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  • 2015/03/06

LIXIL CIO小和瀬浩之氏インタビュー:予算規模300億の基幹系刷新プロジェクトの狙い

トステムやINAXなどの5社が、2011年4月に統合して誕生した住宅設備機器メーカー最大手のLIXIL(リクシル)。サッシ、バスルーム、キッチンなどではシェア1位を誇り、国内ではダントツの存在感を示す。現在は住生活産業におけるグローバルリーダーを目指し、急ピッチでグローバル化を推進している。そうした中、2014年1月にCIO(最高情報責任者)に抜擢された小和瀬浩之 氏に課されたミッションが、グローバルな「One LIXIL」を実現するためのIT基盤の構築だ。予算規模300億円とも言われる「L-Oneプロジェクト」とはどのようなプロジェクトなのか?グローバル経営とITの関係、日本企業におけるIT部門の役割などについて聞いた。

(聞き手は編集部 松尾慎司)

「One LIXIL」を掲げ、2015年4月から新体制でさらなるグローバル化を推進

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LIXIL 執行役員 Chief Information Officer(CIO)
(兼) 情報システム本部 本部長
小和瀬 浩之氏
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──:「住まいと暮らしの総合住生活企業」を謳われています。

 LIXILは、2011年4月にトステム、INAX、新日軽、東洋エクステリア、サンウエーブ工業の5社が統合してできた会社です。扱っている商品は幅広く、窓やエクステリア、外壁、屋根、トイレ、バスルーム、キッチン、内装建材やタイルなど、住宅1棟分の商材です。我々は「総合住生活企業」と呼んでいますが、これだけ豊富な商材をワンストップで提供できるのは、世界的にみても非常に珍しいです。

──:海外事業を急速に拡大されていますね。

 海外企業のM&Aも積極的に行っています。イタリアのカーテンウオール大手ペルマスティリーザグループ、北米で水回り製品の製造・販売を手掛けるアメリカンスタンダード ブランズ、ドイツの水栓金具大手グローエグループなどがグループ入りしました。メーカーとしての売り上げは、国内が約1兆円に対し、これら海外企業の売上高を合算すると6,000億円超にまで拡大しています。

──:4月からは新しい体制で事業展開されます。

 2015年の4月1日から、「LIXIL Water Technology」「LIXIL Housing Technology」「LIXIL Building Technology」「LIXIL Kitchen Technology」という4つのテクノロジーカンパニーと「LIXIL Japan Company」の計5つのカンパニーに移行します。4つのテクノロジーカンパニーは、グローバルレベルでの最適化を図る事業経営を行います。一方、「LIXIL Japan Company」は、現在の日本における構造を継続し、日本の販売・サービスを担います。

──:その目的は何なのでしょうか?

 新しい事業モデルに移行する目的は大きく3つあります。1つめはグローバル化の加速、2つめは世界レベルでの人材活用、3つめはカンパニー間のシナジーによるLIXILの強みの最大化です。

 この中で特徴的なのは、近年のM&Aでグループ入りした北米と欧州の企業とともに「LIXIL Water Technology」を立ち上げることです。現在それぞれ独立して事業展開する世界各国の水まわり事業の指揮系統を統一し、より速い意思決定、経営の効率化、およびシナジーの加速を目指します。

【次ページ】「グローバル経営」とは「データ経営」だ

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