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  • 2018/11/29 掲載

RPAの比較に役立つ5つの基準、どの製品をどの導入支援サービスで適用すべきか

ガートナーが指南

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IT化から取り残されていたホワイトカラーの業務効率化に向け、人手の作業を自動化しミスも一掃するRPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)の活用が進んでいる。ただし、新たな取り組みだけに、そこには落とし穴も数多い。あるべき展開の在り方とはどのようなものなのか。ガートナーでバイス プレジデントを務めるキャシー・トーンボーム氏が、RPAの概要を解説するとともに、初心者から上級者までの犯しやすい過ちや、その回避に向けた手法を紹介する。
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RPAは便利だが導入には「落とし穴」も存在する
(©tamayura39 - Fotolia)


RPA導入を検討すべき5つのプロセス

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 ブロックチェーンとならぶ技術的な取り組みとして、今、注目を集めているのが、ホワイトカラーのルーチン作業をロボットが代行し、オフィス業務の自動化を目指す「RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)」だ。背景には、モノづくりの現場で徹底的に取り除かれてきた“非効率さ”が、いまだオフィス業務に数多く潜んでいることがある。

 典型例がデータの二重入力だ。その原因は既存システムの連携の不十分さにあるが、レガシーシステムには技術的な難しさから手の加えようがないことも多い。そこで、やむなく人が各種作業を担ってきたが、人の作業量には限界があり、ミスの発生も避けられない。

 ガートナーでバイス プレジデントを務めるキャシー・トーンボーム氏は、「ビジネスのデジタル化が進む中、我々はオフィス業務のIT化の問題に改めて気づかされることになった。それこそ、業務のデジタル化から取り残された人手での作業だ。その問題がRPAにより解消できる。分断の多さを考えれば、近年におけるRPAの普及は自然な流れと言える」と解説する。

 トーンボーム氏は、RPA導入を検討すべきプロセスとして以下の5つを挙げた。

  1. 顧客コンタクトセンター
  2. 財務/経理(ERPへのデータ投入)
  3. BPMツールのサポート (特に銀行と保険会社)
  4. 「調達から決済まで」、および「受注から入金まで」のプロセス・フローの実現
  5. 人事データ


ロボット主導型と人間主導型のメリット・デメリット

 RPAはスクリプトで規定された挙動を基に、各種システムのロボットが自動収集/処理する仕組みだ。ツールは「ロボット主導型」と「人間主導型」に大別される。

 まず前者は、ロボットが仮想マシン上で稼働するタイプで、「サーバ型」とも呼ばれる。このタイプはサーバが集中管理するスクリプトを、プール化されたロボットに自動的に割り当てることで処理を実施。その特性からITガバナンスを利かせやすく、複数のロボットによる処理能力の高さから大規模展開に向いている。一方で、イニシャルコストが高くなりがちなことが難点だ。

 後者は、ロボットがクライアントPC上で稼働するタイプで、「クライアント型」とも呼ばれる。スクリプトは中央の管理レポジトリのほか、各PCなどで分散管理されることも多い。

 そのため、個々に特化した細かな制御に向く半面で、作成者や作成目的を特定しにくく、ITガバナンスを利かせにくいのが欠点だ。また、ボットは各PCで動作し、その数は数台までが一般的で、大量処理には不向きだ。イニシャルコストは比較的安価である。

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RPA導入の2つの違い
(出典:ガートナー)
 なお、RPAのボットは構造化されたデジタルデータしか処理できない。ただし、実業務では紙文書や音声、メールなど非構造化のアナログデータ用も一般的に用いられるため、それらのデータを扱う場合にはOCRや自然言語処理、音声認識などのツールも併せて検討する必要があり、その種類もすでに多岐にわたっている。

【次ページ】RPA導入で評価すべき5つの基準

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