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  • 2016/04/13

マイクロソフト西脇氏が選ぶベスト・ドローンとその使い方・楽しみ方・活かし方

日本マイクロソフトの西脇 資哲氏といえば、同社のエバンジェリストとして、パッケージソフトやクラウドサービスなどを解説するプレゼンターとして知られる人物だ。先ごろ同氏は、ドローンの専門カンファレンス「ジャパン・ドローン2016」に登壇した。ドローンマニアとしても知られる同氏は、趣味が高じ、いまや24基のドローンを所有するという。そんな同氏が、ITとドローンの親和性について解き明かした。

フリーライター 井上 猛雄

フリーライター 井上 猛雄

1962年東京生まれ。東京電機大学工学部卒業。産業用ロボットメーカーの研究所にて、サーボモーターやセンサーなどの研究開発に4年ほど携わる。その後、アスキー入社。週刊アスキー編集部、副編集長などを経て、2002年にフリーランスライターとして独立。おもにロボット、ネットワーク、エンタープライズ分野を中心として、Webや雑誌で記事を執筆。主な著書に『キカイはどこまで人の代わりができるか?』など。

「どんなドローンか」ではなく、「ドローンで何をするか」

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日本マイクロソフト
業務執行役員
エバンジェリスト
西脇 資哲氏
 西脇氏は、自分のドローン3基を徹底的に分解して研究したことで、ある発見をしたという。

「プロペラ、モーター、ジンバル(安定した映像を撮るための装置)、バッテリー以外は、ほとんどスマートフォンの部品が使われ、ICも約6割が共通だった。ドローンは飛翔体で、ラジコンと思われる方もいるが、やはりITがなければ動かない。そういう点でドローンはITであり、『DRONE as a IT』だと思う」(西脇氏)

 ドローンは機体そのものより、撮影した映像や画像に価値がある。これは車と同じ考え方だ。車体そのものよりも、「走ってどこかに行くこと」に重点がある。そういう意味で使い方の観点からドローンをとらえるほうがよい。

 西脇氏は「モノが売れるには、若い人のニーズが必要。そこでドローンに無関係な位置にいる女子高生と議論してみた。すると面白いアイデアが次々と出る。大人の発想だと、建設・測量・土木・農業・防災・防犯・監視・輸送ぐらいしか頭が回らない。しかし女子高生は違う。結婚式をドローンでやりたい、ファッションモデルと組み合わせたいなど、既成概念にとらわれない。このようなアイデアを吸収することが大切だ」と強調した。

 最近ではドローン競技会も多く開催されるようになった。ドローン世界大会として知られる「WORLD DRONE RACING CHAMPIONSHIP」は、今年ハワイで開かれ、日本予選は6月に仙台のアリーナで催される。

「大会は誰でも参加できる平等なレースだ。目や足が不自由でも優勝賞金を狙える。ぜひ若年層や高齢層も参加して大会を盛り上げていただきたい」(西脇氏)

ドローンマニアの西脇氏がお薦めするベスト・ドローンとは?

 西脇氏は、いまIT側の立場で注目するドローンについて紹介した。筆頭に挙げたのが「Parrot Bebop2」だ。フランス製で、デザインが秀逸だ。バージョンアップ機は3月に国内で発売されたばかりで、飛行時間と移動速度が大幅に向上した。



 2番目に同氏が推すのが「DJI Phantom4」だ。コントローラーの画面を2度タップするだけで、その場所へ飛んでいく。さらにActiveTrack機能を使えば、被写体を自動追尾し、動く被写体を中心に円を描きながらの撮影も可能だ。同氏は「Phantom4を2基購入し、ActiveTrackするPhantom4を、もう1台でトラッキングしている。機体は約18万円と少々高いが、PC以上の機能があり、投資に十分値する」と強調する。



 DJIのドローンのなかで、もう1つお薦めが、映画製作者も利用する業務用の「Spreading Wing S900」だ。本体重量は3.3kgで、最大離陸重量は8.2㎏あり、重いものを運べる。アームを折りたため、自由度の高いカスタマイズ性も魅力だ。一方、コンピュータ好きにお薦めの機体が開発用の「Martice-100」だという。WindowsやLinuxなどのOSを搭載できる。

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コンピュータ好きにお薦めの「Martice-100」。自律制御以外の機能を、Windowsなどからコントロールでき、Visual Studioでアプリケーション開発も行える。(西脇 資哲氏作成)

 今年に入って西脇氏が購入したのがYuneecの「Typhoon/Tornado」だ。同社はインテルの出資で一躍有名になった中国メーカーで、第二のDJIを狙う。ただしフライトにはアマチュア無線が必要でユーザーは限定される。Tornadoは防水性があり、雨天でも飛ばせる。3D Robotics社の「Solo」も西脇氏のお気に入りだ。Wiredの編集長だったクリス・アンダーソンがCEOを務め、空の産業革命を狙う企業だ。Soloは、飛行中にGoProカメラを操作でき、ライブ映像を楽しめる。



「いずれにしてもドローンを趣味にするようになって、青空を見るようになり、天気も気にするようになった。外出も多くなり、生活の変化を与えてくれた」(西脇氏)

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