記事 物流管理・在庫管理・SCM 愛知の運送会社「29歳社長のDX」は失敗組とここが違う、これがデジタルネイティブか… 愛知の運送会社「29歳社長のDX」は失敗組とここが違う、これがデジタルネイティブか… 2025/06/13 8 これがデジタルネイティブか……。愛知県みよし市の運送会社であるmirai計画の代表取締役 柳川 佑平氏を取材して感じたことだ。仕事柄、筆者はさまざまなDXの取り組みを取材しているが、当然ながら各社、苦労を重ねてDXに取り組んでいる。しかし、29歳、デジタルネイティブである柳川氏は、やすやすとDXを実現しているように感じてしまう。本稿では、mirai計画の取り組みと、数千万円を投資したシステムの頓挫を経てDXを成功させた芳誠流通(東京大田区)の取り組みを紹介しつつ、デジタルネイティブという切り口からDXを考えてみたい。
記事 物流管理・在庫管理・SCM 16年連続で増収増益、間接資材通販で「時間資源」を提供する「モノタロウ」の物流 16年連続で増収増益、間接資材通販で「時間資源」を提供する「モノタロウ」の物流 2025/05/31 12 事業向け間接資材を販売するWebサイト「モノタロウ」で成長中のMonotaROが2025年5月、330台のAGV(無人搬送車)を活用している笠間ディストリビューションセンター(DC)を報道公開した。併せて、新たに建設される水戸DCの起工式も行われた。物流設備は日進月歩で、ほんの数年前は「最新」だったものがそうではなくなり、新たな設備が登場・導入されている。16年連続で増収増益、設立25周年を迎える同社の物流効率化のための試みをレポートする。
記事 物流管理・在庫管理・SCM 143億円の大赤字…それでもヤマトが「空飛ぶ宅急便」を続けるワケ、幹部の本音に迫る 143億円の大赤字…それでもヤマトが「空飛ぶ宅急便」を続けるワケ、幹部の本音に迫る 2025/05/30 15 ヤマトホールディングス(以下、ヤマトHD)とJALグループが連携し導入した貨物専用機「フレイター」は、2024年4月11日の初運航から1年が経過した。いわゆる国内輸送における「2024年問題」への対応策の一環として、当初注目を集めていた本事業だが、果たして成果はあったのか。本稿では、ヤマトHDの決算情報を基に分析し、さらに、同事業の立役者となった“ある社員”の本音にも迫る。
記事 物流管理・在庫管理・SCM 物流関連2法で相次ぐ悲鳴…でもアスクルロジが「ワンクリック」で対応できた凄い秘密 物流関連2法で相次ぐ悲鳴…でもアスクルロジが「ワンクリック」で対応できた凄い秘密 2025/05/27 10 改正物流関連2法が施行され、4月1日からは多重下請構造を是正する実運送体制管理簿の運用がスタートした。だが荷主や元請事業者からは「実運送体制管理簿作成に伴って事務処理業務が増えてしまう」という悲鳴も聞こえてくる。しかし、アスクル(ASKUL)の物流子会社アスクル ロジスト(ASKUL LOGIST)は、輸送手配をデジタル化して月45時間の工数削減に成功した取り組みの延長で、法律施行の3カ月以上前に実運送体制管理簿への対応準備を整えたという。ではどのような取り組みなのか。同社 輸送事業本部 管理部 部長 才本 淳二氏に話を聞きつつ、法改正前に慌てる企業とそうでない企業の違いについて考察する。
記事 購買・調達 調達DXに立ちはだかる「Excel多すぎ」問題、「社内データ活用」の新手法を解説 調達DXに立ちはだかる「Excel多すぎ」問題、「社内データ活用」の新手法を解説 2025/04/18 原材料の調達はもちろん、ESG対応が急務な折、調達部門は企業において事業活動を底支えする重要な役割を担う。その一方、表計算ソフトの多用などが原因で、業務の効率化が遅れがちなのも同部門だ。調達部門で抱える課題を解決し、業務効率化を実現、強靭なサプライチェーンを築くにはどんな手法が有効なのか。SRM(サプライヤーリレーションシップマネジメント)を活用した「調達DX」の実現方法を解説する。
