記事 コンテンツ・エンタメ・文化芸能・スポーツ “マーケの神様”も苦戦中?「イマーシブ・フォート東京」がずっとパッとしない真因 “マーケの神様”も苦戦中?「イマーシブ・フォート東京」がずっとパッとしない真因 2025/06/02 21 2024年3月に誕生したテーマパーク「イマーシブ・フォート東京」が、昨今さまざまな意味で話題を集めている。というのも、森岡毅氏が率いる運営元「刀」が24.3億円という大幅な赤字を出し、その原因がイマーシブ・フォート東京なのではないか、と目されているからだ。業界を驚かせたこの数字の裏に、何があったのか。USJをV字回復させ、「マーケティングの神様」と称される森岡氏が挑んだ“初の固定資産ビジネス”が、思わぬ展開を迎えている──。
記事 Web開発・アプリ開発 TikTokに勝てない領域がある?グリーの鬼才・荒木氏の「時代を読む力」が凄いワケ TikTokに勝てない領域がある?グリーの鬼才・荒木氏の「時代を読む力」が凄いワケ 2025/05/19 8 グリーホールディングス 取締役 上級執行役員である荒木 英士氏は、同社の革新的な新規事業の開発をリードし続けるヒットメーカーだ。最近彼が手掛けたスマートフォン向けメタバース『REALITY』は、海外、特に米国で成功を収め、コロナ禍を契機に急成長した。こうした、時代の流れを読んだ荒木氏の新サービス開発の背景には、スマホシフトに乗り遅れ、成長速度を落としたグリーの過去の教訓があるという。今後のグリーの成長に欠かせないキープレイヤーである荒木氏に、メタバース業界の最新動向から、この業界の勝敗を分けるポイントを解説してもらった。
記事 Web開発・アプリ開発 当時の重要人物が明かす、DeNA・グリーら「ソシャゲ海外進出」頓挫のリアルな裏事情 当時の重要人物が明かす、DeNA・グリーら「ソシャゲ海外進出」頓挫のリアルな裏事情 2025/05/15 7 かつて日本国内で爆発的な人気を誇ったソーシャルゲーム。グリーやDeNA、MIXIら企業がその市場をリードし、多くの作品が世に送り出された。しかし、その後の海外展開やスマホアプリゲームの台頭により、業界は大きな変革期を迎えることになる。一度は落ち込んだグリーは、その後、逆境をどのように乗り越えていったのか。当時、北米で海外展開を主導していたキーマン荒木 英士氏にインタビューを行い、過去のリアルな事情とその後の戦略を掘り下げる。成功と失敗の狭間で、企業はどのような選択を迫られたのか、今だから語れる裏話をお聞きした。
記事 Web開発・アプリ開発 グリーが堅実成長できるガチな理由、鋭い開発者たちの「感覚的な企画会議」の秘密 グリーが堅実成長できるガチな理由、鋭い開発者たちの「感覚的な企画会議」の秘密 2025/05/13 14 NTTドコモの携帯電話向けネットサービス「iモード」の誕生により、ガラケー向けゲーム市場が急成長を遂げていた2000年代。MIXIやDeNAといった強豪ひしめく業界で、プラットフォーム運営をはじめ、『釣り★スタ』や『踊り子クリノッペ』などのヒット作を生み出し、業界の先頭を走っていたのがグリーだ。当時の急成長の裏には、あまり知られていない多くの試行錯誤があったようだ。本記事では、ソーシャルゲーム市場の歴史を振り返りながら、どのようにしてグリーからヒット作が生み出されているのか、その社内の構造に迫りたい。話を聞いたのは、グリーのヒットメーカー である、グリーホールディングス 取締役 上級執行役員の荒木 英士氏だ。
記事 コンテンツ・エンタメ・文化芸能・スポーツ 目指すは広島カープ?“爆裂成長中”Bリーグの「群馬&茨城」が狙う地元再生への道 目指すは広島カープ?“爆裂成長中”Bリーグの「群馬&茨城」が狙う地元再生への道 2025/05/08 9 近年、飛躍的な成長を遂げるBリーグは、開幕から10年経つ2026年に大きな改革を行う。現在の1部リーグ(現B1)は、参入基準の設置や昇降格制度の廃止などを設けた「B.LEAGUE PREMIER」に移行する。これらの改革の一環として、地域に根ざしたアリーナの建設を推進。アリーナを中心とした「街づくり」や「賑わいの創出」に取り組み、バスケを通じた地方創生に取り組んでいる。ではどのよう取り組みで地域の活性化につなげるのか。今回、Bリーグ チェアマンの島田 慎二氏、群馬クレインサンダーズ 取締役GMの吉田 真太郎氏、茨城ロボッツ 代表取締役社長の川﨑 篤之氏がその取り組みについて語った。
