記事 自動車・モビリティ トヨタに迫る快進撃、スズキ「超・絶好調」でも…“今年の減益”は避けられない理由 トヨタに迫る快進撃、スズキ「超・絶好調」でも…“今年の減益”は避けられない理由 2025/06/10 4 米国の関税問題や中国の景気後退など、今、世界最大の2つの自動車市場が大きく揺れています。この春の決算では日産が巨額の赤字を計上し、トヨタでさえ減益見通しを発表するなど、米国・中国市場への依存度が高い自動車メーカーは影響を受けました。そうした中、米国・中国という巨大自動車市場と距離を置くような戦略をとってきたスズキは、どのような決算となったのでしょうか。
記事 自動車・モビリティ 「トヨタ・ホンダ・日産」勝者と敗者を分けた決算、EVブームの陰で何が起きているのか 「トヨタ・ホンダ・日産」勝者と敗者を分けた決算、EVブームの陰で何が起きているのか 2025/06/09 11 トヨタ、ホンダ、日産など国内自動車メーカーの2024年度決算が出そろった。トヨタとホンダがそれぞれ最高水準の営業収益を記録する一方、日産は7工場閉鎖と2万人規模のリストラという深刻な危機に直面している。そして今期はトランプ関税が発動され、利益への影響は各社ともに大きく、EVも中国勢が安さで攻勢をかけており、国内勢を取り巻く環境は厳しい。各社の戦略の明暗はいかに。
記事 自動車・モビリティ 製造業のDXが“本当に進む”現場・全社・共創の3ステップとは 製造業のDXが“本当に進む”現場・全社・共創の3ステップとは 2025/06/06 製造業のDXが“本当に進む”現場・全社・共創の3ステップとは 製造業の現場では、データ活用やスマートファクトリーといったキーワードが飛び交うものの、思うように変革が進んでいない企業も少なくない。技術やツールは揃っているが、なぜ成果に結びつかないのか──。その背景には、現場主導の限界や、部門間の連携不足、そして全社戦略の欠如がある。こうした問題を解決へと導くのが、現場・全社・共創という3つのステップを軸にした製造業のデータドリブン変革だ。本記事では、データ利活用によって製造業の未来を切り拓くためのアプローチを、アビームコンサルティング 執行役員 プリンシパル 未来価値創造戦略ユニット長の橘 知志氏が具体的に紐解いていく。
記事 自動車・モビリティ 現地取材で確信した…BYD・CHERYら中国勢「爆伸び」のワケ、焦るトヨタの打開策は? 現地取材で確信した…BYD・CHERYら中国勢「爆伸び」のワケ、焦るトヨタの打開策は? 2025/05/26 6 中国上海で隔年開催される世界最大級の自動車展示会「上海モーターショー2025」が、2025年4月23日~5月2日の期間に開催されました。数年ぶりに中国現地取材を行った実筆者が感じたのは「中国市場の成長速度の速さ」でした。上海モーターショーの現地取材から見えてきた、日系メーカーと中国メーカーの現在の実力差を解説します。
記事 自動運転 BYD「160万円」自動運転EVの衝撃…“爆売れ”トヨタ最新EV「bZ3X」との共通点とは BYD「160万円」自動運転EVの衝撃…“爆売れ”トヨタ最新EV「bZ3X」との共通点とは 2025/05/23 14 BYDがほぼ全車種に自動運転機能を搭載する。最も安いコンパクトEV「ドルフィン」(中国市場では海鴎:シーガル)は約160万円という驚きの安さで、高速道路での自動運転機能が搭載されている。テスラを抜いて世界一となったBYDに死角はあるのか。世界最大の自動車市場である中国で、今後各社の明暗を分ける要素とは何か。
記事 自動運転 グーグル系「ウェイモ」初の海外進出、“日本”で走行開始…何が始まろうとしている? グーグル系「ウェイモ」初の海外進出、“日本”で走行開始…何が始まろうとしている? 2025/05/21 10 グーグルの親会社アルファベット社傘下の自動運転企業「ウェイモ」は、東京都内の公道で自動運転車の走行を開始した。自動運転車はフィジカルAIの最も身近な存在として注目される1つで、米国ではすでにいくつかの都市で商業サービスが開始されている。日本の場合、現時点ではドライバーが手動で運転する有人走行にすぎないが、その目的とは一体何なのか。