記事 物流管理・在庫管理・SCM 脱・ドライバー「働かせ放題」の現在地、荷主が「運送会社に丸投げ」を辞め始めたワケ 脱・ドライバー「働かせ放題」の現在地、荷主が「運送会社に丸投げ」を辞め始めたワケ 2025/04/04 12 トラックで荷物を配送する際に、運行計画を立案する配車システム。2024年問題が叫ばれた同年3月までは絶好調な販売が続いたが、4月以降は販売実績が低迷しているという話も聞く。ある配車システムベンダーは「2024年3月までは引き合いが多かったが、4月以降、販売実績が芳しくない」と嘆く。だがその一方で、配車システムを利用して自ら配車を行おうとする荷主が増えており、配車システムのマーケット動向に変化が見られる。そこで今回、その潮流から見えてくる物流ビジネスの変化に迫るべく、配車システム「Loogia(ルージア)」を開発・販売するオプティマインドの代表取締役社長 松下 健氏に単独インタビューを行った。
記事 物流管理・在庫管理・SCM 中継輸送とは何か、メリット・デメリットや課題など、静岡の拠点事例とともに解説 中継輸送とは何か、メリット・デメリットや課題など、静岡の拠点事例とともに解説 2025/03/19 10 トラックドライバーの働き方を改善し、物流クライシスに対抗する手段として、「中継輸送」が注目を集めている。中継輸送とは、リレー方式で貨物を運ぶ輸送方法。長時間労働の温床である長距離輸送の働き方が大きく変わるとして、国を挙げた取り組みが進められている。そこで今回、新東名自動車道 浜松サービスエリア(下り)に隣接する中継輸送拠点「コネクトエリア浜松」(ネクスコ中日本と遠州トラックによる共同運用)の現場を直撃取材。取材を通して見えた中継輸送の特徴や課題、そして今後、中継輸送の取り組みが拡大されていく上で考えなければならないハードルを解説する。
記事 物流管理・在庫管理・SCM トヨタら爆速で推進、日本企業に「サプライチェーン横断データ連携」が必須となるワケ トヨタら爆速で推進、日本企業に「サプライチェーン横断データ連携」が必須となるワケ 2025/02/21 トヨタら爆速で推進、日本企業に「サプライチェーン横断データ連携」が必須となるワケ グローバルな経済環境が激しく変化する中、サプライチェーンの脆弱性が大きな課題として浮上している。コロナパンデミックや半導体不足、地政学リスクの高まりなどにより、従来の「効率性重視」のサプライチェーン運用だけでは対応が難しくなっているのだ。こうした状況を受け、サプライチェーンを横断したデータ連携による「レジリエンス(回復力)」の強化が図られている。そこで今回、d-strategy 代表取締役CEOの小宮 昌人氏に、トヨタの事例などを交えながら、日本企業が抱える課題や必要な行動について話を聞いた。
記事 物流管理・在庫管理・SCM 配送「1日110時間減」など特大成果、Pasco「超熟」敷島製パンが荷主でも配車する理由 配送「1日110時間減」など特大成果、Pasco「超熟」敷島製パンが荷主でも配車する理由 2025/02/18 15 政府が推し進める物流革新政策では荷主に対し、物流改善の責任と主体を求めている。だが「物流改善なんて、物流事業者に丸投げすればいいんじゃないの?」、本音ではこのように考えている荷主もいることだろう。事実、これだけ物流クライシスが叫ばれる今になっても、「荷主の責任」として物流改善を図る企業は意外と少ない。そんな中、物流の2024年問題が取り沙汰されるずっと以前から、荷主の責任を自覚し、物流改善に取り組んできたのが「超熟」を代表とする「Pasco」ブランドでパンを製造してきた敷島製パン(名古屋市東区)である。具体的にどのような取り組みを進めているのか、同社 パスコウエストカンパニー 物流部長 今西 勝之氏に話を聞いた。
記事 物流管理・在庫管理・SCM Excelも不要になる?世界の「サプライチェーン最高責任者」が語る…生成AIの利用実態 Excelも不要になる?世界の「サプライチェーン最高責任者」が語る…生成AIの利用実態 2025/02/07 新型コロナウイルス感染症やデジタル技術の進化、地政学的状況、地球温暖化、地域紛争などの要因が重なり、企業のサプライチェーンは重圧にさらされてきた。しかし、苦しい状況を抜け出す糸口も見えている。それが「生成AI」だ。それでは、具体的に生成AIをどう活用し、どのようなサプライチェーンを構築すれば良いのだろうか。さまざまな業界で活躍してきた「最高サプライチェーン責任者(CSCO)」たちの金言を紹介する。