記事 コンテンツ・エンタメ・文化芸能・スポーツ 年1,000万本のスポーツ動画を「自動生成」、もう起きているAIスポーツ革命 年1,000万本のスポーツ動画を「自動生成」、もう起きているAIスポーツ革命 2025/04/29 10 スポーツエンタメ業界でAI活用が加速している。スポーツAIに関するWSC Sportsの技術により、今では年間1020万本ものハイライト動画が自動生成されるまでに至っているという。また、Elevateが開発した「EPIC」プラットフォームは2億2000万人分のデータを分析し、米アメフトのNFLチームのスタジアム開発やチケット販売に革命をもたらした。ここでは、AIがスポーツビジネスに「すでにもたらしている変革」について詳しく解説する。
記事 地方自治体・地方創生・地域経済 3,300億円の本気「東京ディズニークルーズ」、“失敗し続けた街”が拠点に選ばれた訳 3,300億円の本気「東京ディズニークルーズ」、“失敗し続けた街”が拠点に選ばれた訳 2025/04/14 22 東京ディズニーリゾートを運営するオリエンタルランドが、クルーズ事業に本格参入する。就航は2028年度を目指しており、投資額はおよそ3,300億円。これは2024年に誕生した東京ディズニーシーの新エリア「ファンタジースプリングス」の総投資額・約3,200億円とほぼ同規模の投資になる。すでにクルーズ就航の狙いなどについては多くの媒体が報じているところだが、今回注目したいのは、それによる「周辺都市への影響」だ。ディズニークルーズ就航の裏側を見つつ、発着拠点となる“あの場所”がなぜ選ばれ、どのように変わるのかを考えたい。
記事 コンテンツ・エンタメ・文化芸能・スポーツ 『ラブライブ!』経済効果がホントに凄い理由、オタクを総動員させた「仕掛け」の秘密 『ラブライブ!』経済効果がホントに凄い理由、オタクを総動員させた「仕掛け」の秘密 2025/04/03 23 学校で結成された架空のアイドルグループの奮闘と成長を描く日本のメディアミックス作品シリーズ「ラブライブ!」。2015年、ラブライブ!はその絶頂の極みにあった。作品をとりまく経済規模は423億円(筆者試算:注1)。これは同年のONEPIECEの156億円、進撃の巨人の130億を大きく上回る経済規模だ。また、ファン経済で見れば、AKB48の139億円、嵐の367億円をも超えるサイズとなった。まさに、「オタク経済圏おそるべし」とも言える“金字塔”を打ち立てた作品なのだ(4年後の2019年には114億円)。本記事では、大人気作ラブライブ!のファン経済が、どのように拡大していったのかを分析してみたい。
記事 コンテンツ・エンタメ・文化芸能・スポーツ 松竹と東映が「マーケDX」で反撃開始…ネトフリ全盛期に狙う「映画館」の勝機とは 松竹と東映が「マーケDX」で反撃開始…ネトフリ全盛期に狙う「映画館」の勝機とは 2025/03/26 松竹と東映が「マーケDX」で反撃開始…ネトフリ全盛期に狙う「映画館」の勝機とは 観客動員の減少や、Netflixなどの配信サービス台頭など多くの課題に直面している映画業界。そうした中で、2024年に松竹、東映、フラッグの3社が手を組みスタートしたのが「シネマDXプロジェクト」だ。映画館の顧客データ活用を通じた効果的なデジタル広告を展開する新たなプラットフォームの構築や、業界全体のDX推進を目指すプロジェクトの全貌について、3社のキーパーソンが解説する。
