記事 中国 柯隆氏が語る習近平「2つの大失策」…中国を内憂外患に追い込む“国家主導”の限界 柯隆氏が語る習近平「2つの大失策」…中国を内憂外患に追い込む“国家主導”の限界 2026/09/11 15 EV、AI、ヒト型ロボット──中国は先端産業で急速に存在感を高めている。国家主導の大規模な産業支援が、企業の競争力を押し上げているようにも見える。しかし、エコノミストの柯隆氏は、政府の過剰な介入が企業の乱立と供給過剰を招き、かえって民間の活力をそぐと指摘する。鄧小平時代との対比から、習近平政権の経済運営の功罪を読み解く。
記事 地銀 メガバン過去最高益でも地銀は「PBR1倍割れ…」、生き残りを分ける“2つの条件” メガバン過去最高益でも地銀は「PBR1倍割れ…」、生き残りを分ける“2つの条件” 2026/09/08 6 日銀の利上げによって「金利のある世界」が到来し、銀行の預貸ビジネスは大きく息を吹き返した。2025年度は過去最高益となる銀行が相次ぎ、資本市場での評価も上向いている。ところが、その恩恵は一様ではない。規模の小さい地方銀行(地銀)ほど収益改善は遅れ、株価純資産倍率(PBR)は1倍に届かないままだ。人口減少が加速する地域を地盤とし、ネットバンクやメガバンク、フィンテック企業の攻勢にもさらされる地銀は、資本市場から「それでも成長できるのか」を問われている。この逆風の中で、地銀の評価を分けているものは何か。本記事では、東証が上場企業に示した“目線”と地銀の現在地をデータで確認したうえで、生き残りのカギを握る2つの条件を読み解く。
記事 AI・生成AI AIを使う企業ほど「残業が多い」? 馬渕磨理子氏に聞く“成果が出る投資”の条件 AIを使う企業ほど「残業が多い」? 馬渕磨理子氏に聞く“成果が出る投資”の条件 2026/09/02 27 企業によるAI投資が加速する一方、「AIを入れること」自体が目的になれば成果にはつながらない。経済アナリストの馬渕磨理子氏は、「自社だからこそ取り組むべき投資は何か」という問いを突き詰めるべきだと語る。さらに地政学リスクの高まりで、国内回帰や供給網の再構築も待ったなしだ。限られた資金を今どこに振り向けるべきなのか。企業が迫られる選択と、その判断軸を聞いた。
記事 株式・債券・金利・資金調達 日銀9月利上げでも円安は終わらない? 為替を動かす“真の原因”と投資環境4つの論点 日銀9月利上げでも円安は終わらない? 為替を動かす“真の原因”と投資環境4つの論点 2026/08/28 1 日銀が9月にも利上げに踏み切るとの観測が盛り上がっている。では、利上げが実現すれば円安に歯止めがかかるのか。実は、ドル円と日米金利差の説明力はすでに落ちており、為替を動かしている“真の主役”は別のところにある。その証拠に、金融政策が中立的な韓国でも通貨安は止まっていない。本記事では、(1)日銀の利上げはいつか、(2)為替は円高になるのか、(3)米国経済の現状、(4)日本株の季節性という4つの論点について、第一ライフ資産運用研究所 主席エコノミスト 藤代氏が整理していく。
記事 金融セキュリティ 金融庁・日銀が「異例の要請」…ランサム復旧「2カ月を1週間」に縮める3つのポイント 金融庁・日銀が「異例の要請」…ランサム復旧「2カ月を1週間」に縮める3つのポイント 2026/08/26 ランサムウェア被害からの復旧に「2~3カ月」を要する……そんな事態が珍しくない中、金融庁と日本銀行は、金融機関などにサイバー対策の点検・強化を求める異例の要請を出した。背景にあるのは、AIによって高速化する攻撃と、従来型バックアップだけでは守り切れない現実である。自社が被害を受けた場合、どのようにして仕事を止めずに戻すべきなのか。押さえるべき3つのポイントなどを通して、復旧期間を「1週間」に縮めるための手法を解説する。