記事 物流管理・在庫管理・SCM 自社の商品が激安で売られてた……「販路拡大」でメーカーが陥る「大問題と解決策」 自社の商品が激安で売られてた……「販路拡大」でメーカーが陥る「大問題と解決策」 2025/02/06 13 サプライチェーンがグローバルに拡大するとともに、その構造は複雑化しています。それにより、商品がメーカーの把握していないところで、たとえば「テロに活用された」「激安価格で売られていた」といった事態が起こり得ます。では、メーカーはどこまで責任を持つべきであり、どのように対策をすべきなのでしょうか。今回はメーカーの供給責任とサプライチェーン管理について解説します。
記事 物流管理・在庫管理・SCM 運送業の営業損益率0%…でも三重県の社長が「儲かる」と断言、営業・人材戦略の秘密 運送業の営業損益率0%…でも三重県の社長が「儲かる」と断言、営業・人材戦略の秘密 2025/02/04 11 運送ビジネスの平均営業損益率は0%──そう聞くと運送会社は儲からないと思う人が多いだろう。だが、カワキタエクスプレス(三重県亀山市) 代表取締役社長の川北 辰実氏はこう断言する。「運送会社は儲かる」。同氏はドライバーの大量離職など多くの挫折を経験しながら、独自の経営哲学を磨き上げてきた。そんな川北氏いわく、利益を出すには2つの秘訣があると明かす。独自路線を走るカワキタエクスプレスの戦略とともに、経営を支える優秀人材が集まる理由について話を聞いた。
記事 設計・開発・生産準備 設計業務における「生成AI活用術」、CADと連携で生産性「爆上がり」の手法とは 設計業務における「生成AI活用術」、CADと連携で生産性「爆上がり」の手法とは 2025/01/16 設計業務における「生成AI活用術」、CADと連携で生産性「爆上がり」の手法とは 事業の拡大や生き残りのために、業界を問わずDXの推進や生産性の向上が求められる現在。製造業においてもそれは例外ではない。製造業の企業では、設計業務をいかに効率化できるかが生産性の向上に大きな影響を与えるが、そのカギとして注目されているのが生成AIだ。3D CADやCAEなどのデジタル技術と生成AIを組み合わせて生産性を向上させる手法について解説する。
記事 物流管理・在庫管理・SCM CLO(物流統括管理者)とはどんな役職? 荷主のほぼ5割が対象、2026年に選任義務化 CLO(物流統括管理者)とはどんな役職? 荷主のほぼ5割が対象、2026年に選任義務化 2025/01/06 8 世の中の半数程度の荷主企業らに対して、CLO選任が義務化される。CLOとは、Chief Logistics Officer(チーフ・ロジスティクス・オフィサー)の略で、物流の見地から企業の営利活動を最適化する役員相当を指す。物流統括管理者、最高ロジスティクス責任者、最高物流責任者とも訳される。物流総合効率化法(物効法)の一環で、CLO選任義務化は2026年春から施行される予定だ。だが、CLOはもともと高度物流人材として議論されてきた職務であり、求められるスキルレベルは極めて高い。ほとんどの企業では適任者選びに頭を悩ませることになるだろう。そこで本稿では、CLOを理解するために必要な3つのポイントを解説する。
記事 物流管理・在庫管理・SCM 日本の製造業に足りない「昭和式からのアップデート」、改革の進め方とは 日本の製造業に足りない「昭和式からのアップデート」、改革の進め方とは 2024/12/17 日本の製造業に足りない「昭和式からのアップデート」、改革の進め方とは かつて日本の製造業はその優れた品質により世界を席巻してきたが、現在は厳しい局面を迎えている。大量生産・大量消費の時代が過ぎ、「小ロット・個別受注・短納期」が求められる現在、従来のものづくりのあり方を刷新しなければ企業競争力を失ってしまいかねない。では、これからの製造業はどのような視点を持って変革に臨むべきなのか。製造業およびそのテクノロジーの動向に詳しいフロンティアワン 代表取締役の鍋野 敬一郎氏に聞いた。