記事 コンテンツ・エンタメ・文化芸能・スポーツ ドラゴンボールパークが「サウジ」に建つ残念な理由…“利用される”日本の致命的弱点 ドラゴンボールパークが「サウジ」に建つ残念な理由…“利用される”日本の致命的弱点 2025/03/19 25 (株)TSMマネジメント 代表取締役 竹上創 「国内市場規模」と「産業規模」を混同されているようです。 メディアフランチャイズランキングを見れば、日本のIPがどれだけー海外を含めてーがっつりマネタイズできているかは明らかです。 もちろん、まだまだ伸ばせる余地があることはその通りです。
記事 コンテンツ・エンタメ・文化芸能・スポーツ 生成AIがコンテンツビジネスを破壊? アクセンチュアが示す「価値を再定義」する3手法とは 生成AIがコンテンツビジネスを破壊? アクセンチュアが示す「価値を再定義」する3手法とは 2025/03/11 15 生成AIの進化は、映像・音楽・ゲームなど多岐にわたるクリエイティブ業界を揺るがしている。一定品質の作業がAIによって自動化される中、プロのクリエイターはどのように生き残るのか。「淘汰されるのではなく、新しい挑戦ができる」と前向きな声がある一方で、AIとの共存に不安を感じる人も少なくない。本稿では、制作現場で起きている変化を整理し、AI時代におけるクリエイターの価値の再定義について考察する。生成AIの台頭は創作の可能性を広げるのか、それとも既存の価値を塗り替えてしまうのか。 コンテンツの「価値を再定義」する3つの方法について、アクセンチュアが解説する。
記事 株式・債券市場・資金調達 「Disney+」加入者70万人減…それでもディズニーが「増益」している3つの要因 「Disney+」加入者70万人減…それでもディズニーが「増益」している3つの要因 2025/02/27 14 ウォルト・ディズニーは2月5日、第1四半期決算を発表した。同社の動画配信サービス「Disney+」は世界で70万人の純減となったものの、第1四半期は増益という結果になった。現在のディズニーを支える事業とは何か。そして、今後の株価に影響をおよぼす可能性のある要素について解説する。
記事 コンテンツ・エンタメ・文化芸能・スポーツ 生誕80周年『ムーミン』の“稼ぐ力”が結構すごい理由、知られざる…版権の実力とは? 生誕80周年『ムーミン』の“稼ぐ力”が結構すごい理由、知られざる…版権の実力とは? 2025/02/18 21 世界中で愛されるキャラクター「ムーミン」は、フィンランドの作家トーベ・マリカ・ヤンソン氏の9冊の作品などを原典として誕生した。トロールという架空の生き物が住む「ムーミン谷」が舞台となり、大洪水や彗星、火山といった災害の難を逃れながら、時には家族を探したり親友スナフキンなどと血縁を超えて“家族”になっていく物語は、現代を先取りした話とも言える。あまりビジネスと結びつけて語られることはないムーミンだが、実は“稼ぐ力”を十分に備えたIP(知的財産)なのだ。今回は、そんなムーミンがここまで愛される作品になっていった理由や、ビジネス視点から見たキャラクターの実力を見ていきたい。
記事 ワークスタイル・在宅勤務 「ドラゴン桜」の編集者が「成功のために普通でいる」「頑張らない」を重視するワケ 「ドラゴン桜」の編集者が「成功のために普通でいる」「頑張らない」を重視するワケ 2025/01/26 11 「面白くない」と感じるのは、自分自身への警鐘なのかもしれない。「常識」や「バイアス」に縛られた認知が、観察の深みを奪っているのだ。ビジネスシーンでも生じる、決めつけや思い込みなどの「認知の歪み」から脱却するには、どうすればよいのか。それには、『宇宙兄弟』『ドラゴン桜』はじめ、編集者として数々のヒット作を生み出した佐渡島庸平氏が実践する、「頑張らない」ことがカギになるという。
記事 ダイバーシティ・インクルージョン 松本人志とは次元が違う「中居正広問題を絶対許すな」元経済誌編集長が憤る理由 松本人志とは次元が違う「中居正広問題を絶対許すな」元経済誌編集長が憤る理由 2025/01/25 438 引退を発表した中居正広氏が引き起こした一連の問題が起きたのは2023年6月。それが事実だとすれば、2017年頃から注目を集めた「#MeToo運動」や、故・ジャニー喜多川による性加害問題などで明らかになった重要な教訓を無視していたことは明白だろう。さらにフジテレビの対応や女性アナウンサーの証言から浮き彫りになるのは、職場内での権力構造がもたらす弊害と社会全体への悪影響である。元プレジデント編集長の小倉健一氏が鋭く解説する。