記事 金融政策 金融庁も認める“手つかずの3領域”、地銀・信金がまだ稼げていない支援とは? 金融庁も認める“手つかずの3領域”、地銀・信金がまだ稼げていない支援とは? 2026/07/31 8 2025年12月に公表された「地域金融力強化プラン」は、地域金融機関に非金融領域まで含めた地元貢献を促すものだ。金融庁は「地元の課題に寄り添い、真に有意な地域貢献を」と求める一方、その具体的なアプローチまでは示していない。人口減少を前提とした新たな発想のもとで、地銀・信金は地元企業と自治体に、いったい何を・どう提供すればよいのか。本稿では、地域金融機関が採りうる地元企業・自治体への有意貢献に向けた検討スコープとアプローチの在り方を整理する。
記事 株式・債券・金利・資金調達 調整色強まる半導体株、「AIバブル崩壊」は本当か?台湾・韓国データが示す相場の真実 調整色強まる半導体株、「AIバブル崩壊」は本当か?台湾・韓国データが示す相場の真実 2026/07/30 3 6月下旬以降、AI・半導体関連株の調整色が強まり、市場では「AIバブル崩壊」を警戒する声も上がり始めている。果たして現在の株価は実態とかけ離れたバブルなのだろうか。本稿では、半導体製造の要である台湾・韓国、そして日本の最新の経済指標を定点観測し、足元のデータからAI相場の現在地と今後の行方、そして警戒すべきサインを、第一ライフ資産運用研究所 主席エコノミスト 藤代氏が多角的に探っていく。
記事 暗号資産・仮想通貨 日本0.3兆円・海外100兆円の衝撃格差、手数料ビジネスを破壊「オンチェーン金融」とは 日本0.3兆円・海外100兆円の衝撃格差、手数料ビジネスを破壊「オンチェーン金融」とは 2026/07/02 金融機関のビジネスモデルが、静かに、しかし確実に崩れ始めている。ブロックチェーン上で資産を管理・移転する「オンチェーンファイナンス」の台頭は、手数料収入の侵食から組織のあり方まで、金融機関の根幹を揺さぶる。ではこの変化の波を乗り越えるために、日本の金融機関は今、何を決断すべきなのか。その明確な道筋について、アビームコンサルティング Financial Services Business Unit, Directorの鈴木 雄大氏が解説する。
記事 株式・債券・金利・資金調達 半導体一極集中は本当?日本株を牽引する“意外なセクター”と好調脅かす「死角」とは 半導体一極集中は本当?日本株を牽引する“意外なセクター”と好調脅かす「死角」とは 2026/06/19 4 2026年6月、日経平均株価は初めて7万円の大台を突破。長らく半導体関連銘柄の一極集中と称される市場の盛り上がりを見せるが、実はその裏で非鉄金属やガラス、それ以外にも幅広い分野が新たな存在感を示している。しかし好調な株価の影には、個人消費や賃金上昇、原油高や長期金利上昇といった「日本株の死角」も潜んでいる。本稿では、今後の日本株の持続的な成長を左右する要因を第一ライフ資産運用研究所 主席エコノミスト 藤代氏が多角的に探っていく。
記事 地銀 メガバンクにどう対抗?過去最高益の裏で進む「地銀格差」と“勝ち残る銀行”の条件 メガバンクにどう対抗?過去最高益の裏で進む「地銀格差」と“勝ち残る銀行”の条件 2026/06/17 9 上場地方銀行の2025年度決算が出揃い、「過去最高益」に沸く地銀が続出している。日銀の“緩やかな”利上げを追い風に、預貸ビジネスの収益環境が改善したことが主な要因だ。しかし、この好業績を手放しで喜ぶことはできない。好決算の裏では、収益改善遅れが鮮明となっている銀行もあり、銀行間の格差がかつてないほど拡大しているからだ。さらに、メガバンク3行だけで上場地銀73行の合計の“3倍以上”もの純利益を稼ぎ出しており、その圧倒的な差は埋まる気配すらない。今後さらに利上げが加速する「金利のある世界」で、メガバンクやネット銀行の猛攻から地銀はどう生き残るべきか。“消える銀行”と“勝ち残る銀行”の境界線と、「地銀の攻め」の裏側を徹底解説する。