記事 生産・製造管理 「値引き常態化」iPhoneの中国不振がいよいよヤバい、売れない「本当の理由」 「値引き常態化」iPhoneの中国不振がいよいよヤバい、売れない「本当の理由」 2024/12/12 32 iPhone 16シリーズが中国市場で苦戦している。不調と言われたiPhone 15シリーズの販売台数をも割り込みそうな情勢だ。アップルはグローバル企業のブランド価値評価ランキング「Best Global Brands」で12年連続1位を獲得するなど、確固たる「ブランド力」で地位を築いてきたが、中国市場では今や値引きが常態化している。中国でiPhoneが選ばれない理由を探ると、アップルにとって深刻な「2つの後れ」が見えてきた。
記事 物流管理・在庫管理・SCM Excelなど「情報のバケツリレー」から大激変…2兆円企業「TDK」が挑んだSCM改革の全貌 Excelなど「情報のバケツリレー」から大激変…2兆円企業「TDK」が挑んだSCM改革の全貌 2024/12/04 35 製造業においてSCM(サプライチェーンマネジメント)の重要性がますます高まっている。こうした中TDKでは、従来の「モノづくり」だけでなく、SCMを変革して「事業の信頼性」という付加価値を高めようと、「シームレスSCMプロジェクト」を開始した。今回、TDK 電子部品ビジネスカンパニー ビジネスプロセス&オペレーショングループ General Managerの斎藤 義広氏が同プロジェクトについて語るとともに、SCMの変革に必要な6つのポイントなどについて解説した。
記事 物流管理・在庫管理・SCM アクセンチュア流「SCM改革」、体験談で教える「3つのAI事例」と「3つの秘訣」 アクセンチュア流「SCM改革」、体験談で教える「3つのAI事例」と「3つの秘訣」 2024/11/29 15 多くの製造会社で、サプライチェーンマネジメント(SCM)改革に取り組む機運が高まっている。一方、多くの企業では、「ITツールの導入が目的となってしまう」などの理由で、思うように進められていないのが実態だ。そこで今回、アクセンチュア ビジネス コンサルティング本部 コンサルティンググループ プリンシパル・ディレクターの兼沢 卓也氏が、o9ソリューションズ・ジャパン セールスディレクターの小山 英之氏による進行の下、SCM改革のトレンドとともに、失敗体験からの教訓や成功の秘訣について語った。
記事 設計・開発・生産準備 自動車工場「生産ラインの全体像」を5分解説、生産量を決める“ある工程”とは? 自動車工場「生産ラインの全体像」を5分解説、生産量を決める“ある工程”とは? 2024/11/26 22 国内外あらゆる業界の生産ラインに対し、独自のノウハウで計画提案から設備据付・保守までのサービスを提供するティーネットジャパン。そんな生産ラインの専門集団とも言えるティーネットジャパン AES事業部の浅井寛氏が、自動車工場の生産ラインの全体像、生産ラインのエンジニアリングの考え方のポイントなどについて解説します。
記事 設計・開発・生産準備 【設計×生成AIの凄い世界】オートデスク/PTC/ダッソー・システムズの先端技術の秘密 【設計×生成AIの凄い世界】オートデスク/PTC/ダッソー・システムズの先端技術の秘密 2024/11/21 18 ここ数年、多くの企業が生成AI(ジェネレーティブAI)の活用方法を模索するようになったが、そうした中で、工業製品や建物・都市などの設計領域においても「Generative Design(ジェネレーティブデザイン)」と呼ばれる“生成”のアプローチが進み始めている。今後、Generative Designによって設計工程の自動化が進めば、モノづくりは大きく変わっていくかもしれない。本記事では、世界的CAD・PLM・BIMベンダーである、Autodesk(オートデスク)、PTC(ピーティーシー)、Dassault Systèmes(ダッソー・システムズ)などが開発した「設計を自動化するツール」の実力を解説する。
