- 2016/03/02 掲載
トヨタ自動車、大規模な体制移行を発表 製品軸に7つの「カンパニー」を設置へ
今回の体制変更では、「機能」軸ではなく、「製品」軸で仕事をしていくことによって、機能の壁を壊して調整を減らし、すべての仕事を「もっといいクルマづくり」とそれを支える「人材育成」につなげていくことにあるとしている。具体的には品群ごとに、以下の7つのカンパニー体制へ移行し、中短期の商品計画や製品企画はカンパニーが担う。
「Toyota Compact Car Company」
「Mid-size Vehicle Company」
「CV Company」
「Lexus International Co.」
「パワートレーンカンパニー」
「コネクティッドカンパニー」
なお、「第1トヨタ」「第2トヨタ」のビジネスユニットは継続する。
ガバナンスの観点においても、新たな9つのビジネスユニットが互いに競争、切磋琢磨し、ヘッドオフィスと連動することで、企業価値の向上を図る狙いがあるという。
また、直轄部署の再編し、コーポレート戦略部を新設する。中長期戦略企画を担う組織を集約。長期視点に立った経営の方向性の策定と経営資源の最適化を図る。そのほか、その他直轄部署・各本部の変更を実施する。
新体制に向けて、豊田社長は「組織改正は『ソリューション』ではなく、『オポチュニティ』である。皆で力をあわせ、この新しい体制を『もっといいクルマづくり』と『人材育成』を促進する『オポチュニティ』にしていきたい。この組織改正を将来の正解にするのも、間違いにするのも私たち自身である」との声明を発表している。
体制以降に伴い、4月1日付で役員人事、4月18日付で組織改正、および人事異動を行う。
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