記事 金融政策 日銀「利上げ」で景気は失速するのか? 物価高ニッポンが直面する“最大のジレンマ” 日銀「利上げ」で景気は失速するのか? 物価高ニッポンが直面する“最大のジレンマ” 2026/06/16 4 日本は「失われた30年」を本当に抜け出したのか。円安と原油高に揺れる日本経済で、日銀の利上げが大きな焦点になっている。利上げは円安を抑え、物価高を和らげる可能性がある一方、景気を腰折れさせるリスクもある。“利上げ後”の日本経済の展望をエコノミストの永濱利廣氏に聞いた。
記事 株式・債券・金利・資金調達 円安は新NISAのせい? 円と同じ波形をたどる「もう1人の敗者」の正体 円安は新NISAのせい? 円と同じ波形をたどる「もう1人の敗者」の正体 2026/05/29 3 2026年5月7日に6万3,091円に達した日経平均は、その後上下を挟みながらも、約3週間に渡って6万円台を維持したが、円相場は株高と足並みが揃わず、依然として円安基調が続いている。円安は株相場を押し上げる要因である一方で、他の主要通貨が対ドルで一定の底堅さを見せる中、円ばかりが取り残されているという悲観的な見方も強い。しかし、日本円は本当に「1人負け」なのだろうか。本稿では、日本円と韓国ウォンの米ドル間金利差の波形から「敗者の型」を解説し、円安の裏に潜む新NISAの影響について、第一ライフ資産運用研究所 主席エコノミスト 藤代氏が語る。
記事 株式・債券・金利・資金調達 なぜAI関連株は暴落しないのか?「SaaSの死」と投資家の“沈黙”の深い関係とは… なぜAI関連株は暴落しないのか?「SaaSの死」と投資家の“沈黙”の深い関係とは… 2026/04/22 3 S&P500を牽引してきたAI関連銘柄の予想PER(株価収益率)が異常値である23倍に達し、「AIバブル崩壊」の足音がささやかれて久しい。しかし、2026年3月末時点でPERが19倍台まで低下した背景には、単純な株価下落とは異なるまったく別のメカニズムが働いている。「SaaSの死」という知られざる文脈が絡み合うなか、メガテック企業を中心とする情報技術セクターで今、何が起きているのか。大幅な株安を伴わずにバブルの泡が小さくなりつつある現状と、ショックに対する市場の耐性について、藤代氏は語る。
記事 地銀 ただの延命措置…?金融庁「地域金融力強化プラン」だけでは地銀を救えない苦しい理由 ただの延命措置…?金融庁「地域金融力強化プラン」だけでは地銀を救えない苦しい理由 2026/04/17 4 人口減少や人手不足といった構造的な課題に直面する中、金融庁が新たに打ち出した総合政策パッケージ「地域金融力強化プラン」。地方銀行にとっては、地域課題を解決する強力なツールとなる一方で、異業種参入やデジタル化の波に乗り遅れれば淘汰されかねない“サバイバル激化”のゴングでもある。さらに、プランに盛り込まれた公的資金の注入といった制度は、構造的な経営環境の悪化に対しては「単なる時間稼ぎ」にしかならないという“残酷な現実”も潜んでいる。本記事では、プランの2つの柱を紐解きながら、公的資金に頼らず地銀が勝ち抜くための「3つの生存戦略」とビジネス変革の重要性を徹底解説する。