記事 EV(電気自動車) 韓国ヒョンデの新型EVに「日本車は勝てない」と言えるワケ、試乗で見えた「実力差」 韓国ヒョンデの新型EVに「日本車は勝てない」と言えるワケ、試乗で見えた「実力差」 2025/05/12 30 韓国のヒョンデ(現代自動車)が、最新の電気自動車(EV)となるINSTER(インスター)を、2025年4月に日本で発売した。同社として日本市場でのEV展開第3弾となるインスターだが、実際に乗ってみると、計算し尽くされた魅力が浮かび上がると同時に、現在の日本の自動車メーカーに「足りない視点」も明らかになる。その視点とは一体何か。インスターの性能とともに解説する。
記事 自動車・モビリティ 「停滞テスラ」と「好調BYD」は何が違った? EV企業の勝敗分けた“方針の差”とは 「停滞テスラ」と「好調BYD」は何が違った? EV企業の勝敗分けた“方針の差”とは 2025/04/25 10 電動車を武器に急成長を遂げたテスラとBYDですが、両社の明暗が分かれ始めています。2024年のテスラの販売実績は、前年をわずかに下回る約178万台と減速傾向。さらに2025年4月に発表した1~3月期決算は営業利益が前年同期比66%減の3億9900万ドル(約560億円)、売上高は前年同期比9%減の約193億3500万ドルと、大失速しています。一方、BYDの2024年は前年比プラス41%という大幅アップで、約427万台という数字を叩き出しました。世界ベスト10に割り込み、ホンダや日産をも抜き去るという急成長を維持したのです。両社の停滞・好調の要因はどこにあるのでしょうか。
記事 自動車・モビリティ 巷に広がる「自動車整備」への不満…業界が結構ヤバい? 整備士減少「2つの原因」 巷に広がる「自動車整備」への不満…業界が結構ヤバい? 整備士減少「2つの原因」 2025/04/23 25 物流や建設、介護など、人手不足をはじめとした理由で苦境に立たされている業界は多い。注目はされにくいが、整備業界もまたその1つだ。そこで国土交通省は2024年3月、「自動車整備士等の働きやすい・働きがいのある職場づくりに向けたガイドライン」を発表。この背景には、ADASやEV、あるいは近い将来に期待されるFCVや自動運転自動車といった自動車技術のパラダイムシフトに際し、整備能力が不足する懸念がある。今でも巷からは「自動車整備に時間がかかるようになった」「整備を依頼したら1カ月以上先まで予約が埋まっていると言われた」などの不満も聞こえてくる。整備業界で今、何が起きているのだろうか。
記事 自動車・モビリティ 「イーロンが嫌われすぎた」だけじゃない、テスラの「凋落」が始まった本当の背景 「イーロンが嫌われすぎた」だけじゃない、テスラの「凋落」が始まった本当の背景 2025/04/22 31 テスラがかつてないほどの逆風にさらされている。販売台数は前年比でマイナスに転じ、株価もピーク時の半分程度に落ち込んでいる。世界中でテスラ車へのボイコットが広がり、2025年中の回復は見込めそうにない状況だ。この要因としては、同社CEOのイーロン・マスク氏への反感が指摘されているがそれだけではない。テスラに残された、窮地脱出の選択肢は何か。