記事 設計・開発・生産準備 企業向けアプリ開発が高速かつ簡単に、継続性とスケールを保つ「AIの使い方」 企業向けアプリ開発が高速かつ簡単に、継続性とスケールを保つ「AIの使い方」 2024/11/13 ビジネスの環境が劇的に変わることがめずらしくなくなり、他社よりも早いアプリケーション開発が求められることも増えた。このような中で注目されているのが、高度なプログラミングスキルがなくても開発できるローコードプラットフォームだ。AIを活用しながら、開発者の高度なセキュリティとガバナンスが求められるエンタープライズ向けアプリケーションを他社よりも早く、簡単に、次々と開発し、かつ、それにより導かれる企業DXの永続性、成長を確保する方法を探る。
記事 物流管理・在庫管理・SCM 不始末だらけの「アマゾン宅配」、それでも配達員に「ミスを伝えない」謎すぎる方針 不始末だらけの「アマゾン宅配」、それでも配達員に「ミスを伝えない」謎すぎる方針 2024/11/07 56 今やアマゾンは日本社会において欠くことのできない企業の一社であり、その社会的責任は極めて大きい。しかし、企業のエゴを突き通そうとすると、「物流の2024年問題」を筆頭とする物流クライシスを加速させ、日本社会をさらに疲弊させかねないと懸念する。事実、都市部にあるタワーマンションでは、配達に多大な手間と時間がかかるため、タワマン地獄として問題視されている。政府が「物流革新」政策に本腰を入れて推し進める中、アマゾンは善良なる仲間なのか、それとも日本社会に害を及ぼす存在なのか。今、その真価が問われている。
記事 物流管理・在庫管理・SCM 石破内閣がぶち上げた「サプライチェーン強靭化」、なぜ今「国内回帰」が必要なのか? 石破内閣がぶち上げた「サプライチェーン強靭化」、なぜ今「国内回帰」が必要なのか? 2024/10/25 32 10月27日に衆議院議員選挙の投開票を控える石破 茂首相は所信表明演説で、半導体といった重要産業におけるサプライチェーンの国内回帰を含む強靭化などの方針を示しました。過去の本連載では、半導体のサプライチェーンとその大規模な不足のメカニズムについて解説していますが、今回はなぜ今、日本がサプライチェーンの国内回帰を目指すべきなのかについて、サプライチェーンデザインという観点を踏まえて掘り下げたいと思います。
記事 生産・製造管理 三菱重工 江波工場の現場発AI活用、廃棄コスト「年6,000万円」を約9割削減できた秘訣 三菱重工 江波工場の現場発AI活用、廃棄コスト「年6,000万円」を約9割削減できた秘訣 2024/10/07 日々進化を遂げるAI技術によって、製造プロセスやビジネス戦略が変わりつつある。その一例として、コロナ禍で発生した減産の危機をDX推進で乗り越えた、三菱重工業 江波工場(広島市)の取り組みを紹介する。同社では、需要予測にAIを活用して生産材料の廃棄ゼロを実現するなど、多くの成果を上げた。その取り組み内容や成功要因について、同工場でDXを推進する2人の担当者が語った。
記事 生産・製造管理 iPhone16で方針転換、アップルが生産拠点を「インド→中国回帰」させた根深すぎる理由 iPhone16で方針転換、アップルが生産拠点を「インド→中国回帰」させた根深すぎる理由 2024/09/25 8 9月10日にアップルが発表した「iPhone 16」シリーズ。今回から搭載したAI機能が目玉であるが、実は生産拠点もこれまでと異なる。アップルは近年、さまざまな理由から「脱中国」とともに「インド進出」を図ってきた。だが、今回の16シリーズでは生産拠点の「中国回帰」をしている。その背景には、iPhone 15での「悪夢」と言える失敗があった。なぜ、アップルはここにきて「脱中国」を後退させたのか、新しく描く生産網とその課題とは何か。
