• 2013/11/26 掲載

東電や双日、シュナイダーエレクトリックら、日本初の産業用デマンドレスポンス事業

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東京電力やエナジープールデベロップモン社(以下、エナジープール)、シュナイダーエレクトリック、双日は22日、東京電力管内にて、欧州で成功している産業用デマンドレスポンスの実証実験を開始すると発表した。
 デマンドレスポンス(DR)とは、電力会社の要請に応じて、電力需要家の電力使用量を抑制する仕組みのこと。抑制した分を電力会社が買い取ることで、ピーク電力を押えながら需要家も恩恵を得ることができる。

 今回行われる産業用デマンドレスポンス(以下、iDR)の実証実験は日本で初の試み。従来、実証実験が行われてきたビル・家庭向けのデマンドレスポンスと比較するとiDRは下記のような特徴を持つ。

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カテゴリごとのDRの違い

 iDRでは、産業系電力需要家の大きな電力需要抑制の可能性をアグリゲートして(束ねて)電力会社に提供することによって、夏や冬のピーク電力需要対応、発電所の計画外停止の際の予備力、再生可能エネルギーにより生じる供給力の乱高下に対する調整力などの、電力会社の電力需給バランス管理を行う。また、産業系電力需要家に対しては、抑制した電力(ネガワット)に応じて報奨金を提供することにより、電力コストの削減を図る。

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産業用デマンドレスポンスのイメージ

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 本事業は、2015年3月末までを予定しており、欧州のiDRモデルを参考に、日本の電力システム・産業特徴に適したiDRモデルを設計、システム構築を行い、実際のデマンドレスポンス(電力需要抑制)を実施して、事業化に向けた実現性・成立性を検証する。

 構築するデマンドレスポンスの規模は、20万人以上の家庭における総消費電力に相当する5万kWの予定。本事業の結果を踏まえ、産業向けのデマンドレスポンスに必要な電力システム改革における制度変更や実施要領の提言を行うという。

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