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- 2012/12/25 掲載
ネスレが語る「Pinterest」の魅力と成功事例、右脳型マーケティング時代の到来か?
企業向けIT専門誌の編集記者を経て、フリーランスのライター兼翻訳家(英日)。ソフトバンク ビジネス+ITでは主に戦略やイノベーションなど経営施策に関連するIT関係の記事執筆を担当している。
半年でユーザー数を4倍にした画像掲載型ソーシャルサイト
まだ日本では馴染みの薄いPinterestだが、既にECサイトのマーケティングツールとして熱い注目を浴びている。2012年12月、都内で開催された「ネットショップ担当者フォーラム 2012」で、ネスレ日本 デジタルメディア開発ユニット ユニットマネージャーの揖斐理佳子氏がPinterestの可能性を紹介した。
ユーザーはピンボードを作成し、気に入った画像/動画のURLを入力(あればPin Itアイコンをクリック)して登録する。ピンボードは食べ物や風景、テクノロジーなどのカテゴリで分類されており、カテゴリから他のユーザーのピンボードを一覧できる。
気に入ったピンボードがあれば、フォローやコメントもできる。画像/動画は、最初のクリックで拡大され、さらにクリックすると掲載先のWebサイトへ誘導される。気に入れば、「Repin」ボタンを押して自分のピンボードにも再掲載できる。
Pinterestは、2011年7月からわずか半年で訪問者数を約4倍にした。それを知った当初、揖斐氏はユーザーアカウントが4倍になれば当然の結果と思ったという。しかし、ユーザーはサービスに慣れると訪問回数を減らすのが通常だ。「維持されているということは、飽きずに使い続けられている証拠と気付いた」(揖斐氏)。
しかも、訪問者の8割近くが女性であり、そのうち6割弱が25~49歳という。これを見た揖斐氏は、ネスレのターゲット層にぴったりはまる同サイトに興味を持ち、調査を開始した。
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