記事 人材管理・育成・HRM 「正解を求めない」ドラゴン桜の編集者が説く、「わからない」状態の価値とは 「正解を求めない」ドラゴン桜の編集者が説く、「わからない」状態の価値とは 2025/01/16 11 人は行動や思考を、本能的に「無意識」で行いたい。しかし、それは理想の状態ではないという。『宇宙兄弟』『ドラゴン桜』はじめ、編集者として数々のヒット作を生み出した佐渡島庸平氏は、これまでの学びを手放し、あえて「わからない」状態にいることの重要性を説いている。学校や仕事で染み付いた「わかりたい」という思考習慣を捨てた先には、何があるのだろうか。
記事 リーダーシップ 元サッカー日本代表・遠藤保仁氏に学ぶ「一流の思考」、18歳に「おい」と言われても… 元サッカー日本代表・遠藤保仁氏に学ぶ「一流の思考」、18歳に「おい」と言われても… 2025/01/16 元Jリーグ(日本プロサッカーリーグ) ガンバ大阪の選手であり、日本代表で歴代最多の出場試合数を誇る遠藤 保仁氏。現在は、ガンバ大阪のトップチームコーチとして、次世代を担う選手の育成に努めている。現役時代の遠藤氏は「先を読む力」が高く評価され、度重なる環境の変化にも柔軟に適応してきた。そんな遠藤氏からビジネスパーソンが学ぶべきことは豊富にある。そこで今回、選手の指導や変化への対応、人間関係の構築で大事にしているポイントなど、一流の思考法について話を聞いた。
記事 デジタルマーケティング総論 【単独】GENDA会長に聞く映画配給ギャガM&Aのウラ、社内は「胸アツ」だったワケ 【単独】GENDA会長に聞く映画配給ギャガM&Aのウラ、社内は「胸アツ」だったワケ 2025/01/10 19 2023年10月、映画配給会社のギャガを買収して話題を呼んだGENDA。これまでセガのゲームセンター事業やカラオケBanBanといったエンターテインメント領域の「川下」で事業を拡大してきた同社が「川上」のIP領域に進出する狙いはどこにあるのか。GENDA創業者で現会長の片岡尚氏に、買収の狙いや事業の海外展開について、貴重な単独インタビューで聞く。
記事 デジタルマーケティング総論 【単独】「ディズニー越え」に本気のGENDA会長、ハズレすぎた「配属ガチャ」とは 【単独】「ディズニー越え」に本気のGENDA会長、ハズレすぎた「配属ガチャ」とは 2025/01/06 40 2020年に赤字だったセガのゲームセンター事業を買収後、わずか1年で黒字化を果たし話題となったGENDA。「世界一のエンタメ企業になる」ことを掲げる同社を率いるのが、創業者で現会長の片岡尚氏だ。GENDA創業前に社長を務めていたイオンファンタジーでは、ゲームセンター事業を業界トップに押し上げるなど辣腕(らつわん)をふるった片岡氏だが、新卒時には「配属ガチャ」に泣かされた経験があったという。2040年に「ディズニー越え」を見据える片岡氏を突き動かす思いはどう形作られたのか。単独インタビューはひさしぶりだという片岡氏が、その情熱の源泉をたっぷりと語った。
記事 デジタルマーケティング総論 【単独】SEGAゲーセン譲受で4000人に「直筆手紙」?GENDA会長が語る裏話 【単独】SEGAゲーセン譲受で4000人に「直筆手紙」?GENDA会長が語る裏話 2024/12/26 43 2020年、コロナ禍でセガのゲームセンター事業を買収したGENDA。買収当時は約28億円の赤字を記録していた事業は買収後わずか1年で黒字に転換し、その後も店舗数を拡大しながら成長を続けている。上場企業としての2023年M&A実施数でも首位となり、その急成長ぶりで注目を集めるGENDAの事業戦略やビジョンについて、同社の創業者で現会長の片岡尚氏に、貴重な単独インタビューで話を聞いた。
