベータ版の制作などから携わるケースも、珍しくありません。

クライアントを抱えながらも沖縄に移住した理由

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東占堂
代表
槇 恵希さん

――なぜ、沖縄に移住されたのでしょうか?

槇氏:義理の母が沖縄出身で、家内も沖縄が大好きな人間です。その影響を受けて、気づいたら僕も沖縄にすっかり夢中になっていて、「沖縄に住めたら良いね」なんていう会話がひんぱんに食卓であがるようになりました。

 でも、当時すでに千葉県に一軒家を購入していて、仕事も生活も関東を拠点にしていたので、沖縄移住は単なる夢で終わるように思えました。しかしある時、義父母と沖縄で同居するという話が持ち上がったんです。それで沖縄に移り住むことを決めました。

――沖縄に移住することに、不安はなかったですか?

槇氏:もちろん、ありましたよ。その頃にはもうフリーランスになっていたのですが、まず沖縄にはクライアントがいなかったですし、在京のクライアントから引き続き仕事をもらえるだろうか、と不安いっぱいの状態でした。

 でも、こればっかりは腹をくくるしかなくて。「これまで自分がやってきたことがクライアントに評価されていれば、きっと依頼は来るはずだ」と前向きに考えるようにしました。

――移住を決めたとき、お仕事の仲間やクライアントの反応はいかがでしたか?

槇氏:仕事仲間のほぼ全員に、私は失敗すると言われてしまいました。だから移住の話が出た当初、家族は乗り気でも、私の頭の中はしばらくモヤモヤとしていました。クライアントには、「打ち合わせができない距離の人とはもうやれない」と言う方もいましたが、おおむね好意的に送り出してもらいました。たぶん、沖縄という移住先に興味を持ってくれたんだと思います。

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――沖縄に移住されてから、クライアントとの関係に変化はありましたか?

槇氏:移住前から日本中、また海外のクライアントから依頼を受けていたので、私自身は距離を感じていないし、仕事のやり方を大きく変えたということもありません。もちろん、東京と沖縄では物理的に距離があるので多少は仕事を選ぶようになりましたし、なかなか会えないことはコミュニケーションを図るうえでのデメリットになります。

 でも誠意を持って、「それでも大丈夫だ」ということをクライアントに説明し、理解してもらうことができれば、問題はありません。地方で暮らしながらフリーランスとして活躍するためには、クライアントの配慮と協力を得ることが非常に大切です。沖縄に居を移して3年ほど経ちますが、仕事ではまだ一度しか上京していません。仕事のやり取りは、ほとんどメールや電話などで事足りています。

――沖縄ではどのような環境でお仕事をされているんでしょうか?

槇氏:普段は、自宅のリビングの一角を仕切った仕事部屋で作業しています。複数の窓から光が差し込む明るい空間に、仮眠もできる大型のソファーや、CS放送が観られるテレビなどを配置しています。SOHOとしては、かなり快適な環境だと言えるんじゃないでしょうか。

 また、沖縄には台風や湿気、シロアリ対策のためにコンクリート造りの建物が多く、屋根は陸屋根という平たいタイプのものが目立ちます。僕達の住まいも、そのタイプの建物です。自宅は高台にあるので、海が見えます。昨年(2015年)には、より見晴らしを良くするために陸屋根への階段を設置し、屋上を設けました。そこからの眺めは美しく、そして癒されます。

 環境も眺めも良い今の住まいを、とても気に入っています。仕事にも良い影響が出ていると感じています。

【次ページ】沖縄のフリーランス生活、働く上で知っておくべきルールは

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