記事 ロボティクス 無法地帯だった「横浜の町工場」が大激変、5年かけた「職場と人材」の大改革とは 無法地帯だった「横浜の町工場」が大激変、5年かけた「職場と人材」の大改革とは 2025/04/16 16 横浜市で塗装ロボット事業、薪ストーブ事業などを展開する日鉄工営。前編では約5年かけて進めた「システム総刷新」について紹介した。だが、同様に着手しなければならなかったのが「無法地帯」と化した職場環境の改善や、人材面での改革だ。今では、従業員の平均年齢が5年間で50歳代から30歳代にまで下げるなど、成果を挙げている。そこで、後編では、人材面や職場環境に関する戦略や施策などについて、同社 代表取締役社長の紺野 亙氏と、企画業務部 部長補佐 森 玲菜氏に話を聞いた。
記事 ロボティクス 創業60年超えの町工場が「システム総刷新」、大失敗を経て挑んだ「6つの改革」とは 創業60年超えの町工場が「システム総刷新」、大失敗を経て挑んだ「6つの改革」とは 2025/04/11 16 創業60年以上の町工場、日鉄工営(横浜市瀬谷区)が、基幹業務システムをはじめとする「システム総刷新」に取り組んでいる。同社 代表取締役社長の紺野 亙氏は入社した5年ほど前を振り返り、「約1,000万円かかった生産管理システムがまったく使われていない状況に衝撃を受けた」と語る。さらには、紙による管理やムダな業務プロセスなど課題は山積していたという。そこで取り組んだのが業務システムの刷新だ。今回、紺野氏と企画業務部 部長補佐の森 玲菜氏に、システム刷新の全貌について話を聞いた。
記事 EV(電気自動車) ホンダと日産の「経営統合」は結局何だったのか? 裏にある王者テスラへの「焦燥感」 ホンダと日産の「経営統合」は結局何だったのか? 裏にある王者テスラへの「焦燥感」 2025/03/12 11 今年2月、2024年の末から大きな注目を集めていた本田技研工業(以下、ホンダ)と日産自動車(以下、日産)との経営統合の動きが終焉を迎えた。今回の1件をEVの視点から振り返ると、2040年に新車の完全EV化を掲げているホンダならではの「焦燥感」が浮き彫りになってくる。EV市場の「絶対王者」とも言える米テスラや台頭著しい中国BYDなど、群雄割拠がひしめく中での戦いを強いられるホンダは、経営統合にどんな夢を見ていたのか。EV推進に舵を切るホンダの現在地とともに解説する。
記事 AI・生成AI トヨタコネクティッドの「AI戦略」はここがスゴい、「伝統×変革」進化の軌跡 トヨタコネクティッドの「AI戦略」はここがスゴい、「伝統×変革」進化の軌跡 2025/03/06 トヨタコネクティッドの「AI戦略」はここがスゴい、「伝統×変革」進化の軌跡 生成AIの活用は、多くの企業にとって喫緊の課題だ。しかし、導入や推進にはさまざまな壁が存在する。この壁を、独特な公式と戦略で突破しようとしているのがトヨタコネクティッドだ。同社AI統括部戦略室 Executive AI Directorの川村 将太氏は、「X=CAP」という独自の公式を提唱。日本の伝統企業(JTC)が抱える課題を克服し、生成AI推進を通じて新たな価値を創出するその戦略とは一体どのようなものか。
記事 自動車・モビリティ 大変革期の自動車業界…「AIを味方」にするには?いま最優先でやるべき「2つのこと」 大変革期の自動車業界…「AIを味方」にするには?いま最優先でやるべき「2つのこと」 2025/03/03 いま、自動車業界は大きな変革期にある。人件費の上昇と労働力不足に直面している一方で、産業界全体では「AIやその他のテクノロジーを採用することで、世界中で8300万人が職を失い、6900万の新しい仕事が生まれる可能性がある」という予測もある。組織のリーダーたちは、「新しい働き方」を開発しなければならないときが来ているのだ。この極めて難しい取り組みを成功させる鍵を握るのが、生成AIだ。
記事 EV(電気自動車) フォルクスワーゲン首位から陥落…中国市場の「新王者BYD」との“リアルな差”とは? フォルクスワーゲン首位から陥落…中国市場の「新王者BYD」との“リアルな差”とは? 2025/02/21 12 日本経済新聞の報道によると、2024年の中国市場における乗用車販売でBYDが初の首位に立った。前年比46%増の約365万台を販売しフォルクスワーゲン(国有企業との合弁)の約298万台を抜いたという。これまでブランド力などを武器に乗用車販売で1位であったフォルクスワーゲンだが、それ以上に中国市場においてBYDの競争力は高いようだ。勝敗のポイントを見ていきたい。