記事 物流管理・在庫管理・SCM 「UDトラックス」の本質を突いた「物流DX」、AI活用術・DXロードマップも大公開 「UDトラックス」の本質を突いた「物流DX」、AI活用術・DXロードマップも大公開 2024/09/24 「UDトラックス」の本質を突いた「物流DX」、AI活用術・DXロードマップも大公開 著しく変化する市場において、持続的な成長を目指すうえで欠かせないDX(デジタルトランスフォーメーション)。しかし、DXを進めること自体が目的と化してしまっている企業は少なくない。今回は、日本有数のグローバルトラックメーカーである「UDトラックス」のDXの取り組みから学ぶ。「DXは道のりであり、それ自体が目的ではない」と語る、同社デジタルソリューション・IT部門 シニアバイスプレジデント 何 慶輝(カ ケイキ)氏が同社のDXの考え方から施策の詳細までを明かす。
記事 購買・調達 なぜ「ミスミ製造業DX」は内閣総理大臣賞に選出? “調達デジタル化”が生産性を爆上げするワケ なぜ「ミスミ製造業DX」は内閣総理大臣賞に選出? “調達デジタル化”が生産性を爆上げするワケ 2024/09/20 なぜ「ミスミ製造業DX」は内閣総理大臣賞に選出? “調達デジタル化”が生産性を爆上げするワケ 日本の製造業は「人手不足」「自動化の遅れ」「技術継承問題」など、多くの課題を多く抱えている。ミスミは製造業の社会インフラとして課題解決のイノベーションを創出し、製造業DXの成功事例として注目を浴びている企業の1つだ。ミスミグループ本社の常務執行役員で、ID企業体社長の吉田 光伸氏が、新たな価値創造におけるプロセス、発想の転換やオープンイノベーションの手法、未来の製造業の姿について解説する。
記事 購買・調達 【完全解説】製造業が抱える「部品調達」の問題点、現場担当者のリアルな悩みとは 【完全解説】製造業が抱える「部品調達」の問題点、現場担当者のリアルな悩みとは 2024/09/18 私たちの目に普段触れることのない「製造業の裏方の裏方」の世界で今、異変が起きていることをご存知でしょうか。スマートフォンや自動車など身近な製品ができるまでの最初の工程。いわばものづくりの最深部で、欲しい機械部品が欲しいときに調達できない危機に直面しています。なぜこのような事態になっているのか。部品の調達・販売に長年携わる筆者が、岐路に立つ調達現場のリアルに迫ります。
記事 物流管理・在庫管理・SCM トヨタやWindowsなど頻発する「システム障害」、知らなきゃマズイ「3種のリスク」とは トヨタやWindowsなど頻発する「システム障害」、知らなきゃマズイ「3種のリスク」とは 2024/09/10 1 自社の顧客やサプライヤー、物流会社といったサプライチェーンパートナーがグローバルに広がる中、互いにシステムを連携させて情報のやり取りを効率化させる企業が増えています。その一方、システム障害やサイバー攻撃が起きた際には被害が甚大化しやすいといった副作用をもたらしています。最近では、米クラウドストライクのセキュリティソフトの不具合によるWindowsの大規模障害が記憶に新しいでしょう。こうした事態は次にいつ自社で起きてもおかしくありません。これらの備えとして、企業はサプライチェーン全体でリスク管理を行う必要があります。そこで今回はこの「デジタルサプライチェーン」における3種類のリスクと管理手法について解説します。
記事 設計・開発・生産準備 普通の段ボール会社が「世界一」へ大躍進、売上倍増の秘密が「掃除」の深いワケ 普通の段ボール会社が「世界一」へ大躍進、売上倍増の秘密が「掃除」の深いワケ 2024/09/04 1 富山県富山市に本社を置く、段ボール製造会社のサクラパックス。橋本 淳氏が3代目社長に就任した2008年当時から、売上を倍増させるとともに、商品コンテストの世界大会で最高賞を受賞するなど、大きな成長を遂げています。その秘訣について橋本氏は「ニーズに沿った商品設計を実現させる社員の創造性の強化」を挙げます。これに加え、新規事業の展開、M&Aによる事業強化など、幅広い施策を実施してきました。そこで今回、100億円企業を作り上げた橋本氏自ら、会社を大きくさせた秘密について解説します。