記事 株式・債券・金利・資金調達 2026年の日本株「最大のリスクシナリオ」とは?植田総裁の“不気味な”発言が示すもの 2026年の日本株「最大のリスクシナリオ」とは?植田総裁の“不気味な”発言が示すもの 2026/04/08 2 2022年以降、日本株はインフレを追い風に急伸してきた。政府の財政支援が家計の購買力を守り、企業の価格転嫁を後押しし、賃金と物価の相互刺激が続く中で株価は名目値とともに上昇してきた。だが2026年3月以降、その構図は変わりつつある。植田総裁が金融政策決定会合後の会見で持ち出したある言葉は、日銀の姿勢の変化を示唆しているのかもしれない。利上げペースが加速した先に何が待っているのか。日本株の「最大のリスクシナリオ」を今すぐ把握しておく必要があると、藤代氏は指摘する。
記事 株式・債券・金利・資金調達 円安が止まっても株価は上がる?日経平均6万円時代に向けた「意外な条件」とは 円安が止まっても株価は上がる?日経平均6万円時代に向けた「意外な条件」とは 2026/03/06 1 日経平均6万円の到来が現実味を増すなか、為替の影響が日本株のリスクとされてきたが、「円安=株高」という常識は本当に通用するのだろうか。1995年以降のデータを丹念に紐解けば、意外なデータが浮かび上がってきた。この先、日米協調介入などで160円を超える極端な円安が抑えられると思われるが、日本株にはどのような未来が待っているのか。
記事 地銀 もうすぐ預金争奪戦に脱落者が…「地銀サバイバル」の勝者・敗者を決める“3大展望” もうすぐ預金争奪戦に脱落者が…「地銀サバイバル」の勝者・敗者を決める“3大展望” 2026/02/18 12 日銀の利上げで「金利のある世界」が戻ってきた2025年。地方銀行の預貸ビジネスは収益改善を果たしたが、その裏で預金獲得競争が激化し、銀行間の格差は広がっている。2026年はさらなる利上げが予想され、競争環境は一段と厳しくなる見通しだ。金利上昇は企業の資金繰りや不動産市況にも影響を及ぼし始めており、地銀の融資姿勢が問われる局面を迎える。加えて金融庁が「地域金融力強化プラン」を始動させる。ネットバンクとの競争が激化するなか、地銀は地域課題の解決という本来の役割を果たせるのか。地域に根差したビジネスモデルの構築が試される年になる。
記事 金融政策 NYダウ大幅下落 一時600ドル超の下げ幅 FRB次期議長人事の不透明感で NYダウ大幅下落 一時600ドル超の下げ幅 FRB次期議長人事の不透明感で 2026/01/31 3 米国株式市場でニューヨークダウ工業株平均が大幅に下落し、一時600ドル以上値を下げる場面があった。次期連邦準備制度理事会(FRB)議長の指名をめぐり、トランプ米大統領が次期FRB議長候補としてケビン・ウォーシュ元FRB理事を指名する意向を表明したことで不透明感が広がり、投資家のリスク回避姿勢が強まっている。
記事 金融政策 トランプ米大統領、次期FRB議長にケビン・ウォーシュ氏指名 トランプ米大統領、次期FRB議長にケビン・ウォーシュ氏指名 2026/01/31 2 トランプ米大統領は2026年1月30日、Truth Socialへの投稿で、FRB次期議長に元FRB理事のケビン・ウォーシュ氏を指名すると発表した。現職パウエル議長の議長任期は同年5月に満了し、就任には上院承認が必要となる。
記事 金融政策 次期FRB議長候補でケビン・ウォーシュ氏が最有力視、トランプ大統領が間もなく指名へ 次期FRB議長候補でケビン・ウォーシュ氏が最有力視、トランプ大統領が間もなく指名へ 2026/01/30 1 米国の次期FRB議長の後任人事で、ドナルド・トランプ大統領が元FRB理事ケビン・ウォーシュ氏を指名する見通しが強まっている。市場の予想でもウォーシュ氏への支持率が高まっており、他の候補を大きく上回る状況だ。現職ジェローム・パウエル議長の任期満了(5月)を控え、FRBの政策方向性や中央銀行の独立性をめぐる議論が続いている。