記事 EV(電気自動車) だから強い…BYD・シャオミら「中国EV強者」の経営の秘密、国産EVが勝てない理由 だから強い…BYD・シャオミら「中国EV強者」の経営の秘密、国産EVが勝てない理由 2025/02/20 技術の進化に伴い、EV(電気自動車)、FCV(燃料電池車)、PHV(プラグインハイブリッド車)など、環境負荷の少ない自動車の開発競争は激化する一方だ。特に、EVについては海外に比べ“出遅れ”が指摘される国内メーカーだが、今後、どのような戦略を採るべきか。本記事では、自動車ジャーナリスト/電動モビリティシステム専門職大学 准教授の川端由美氏が、EVを中心とした次世代モビリティに関する国内の大手・振興メーカーの「生き残り」に向けた戦略について解説する。
記事 自動車・モビリティ 生成AIが自動車業界を「徹底的に」変えるワケ、モダナイゼーション最前線を徹底解説 生成AIが自動車業界を「徹底的に」変えるワケ、モダナイゼーション最前線を徹底解説 2025/02/19 自動車産業は今、大きな変革の時を迎えている。急速な電動化、ソフトウェア定義型自動車(SDV)の台頭、そしてデジタル技術の進化が、業界全体のビジネスモデルを根本から変えようとしているのだ。しかし、多くの企業では「レガシーシステムの制約」「データ活用の遅れ」「変革に必要なスキル不足」といった課題が山積しており、なかなか変革に踏み出せていない。では、こうした課題を乗り越え、競争力を高めるためには何が必要なのだろうか。
記事 自動車・モビリティ 日産・ホンダ破談は正解?歴史年表が示す…自動車会社の「統合・合併」失敗パターン 日産・ホンダ破談は正解?歴史年表が示す…自動車会社の「統合・合併」失敗パターン 2025/02/19 20 世間を賑わした日産とホンダの経営統合の話は、破談となりました。今回のように、自動車メーカー同士の経営統合や合併、アライアンスというのは、実のところこの業界では珍しいものではありません。 これまで、どのような経営統合や合併などがあったのか、成功・失敗パターンを振り返りながら、日産とホンダの未来を考えます。
記事 製造業セキュリティ いよいよ「ヤバすぎる」自動車のサイバーセキュリティ問題、懸念されるポイントと対策 いよいよ「ヤバすぎる」自動車のサイバーセキュリティ問題、懸念されるポイントと対策 2025/02/12 12 インターネットにつながるコネクテッドカーの普及に伴い、自動車産業におけるサイバー攻撃は年々深刻なものになっている。ハッカーたちが、コネクテッドカーのあらゆる接続ポイントを狙い、さまざまな攻撃を仕掛けているからだ。ダークウェブ上では自動車関連のマルウェア配布なども急増しており、サイバー攻撃の規模は今後さらに拡大すると見込まれる。自動車産業ではどのようなサイバー脅威が増大しているのか、これに対しどのような対応を進めているのか、その最新動向を探ってみたい。
記事 自動車・モビリティ システム・オン・チップ(SoC)とは?自動車の開発競争左右する「重要な半導体」解説 システム・オン・チップ(SoC)とは?自動車の開発競争左右する「重要な半導体」解説 2025/02/03 15 昨今、ソフトウェアが製品の進化をけん引する新しい概念の自動車「ソフトウェア・デファインド・ビークル(SDV:Software Defined Vehicle)」をはじめ、ソフトウェア・デファインド化の動きが、さまざまな産業の新たな発展の方向を示すキーワードとしてクローズアップされてきています。こうした流れの中で、半導体が自動車をはじめとしたモノづくりの競争力の鍵を握ると言われており、高性能デジタル半導体「SoC(システム・オン・チップ)」に対する注目が集まっています。今回はこのSoCを取り上げます。
