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  • 2014/06/30

第一生命保険、IT基盤を刷新 RTO短縮・暗号化・Windows Server 2003からの移行も

第一生命保険は、中期経営計画の実現、ならびに次世代システム更改に向けて、2014年9月より「Windows Server 2012 R2」などで構成されたプライベートクラウド環境の運用を目指し、大きく3つの対応を実施した。

 第一生命グループは、本創業111周年となる2013年度から2015年度までの3年間を計画期間とした新中期経営計画「Action D~グループを挙げた更なる飛躍への挑戦」を策定していた。グループビジョン「いちばん、人を考える会社になる。」を目指し、基本戦略である4つの柱(成長戦略、ERM推進、グループ運営態勢、グループ人材価値)に基づき、経営目標の実現に取り組んでいる。

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Action Dの概要

 その中で今回のIT基盤刷新では、最新のOSであるWindows Server 2012 R2を用い、今後のクラウド時代を見据え、パブリッククラウド(例:Microsoft Azure)にも対応できる柔軟性のあるアーキテクチャをコンセプトに大きく3つの対応を実施する。

 1つめは、Windows Server 2012 R2の最新機能(Hyper-V、QoS機能など)を活用することによるシステム構成の柔軟性および運用効率性の向上。2つめは、BitLockerドライブ暗号化などの活用によるディスク内データの暗号化で安全性の向上。3つめは、Windows Server 2003からセキュリティ対策およびスケーラビリティが向上した最新OSへの移行促進。

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新システムの概要

 最終的にはすべてのWindows Server (1,000台以上)に対して、今回刷新を行う基盤へ統合する予定という。新しい基盤では、「仮想化技術の強化(Hyper-V、QoS機能など)によるサーバ集約率の向上で物理台数を3分の1以下に削減」、「サーバ集約率の向上に合わせて、媒体の削減も含めたバックアップ運用の効率化」「OS標準機能であるHyper-Vレプリカを適用することでRTO(目標復旧時間)の短縮」を実現する。

 さらに、これまで高価なFC/SANストレージで標準化された環境を見直し、安価なストレージとの組み合わせも行えるようにして、サーバとストレージの柔軟な構成を実現。これにより、現行サービスレベルを維持しつつも、現行と比較して15%以上のサーバ調達コストの削減が期待できるという。

 また、顧客情報を一元管理するとともに、国内の先行事例としてはまだ少数であるWindows Server 2012 R2で強化された「BitLockerドライブ暗号化」機能を用いた「ディスク全体の暗号化」によるデータ保護に取り組むことで、顧客の個人情報を安全に保ちながら、効率的な業務遂行を支援していく。

 第一生命では、これまでもWindows Server 2003 サポート終了への対策を進めていたが、まだ一部のシステムでWindows Server 2003を利用しており、2015年のサポート終了のタイミングまでに、サイバー攻撃などへのセキュリティ対策向上やスケーラビリティの維持向上のため、OSを最新環境へ移行するという。

 第一生命保険がIT 基盤として採用する日本マイクロソフトの主な製品は以下の通り。

プライベートクラウド
 Microsoft Windows Server 2012 R2 (Hyper-V)
 Microsoft System Center 2012 R2

業務アプリケーション基盤
 Microsoft Windows Server 2012 R2
 Microsoft SQL Server
 Microsoft BizTalk Server

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