記事 株式・債券・金利・資金調達 生活負担は減らず…? 消費税減税がもたらす“ある影響”──負の連鎖のカラクリとは 生活負担は減らず…? 消費税減税がもたらす“ある影響”──負の連鎖のカラクリとは 2026/01/29 4 1月19日に消費税減税の可能性が急浮上した。高市首相は「食品を2年間は消費税の対象としない」ことについて検討を加速すると明言。これで主要政党がすべて消費税減税に傾いたことになり、昨秋の自民党総裁選後、これまで高市首相の口から語られることの少なかった消費税減税がにわかに現実味を帯びている。これが実現した場合、金融市場にどう影響するだろうか。
記事 税金 金持ち優遇…消費税ゼロで得をするのは誰か? 年収別・世帯別「本当の損得表」 金持ち優遇…消費税ゼロで得をするのは誰か? 年収別・世帯別「本当の損得表」 2026/01/24 1 衆院選を前に、消費税を「ゼロに」「5%に」「食品だけゼロに」と各党が競うことになった。特に食品ゼロは物価高対策として分かりやすいが、同じ税率変更でも家計の支出額によってその「うまみ」は異なってくる。そこで家計調査の平均支出から減税額を試算し、減税と給付、消費税と社会保険料という比較軸をそろえた上でどんな効果があるのか、選挙後の落としどころを含めて読み解いてみよう。
記事 株式・債券・金利・資金調達 【2026年展望】AIバブルは終わる…?米国経済とAI投資急拡大が“日本株”に与える影響 【2026年展望】AIバブルは終わる…?米国経済とAI投資急拡大が“日本株”に与える影響 2025/12/26 3 米国の失業率はじりじりと上昇するも、データセンター投資は5年で4.5倍になるなど、AIブームとともに米国経済の底堅さが際立っている。日本では、2025年に日経平均株価が高値を更新するなど、“インフレ下の株高”が常態化している。本稿では、日米経済のこれまでと、日本経済の展望を見ていく。
記事 株式・債券・金利・資金調達 日経平均5万円でも「冷めた現実」──日本企業が「低すぎるPER」から抜け出せないワケ 日経平均5万円でも「冷めた現実」──日本企業が「低すぎるPER」から抜け出せないワケ 2025/12/02 4 日経平均が5万円を超え、株高ムードが広がっているが、依然として日本企業のPERは低いままだ。株価は上昇を続けるが、成長への期待は盛り上がらない。市場が“夢を見られない”のはなぜなのか。長く続いた低評価は、どのような構造に根ざしているのか。そして、インフレという新しい環境が、その前提を揺るがす転機となるのか。エコノミスト藤代氏が解説する。
記事 金融規制・レギュレーション 金融庁「地域金融力強化プラン」の読み方、“貸せない時代”の戦略とは 金融庁「地域金融力強化プラン」の読み方、“貸せない時代”の戦略とは 2025/11/06 7 本年度の金融行政方針で最大の注目を集めているのが「地域金融力強化プラン」だ。年内の公表を目指して策定作業が進められており、その根底にある前提条件が「デモグラフィカル」──すなわち人口減少と少子高齢化である。これらは、全国の地域に共通する構造的な課題であり、社会全体へのインパクトを左右する要素でもある。いま、地域金融機関には、単なる融資機能を超えて、地域社会の再構築に貢献する役割が強く期待されている。その実現に向けた具体策こそが、この地域金融力強化プランである。本稿では、その全体像を紐解く前に、まず「デモグラフィカル」の現状を整理しておきたい。