記事 AI・生成AI 想像力を宿すAI「世界モデル」とは?東大松尾氏語る、仕組み・活用事例 想像力を宿すAI「世界モデル」とは?東大松尾氏語る、仕組み・活用事例 2025/01/28 22 生成AIって結局、入力するデータが不完全だとうまく動かないんじゃない?──そんな懸念を払拭(ふっしょく)する技術として注目を集めているのが「世界モデル」(World Models)です。AIがデータの欠落を一種の想像力で補完するテクノロジーで、すでに自動運転の分野などで研究が進んでいます。AI研究の第一人者である東京大学の松尾豊教授のJapan Mobility Show Bizweek 2024での「モビリティDXプラットフォーム」ローンチイベントでの講演をもとに、世界モデルの概要や展望を解説します。
記事 自動運転 グーグルのWaymo「自動運転タクシー事業」を加速できるワケ、「初の海外」は日本に グーグルのWaymo「自動運転タクシー事業」を加速できるワケ、「初の海外」は日本に 2025/01/23 14 グーグル親会社のアルファベット傘下で自動運転事業を手がける「Waymo」。ロサンゼルス、サンフランシスコ、フェニックス、オースティン、アトランタの5都市で自動運転タクシーサービスを展開する計画を明らかにした。この分野では、近年、アップルやGM傘下のCruiseなど競合各社が相次ぎ事業を停止しているものの、Waymoは週10万件以上の配車実績を達成するなど、着実な事業拡大を続けている。Waymoが先行できる理由はどこにあるのか。自動運転テクノロジーの動向、同社初の海外進出先として日本を選んだ理由、韓国の自動車大手とも手を組む同社のスケール戦略などを見ていこう。
記事 EV(電気自動車) 結局「BYD」は何が凄いのか? “CEOの涙”から5年…「一強」にまで伸びた独特経営手法 結局「BYD」は何が凄いのか? “CEOの涙”から5年…「一強」にまで伸びた独特経営手法 2025/01/21 22 1月13日に中国汽車工業協会が発表した中国における2024年の新車販売台数は、3143万6000台となり、過去最高を更新した。そのうち、新エネルギー車(NEV:電気自動車とプラグインハイブリッド車)は4割を超えた。この「NEVへの転換」をけん引するのが、世界でも存在感を高めているBYDだ。中国でのNEV販売台数シェアは44.6%にも上り、まさに「一強」状態になりつつある。BYDの強さの理由を、技術と経営の両面からひもとく。
記事 自動車・モビリティ 躍進「テスラ」と苦悩する「フォルクスワーゲン」、終焉を迎えた過去のビジネスモデル 躍進「テスラ」と苦悩する「フォルクスワーゲン」、終焉を迎えた過去のビジネスモデル 2025/01/17 躍進「テスラ」と苦悩する「フォルクスワーゲン」、終焉を迎えた過去のビジネスモデル 近年のデジタル技術の導入で、飛躍的な進化を遂げた製造業の製品開発。さらにこの先も加速するソフトウェアの進化やDXの進展によって、一層大きな転換点が訪れると予測されている。たとえば、テスラの躍進には目を見張るものがあるが一方、フォルクスワーゲンは24年10月末に大幅減益が報じられた。グローバルの市場で生き残るために、日本の製造業が変えるべきことは何か。アーサー・ディ・リトル・ジャパン プリンシパルの濱田 研一氏が、デジタル技術導入に伴う製品開発の進化の歴史を踏まえながら、新たな価値創出に向けた仕組みの変革について語る。