記事 コンテンツ・エンタメ・文化芸能・スポーツ 【保存版】『鬼滅の刃』の儲ける仕組み、売上爆増させた…前例のないプロモ戦略とは 【保存版】『鬼滅の刃』の儲ける仕組み、売上爆増させた…前例のないプロモ戦略とは 2024/12/25 36 約120年続く日本映画史史上、最も売れた映画は『鬼滅の刃 無限列車編』だ。その売上は、国内404億、世界総興行収入517億円に上り、全世界で4135万人が劇場に足を運んだ「世界最高の興行収入の日本アニメ映画」としてギネス記録にも認定されている。今回は2016年にマンガ連載を開始し、2019年からアニメ化され、2020年の世界ギネスともなった『鬼滅の刃』の関連売上の規模や、ファンを獲得していったプロセスについて分析していきたい。大ヒットを生んだ裏側には、アニメ化を率いたアニプレックスのプロモーション戦略が大きく関係している。
記事 コンテンツ・エンタメ・文化芸能・スポーツ メタQuest 3Sは結局「買い」なの?Quest 3との「スペック格差」を実機で検証 メタQuest 3Sは結局「買い」なの?Quest 3との「スペック格差」を実機で検証 2024/11/28 15 メタからMR(Mixed Reality、複合現実)ヘッドセット「Meta Quest 3S(以下、Quest 3S)」が発売された。Quest 3Sは、上位モデル「Meta Quest 3(以下、Quest 3)」が7万円超えなのに対して、約3割の価格低減を実現した「普及機」に位置付けられる。数字上のスペックはQuest 3に劣る部分もあるが、果たしてQuest 3Sは「買い」なのか。実際に両機を使用してわかった同機種の「本当の実力」を解説する。
記事 コンテンツ・エンタメ・文化芸能・スポーツ 生成AIはコンテンツビジネスを「殺す」のか? 「職能価値低下」の末路 生成AIはコンテンツビジネスを「殺す」のか? 「職能価値低下」の末路 2024/11/26 23 生成AIが創作の場に広く進出している。ただ、『東京トイボックス』『南緯六〇度線の約束』などで知られる漫画家ユニット・うめの企画・シナリオ・演出担当である小沢高広氏と、『ふしぎ駄菓子屋 銭天堂』ほかアニメ・特撮分野の脚本を多く手掛ける脚本家の小林雄次氏によれば、生成AIの用途はまだまだ限定的。仕事が「奪われる」ほどのものではないという(前回、前々回記事参照)。今回は、生成AIが比較的早期に進出し、かつビジネス面でも直接な影響を及ぼしたライティング(文章作成)領域での話を入口に、生成AIが創作領域にもたらす──ビジネス的な見地からみた──パラダイムシフトについて、小沢氏と小林氏の見解も一部交えつつ考察する。
記事 コンテンツ・エンタメ・文化芸能・スポーツ 生成AIは創作者の仕事を奪うのか? 脚本家や漫画家、編集者の場合 生成AIは創作者の仕事を奪うのか? 脚本家や漫画家、編集者の場合 2024/11/21 17 生成AIが創作の場に広く進出している。現状、生成AIの用途はまだまだ限定的だが、このまま進化を遂げれば、より完成度の高い物語や、完成稿に近い映像シナリオ、より完成原稿に近い漫画を作り出せるようになるのは、時間の問題ではないか? 今回は前回に続き、『東京トイボックス』『南緯六〇度線の約束』などで知られる漫画家ユニット・うめの企画・シナリオ・演出担当である小沢高広氏と、『ふしぎ駄菓子屋 銭天堂』ほかアニメ・特撮分野の脚本を多く手掛ける脚本家の小林雄次氏に、ずばり「生成AIは人間の仕事を奪うのか」をぶつけてみた。
記事 コンテンツ・エンタメ・文化芸能・スポーツ 生成AIは創作の現場でどう使われている? 「制作コストゼロ」は実現するか 生成AIは創作の現場でどう使われている? 「制作コストゼロ」は実現するか 2024/11/15 29 生成AIが創作の場に広く進出している。文章やイラストは言うに及ばず、漫画や音楽や動画の生成まで可能となり、そのノウハウ指南自体がまた別のビジネスをも生んでいる。そこで、あまりにも素朴な疑問をあえて投げてみたい。生成AIはクリエイターの仕事を奪うのだろうか? このような状況に、当事者たる作り手はどう対峙し、どんな手触りを感じ、どんな見通しを立てているのだろうか?