記事 株式・債券・金利・資金調達 株高も生活潤う実感ゼロ…?「バラマキ型の物価対策」でホントに得したのは“誰”? 株高も生活潤う実感ゼロ…?「バラマキ型の物価対策」でホントに得したのは“誰”? 2025/10/23 2 2025年10月20日、日経平均株価がついに4万9,000円を突破した。しかし、この株価の高騰の裏側で、家計や日本の経済全体にはどのような変化が起きていたのだろうか。足元では、物価高に対応するために国が財政支出を続けた結果、企業の価格決定力が強くなり、賃金の上昇と物価の上昇が同時に進んだ。高市政権のもとで実現したこの転機は、日本経済にとって喜ばしいことなのかだろうか。
記事 金融政策 消費者ブチギレ……えぐいインフレで本格化、AIによる「値付け革命」の衝撃実態 消費者ブチギレ……えぐいインフレで本格化、AIによる「値付け革命」の衝撃実態 2025/10/10 4 猛暑日にアイスの値段が上がる、ランチタイムにはハンバーガーが高くなる。そんな値付けシステムの提案が、米国で見られるようになってきた。日本でも、航空券やホテルの予約、スポーツ観戦チケットなどでおなじみとなった、このダイナミックプライシング(変動価格制)だが、米国では小売業界にまで及び始めているのだ。だが当然、消費者からの猛反発はもの凄い。世界中でインフレが加速する中、小売業界でもダイナミックプライシングは根付くのか。
記事 金融規制・レギュレーション 「金融行政方針2025」の衝撃、“定期検査なし”でも不正を逃さない新監督モデル 「金融行政方針2025」の衝撃、“定期検査なし”でも不正を逃さない新監督モデル 2025/10/07 7 2025年8月、金融庁が「2025事務年度 金融行政方針」を公表した。今回の方針では、地方創生2.0を軸に地域金融の役割拡大を促しつつ、信金・信組の不正事案を受けた監督強化と、通信×金融グループへの監督強化にも言及があった。これら政策を実効性あるものにするためには、日銀と構築する“共同データプラットフォーム”が鍵となるが、今後、どのような動きがあるだろか。本稿では、2025事務年度における金融庁の重点施策とその実装の行方を考察する。
記事 物流管理・在庫管理・SCM 批判殺到「走行距離税」はなぜ必要? 大炎上の裏に隠れた、代替案なき「3つの理由」 批判殺到「走行距離税」はなぜ必要? 大炎上の裏に隠れた、代替案なき「3つの理由」 2025/09/30 17 1リットルあたり25.1円上乗せの「暫定税率」が廃止される方針が示され、世間が喜びの声で満ちた矢先に登場した「走行距離課税」。走った分だけ課税される新たな課税制度が検討されていることに対し、「物流殺し」「地方いじめ」などと刺激的な言葉で批判されている。だがEVやFCV(燃料電池自動車)といった新エネルギー車が今後増えていくことを考えると、ガソリン税、軽油取引税といった燃料税の減収は不可避だ。にもかかわらず、走行距離課税はSNSを中心とした扇情的な批判投稿によって、冷静で客観的な議論ができない状態に陥っている。そこで今回、走行距離課税におけるあるべき議論に立ち返ってみる。
記事 株式・債券・金利・資金調達 日本株は絶好調…?2026年に「日経平均5万円」があり得るその“意外な根拠”とは 日本株は絶好調…?2026年に「日経平均5万円」があり得るその“意外な根拠”とは 2025/09/30 3 2025年9月17日に日経平均株価は一時4万5,000円台を付け、その後も付近の値を推移している。昨年末は3万9,894円だったので、年初来で10%強の上昇したことになる。株価上昇の背景にはいくつか理由が考えられるが、気になるのは目下の株価上昇に持続性はあるのか、それともすでに過熱感を帯びているのか。今回の記事では日本の企業業績やマクロ経済動向を整理しつつ、現在の株価が適正かどうか、第一生命経済研究所の藤代氏に解説してもらった。