記事 次世代電池 中国のCATLとは何者?「最強の電池メーカー」の事業・強み・市場シェアを解説 中国のCATLとは何者?「最強の電池メーカー」の事業・強み・市場シェアを解説 2025/01/08 12 電気自動車(EV)やハイブリッド車の増加に伴い、車載用リチウムイオン電池の市場規模は急激に拡大している。2021年には前年比約120%の成長を見せ、2030年には2021年の約3倍の規模になると予想されている。そんな車載電池市場で躍進するのが、2011年に創業した中国の電池メーカーであるCATL(寧徳時代新能源科技)だ。2023年に実施された調査によると、世界シェアの約37%を占め、2位以下を大きく突き放している。本記事では、CATLはどのような強みを持つ企業なのか、なぜ短期間で世界シェアトップに上り詰めることができたのか、日本企業との関係や今後の展望についても解説する。
記事 自動車・モビリティ 好調スズキ「1人勝ち」の理由とは?トヨタ・日産が低迷でも関係なし…強さの秘密とは 好調スズキ「1人勝ち」の理由とは?トヨタ・日産が低迷でも関係なし…強さの秘密とは 2024/12/19 16 2024年の終わりも見えた11月、自動車メーカー各社から第2四半期決算が発表され、2025年3月期見通しの修正も行われました。それらの内容を見ると、9000人のリストラを明らかにした日産を筆頭に、販売台数の下方修正など、どれもパッとしないものばかり。王者トヨタでさえ、販売台数の見通しを前年よりも落とすという状況にあります。そうした中で、絶好調なのがスズキです。本記事では、「スズキ1人勝ち」の理由に迫ります。
記事 EV(電気自動車) 軽商用EVに見るホンダの「超本気」EVシフト、三菱商事との協業に潜む「狙い」とは 軽商用EVに見るホンダの「超本気」EVシフト、三菱商事との協業に潜む「狙い」とは 2024/12/17 13 本田技研工業(以下、ホンダ)から今年10月、軽商用EV(電気自動車)の「N-VANe:(エヌバン イー)」が発売された。2040年に新車販売におけるEVとFCV(燃料電池車)比率を100%にすることを掲げて以降、ホンダとして初の商用EVとなる同車種を詳しく見ていくと、ホンダのEVシフトに対する「本気度」が見えてくる。同車種の特徴や性能に加え、EV関連事業での三菱商事との新会社設立の背景についても、モータージャーナリストの御堀直嗣氏が解説する。
記事 自動車・モビリティ ZEV規制とは何か、トランプ再選で激変しそうな「脱炭素に向けた自動車規制」の中身 ZEV規制とは何か、トランプ再選で激変しそうな「脱炭素に向けた自動車規制」の中身 2024/12/09 13 ZEV(ゼブ:Zero Emission Vehicle)規制とは、1990年代初頭に米国のカリフォルニア州で初めて導入された、ゼロ・エミッション車両(ZEV)の普及を目指す規制だ。トヨタやホンダといった日本の自動車も規制対象となっているが、近年は米国だけでなく世界各地で普及が進められている。日本ではハイブリッド(HV)車を中心に導入が進み、EVやプラグインハイブリッド自動車(PHEV)などは国や自治体からの補助金交付もある。一方、米大統領にトランプ氏が再選したことでZEV規制への影響が懸念されている。本記事では、ZEV規制やZEVの基礎知識をはじめ、日本や世界の現状、課題についてわかりやすく解説する。
記事 製造業セキュリティ セキュリティ専門家 名和氏が解説、日本企業型の「社内訓練」が機能しない心理的理由 セキュリティ専門家 名和氏が解説、日本企業型の「社内訓練」が機能しない心理的理由 2024/12/04 近年、サイバー攻撃の手法はますます多様化・高度化しており、従来のセキュリティ対策だけでは対応が難しくなっている。サイバー攻撃の被害が後を絶たない時代において、企業ではどのようなセキュリティ対策を講じるべきなのか。日本政府に対してセキュリティに関するアドバイスを実施している名和利男氏に、日本のセキュリティ対策の現状や課題、今後求められるセキュリティ対策について話を聞いた。