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  • 2012/12/27 掲載

O2O市場を2015年まで予測、オンラインとオフラインの併売顧客は客単価2倍のケースも

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国内でもオンラインとオフラインの連携(O2O)による相乗効果により、売上アップや顧客満足度向上に取り組む企業が増えてきた。今回はオンラインとオフラインを有機的に結合して、ビジネスに活かす企業として、ユナイテッドアローズやセブンネットショッピング、ジュンク堂書店・丸善・文教堂書店、阪急阪神グループなどの取り組みを取り上げる。また、最後に弊社調査によるO2O市場の2015年までの普及予測を紹介する。

TIプランニング代表取締役 池谷 貴

TIプランニング代表取締役 池谷 貴

編集などの仕事を経て、カード業界誌の版元において、雑誌編集、プランニング、セミナー、展示会などの運営に携わる。電子決済、PCI DSS/カードセキュリティ、ICカード、ICタグなどのガイドブック制作を統括。2009年11月にマーケティング、カード・電子決済、IT・通信サービスなどのコンサルティング、調査レポート・書籍の発行、セミナー運営、ポータルサイト「payment navi(ペイメントナビ)」「PAYMENT WORLD(ペイメントワールド)」などのサービスを手掛けるTIプランニングを設立した。

併売顧客はリアル店舗のみの顧客より2倍以上客単価が高い

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ユナイテッドアローズではiPhoneアプリ「UNITED ARROWS LTD. HOUSE CARD/ユナイテッドアローズ ハウスカード」をリリースしている
 O2Oは、Webサービスからリアル店舗へ携帯電話やスマートフォンなどを利用して誘導する、もしくは両者が融合することにより購買活動などに影響を及ぼすといった意味として用いられている。国内で注目されているO2Oでは、成長著しいオンラインの事業者がオフラインの巨大な市場に進出するといった意味合いで語られることが多いが、両者を連携させた取り組みを行っている企業もある。

 たとえば、「UNITED ARROWS」、「BEAUTY&YOUTH UNITED ARROWS」、「UNITED ARROWS green label relaxing」などのストアブランドを展開するユナイテッドアローズでは、直営のオンライン通販サイト「UNITED ARROW LTD. ONLINE STORE(ユナイテッドアローズ オンラインストア)」を店舗の補完機能として位置づけ、オフラインへの送客に力を入れている。実際、店舗とオンラインストアとの併売顧客の客単価は、リアル店舗だけを利用している人に比べ、2倍以上高いという。

連載一覧
 日本最大の小売グループであるセブン&アイ・ホールディングス傘下で、グループ各社のサイトの集約化や共同販促の企画などを行っているセブンネットショッピングでは、セブン-イレブン、イトーヨーカドー、そごう・西武、デニーズといった店舗でWi-Fi接続により高速インターネット通信を無料で利用できる「セブンスポット」の企画・開発・運用を担当している。

 同スポットは2012年12月1日から全国に拡大し、全国1万店舗以上の店頭でサービスを提供している。過去実績において、イトーヨーカドーでは、セブンスポットで韓流のスターの壁紙がダウンロードできたため女性客が増加。また、デニーズでは顧客が増えているそうだ。

 凸版印刷では、大手流通各社、地域主力スーパーなどの折込チラシ情報などをインターネットで閲覧できる「Shufoo!(シュフー)」を展開している。「Shufoo!」を利用するユーザーは、チラシを見たいエリアを設定すると「Myチラシポスト」宛に、毎日ポストに折込チラシが投函されるように、電子チラシが自動配信(Push配信)で手元に届けられる。

 現状、インターネットで地域の折込チラシを紹介するサービスはそれほどないため、新聞の折込で届かなくなったチラシの消失分を「Shufoo!」で届けたいと考えており、実際に同社の調査によると、折込チラシとほぼ同じ効果で送客につながっているという。

【次ページ】リアル店舗のPOSとネット決済の取引情報の一元管理も欠かせない

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