「transera」は、ACD（着信呼自動分配）、IVR（音声メニュー）、CTI（テレフォニー連携）、通話録音などのコールセンター機能をクラウド型で提供するサービス。

　クラウドに仮想的なコールセンターシステムを構築することで高い拡張性を提供し、必要な機能を、必要な時に、必要な分だけご利用いただけるメンテナンスフリーなシステム構築を実現するという。

　OTT（Over The Top）での機能提供により、既設のオフィスPBXにACD/CTI機能をクラウドからアドオンしてハイブリッド型のコールセンターシステムを構築するなど、これまでにない新しいシステム構築が可能になる。拠点分散型コールセンター、在宅オペレーター、海外拠点など、コールセンターのさまざまな運用形態に対応することができるという。

　また、「transera」はクラウド間連携を容易に実現。セールスフォース社「Service Cloud」との連携として、Open CTI対応のエージェント・デスクトップをはじめ、7月にリリースする新機能ではクラウド間連携を強化し、コールセンターの管理・運用業務を「Service Cloud」で一元的に行うことのできる機能「Transera Call Center App for Salesforce」を提供する。

　本機能により、稼働状況モニタリング、コールフロー作成、レポーティングなど、スーパーバイザーの管理業務、コールセンター管理者の運用業務まで、「transera」の提供する各種機能を「Service Cloud」で行うことができる。

　標準価格は月額1万1,550円/席（税抜）から（10席で利用契約期間が1年間の場合）。SCSKでは、2014年度に20社への提供を見込む。