記事 コンテンツ・エンタメ・文化芸能・スポーツ 「ガンダムシリーズ」は生涯いくら稼いだ? 今1番熱い…バンダイナムコの経営の凄さ 「ガンダムシリーズ」は生涯いくら稼いだ? 今1番熱い…バンダイナムコの経営の凄さ 2024/11/06 29 1979年の放送開始から今年で45周年を迎えるガンダムシリーズは、今なお多くのファンに愛される大人気作品だ。作品自体の魅力もさることながら、バンダイナムコホールディングスによる関連グッズ・商品によるビジネス展開も非常に優れたものであった。誰もが知っている、ガンプラ(ガンダムのプラモデル)、SDガンダム、ゲーム展開を経て、どれだけの売上を積み上げてきたのか。公開データを基に、筆者が最強IP「ガンダム」の作り出した経済圏に迫る。
記事 コンテンツ・エンタメ・文化芸能・スポーツ 【単独】入場者数“爆増”のBリーグ、島田チェアマンに聞く「最高の顧客体験」の秘密 【単独】入場者数“爆増”のBリーグ、島田チェアマンに聞く「最高の顧客体験」の秘密 2024/10/31 26 2024年10月3日に新シーズンが開幕したBリーグ。入場者数が右肩上がりで成長し、わずか8シーズンで約2倍に成長した。その要因についてBリーグ チェアマンの島田 慎二氏は国際大会での日本代表の熱戦などによるバスケブームとともに、「スマホファースト」「デジタルファースト」を挙げる。そこで今回、他のプロリーグでは見られない、Bリーグ特有の「チケット直販」制度といったマーケティング戦略や、データ統合による「データ活用戦略」について、島田氏に話を聞いた。
記事 コンテンツ・エンタメ・文化芸能・スポーツ 売上3.8倍で今1番“アツい”Bリーグ、島田チェアマンに聞いた「絶好調の秘訣」とは 売上3.8倍で今1番“アツい”Bリーグ、島田チェアマンに聞いた「絶好調の秘訣」とは 2024/10/03 12 先日のパリオリンピックの熱戦に続き、河村勇輝選手や富永啓生選手のNBA挑戦など、話題が尽きない昨今のバスケットボール界。日本のプロリーグであるBリーグは10月3日に新シーズンの開幕を迎えるが、ここ数年で急激な成長を遂げている。2016年9月に新たなプロリーグとして始まり、入場制限を行ったコロナ禍を経つつも、わずか8シーズンで入場者数が約2.0倍(452万人)、売上は約3.8倍(580億円、見込み)にまで拡大した。なぜこれだけの成長が可能だったのか。躍進の秘密について、Bリーグ チェアマンの島田 慎二氏に話を聞いた。
記事 コンテンツ・エンタメ・文化芸能・スポーツ JASRACは変わるべき?音楽市場で周回遅れ日本、経産省が「本気の報告書」で切り込むワケ JASRACは変わるべき?音楽市場で周回遅れ日本、経産省が「本気の報告書」で切り込むワケ 2024/09/26 経産省が今年7月に公表した『音楽産業の新たな時代に即したビジネスモデルの在り方に関する報告書』が、日本の音楽ビジネスを詳細に分析し、YOASOBI、米津玄師、ボカロらのアーティストはもとより、アイドルや漫画、アニメなどのファンダムにも深く切り込んだ「本気すぎる報告書」として大きな注目を集めている。世界のコンテンツビジネスが大きな変化を続ける中、日本の音楽産業が拡大するためには何が必要なのか。全77ページにわたる本報告書から要点を読み解いていこう。
記事 コンテンツ・エンタメ・文化芸能・スポーツ 「ウルトラマンシリーズ」でどれだけ儲かった?今1番キテる…円谷プロの経営を大解剖 「ウルトラマンシリーズ」でどれだけ儲かった?今1番キテる…円谷プロの経営を大解剖 2024/09/17 1 学校法人ワオ未来学園ワオ高等学校 教務部 川ロ秀樹 「キャプテンウルトラ」は、TBSの「ウルトラシリーズ」の3作目(「ウルトラQ」1966年、「ウルトラマン」1966―1967年)だが、円谷プロではなく、東映の制作。