記事 EV(電気自動車) ついにお披露目の日産「新型リーフ」、ドライバー視点で見た“超進化したある性能” ついにお披露目の日産「新型リーフ」、ドライバー視点で見た“超進化したある性能” 2025/10/27 10 日産自動車(以下、日産)が今年10月、新型リーフを正式発表した。経営不振による社長交代や追浜工場の閉鎖といった話題で先行きを心配させた同社であるが、リーフとして3代目のモデルとなる今回は、次世代へ向けた布石が着実に進められている様子が伺い知れた。新型リーフの特徴とともに、日産の動きから垣間見える「EVの未来像」を考える。
記事 自動運転 ついにトヨタが動く──「自動運転」進む海外勢、“慎重すぎる日本勢”は逆襲できる? ついにトヨタが動く──「自動運転」進む海外勢、“慎重すぎる日本勢”は逆襲できる? 2025/10/22 10 トヨタ自動車が「レベル4」に相当する完全自動運転の実現に向けて、いよいよ本格的な一歩を踏み出した。同社がお台場で展開中のEV車「e-Palette」について、豊田 章男会長は「将来は自動運転になる」と発言。日産やソフトバンクGも都内での実証実験を開始するなど、日本勢による市街地での展開が加速しつつある。一方、海外勢のウェイモとテスラはすでに日本の市街地で「レベル4」に向けたテスト走行を始めている。先行する海外勢を尻目にこれまで“慎重路線だった日本勢”はどう逆襲するのか──そのアプローチについて考察しよう。
記事 自動運転 ゴールドマン予測「運転手より安くなる」、ソフトバンクやNVIDIAの自動運転の衝撃 ゴールドマン予測「運転手より安くなる」、ソフトバンクやNVIDIAの自動運転の衝撃 2025/10/20 6 トラックやバスドライバーという職業が消える日が具体的な数字とともに見えてきた。2030年、自動運転トラックのコストは人間を下回る──ゴールドマン・サックスによるこの予測は、物流業界だけでなく、小売、製造、農業など日本経済全体を揺るがすことになりそうだ。ソフトバンクの遠隔支援型、NVIDIAが5億ドル(約735億円)規模の投資をしたスタートアップWayveの地図不要AI、テスラの自動運転、技術はすでに実用レベルにある。国内でもTIER IVの自動運転バスが長野県でレベル4の認定を取得するなど、実用化・普及に向けた動きが着実に進行中だ。自動運転をめぐる最新動向を追う。
記事 生産・製造管理 トヨタ系ジェイテクト“本気”のAI活用、ものづくり現場を激変させた「事例3選」 トヨタ系ジェイテクト“本気”のAI活用、ものづくり現場を激変させた「事例3選」 2025/10/16 100年に1度の変革期を迎えている自動車業界。提供価値そのものが大きく変わりつつある中で、自動車部品などの製造・販売を手掛けるトヨタグループのジェイテクトは、AIを駆使した高効率なものづくりの実現を目指し、「AI活用プラットフォーム戦略」を策定した。「誰もが簡単にAIを業務アシスタントとして当たり前に活用する」をコンセプトに多様な取り組みを本格的に進めている。そこで今回、同社 AI研究室 室長の大久保 勇佐氏に、戦略の全体像と具体的な事例について話を聞いた。
記事 ロボティクス テスラやユニツリーへの勝算は?“大集結”で挑む「純国産ヒューマノイド」計画の全貌 テスラやユニツリーへの勝算は?“大集結”で挑む「純国産ヒューマノイド」計画の全貌 2025/10/16 5 日本初の純国産ヒューマノイドロボット開発が京都で本格始動した。テムザックや村田製作所、早稲田大学、沖縄科学技術大学院大学(OIST)など国内の有力企業・研究機関が集結し、2026年にはプロトタイプの製作が予定されている。なぜ今、「純国産」にこだわる必要があるのか──ヒューマノイドロボット市場ではテスラやエヌビディア、中国のユニツリーなどの海外企業が先行する中、元祖「ロボット先進国」日本の“逆転シナリオ”に迫る。
記事 EV(電気自動車) テスラは“走るAI”、日本車は“昭和の鉄塊”? ソフトウェア革命で突きつけられた残酷な現実とは テスラは“走るAI”、日本車は“昭和の鉄塊”? ソフトウェア革命で突きつけられた残酷な現実とは 2025/10/10 テスラはすでに「エンドツーエンドAI」で自動運転の常識を塗り替え、車を“進化するプラットフォーム”に変えつつある。一方、日本メーカーはいまだ「ハードの強さ」にすがり続けている。全固体電池に未来を託す日本と、ソフトウェアで世界を制そうとするテスラ。この対比こそ、自動車産業の残酷な現実だ。日本の自動車メーカーは、このルールチェンジにどう挑むのか。カナン 代表取締役 桂木 夏彦氏に聞いた。
記事 物流管理・在庫管理・SCM 批判殺到「走行距離税」はなぜ必要? 大炎上の裏に隠れた、代替案なき「3つの理由」 批判殺到「走行距離税」はなぜ必要? 大炎上の裏に隠れた、代替案なき「3つの理由」 2025/09/30 15 フルール 本社 小島啓 概ね同意しますが、この記事にもデマが含まれています。 地方の方が賃金は低くても経済的余裕度は大きいと言われています。 また、定額の自動車税などを走行距離基準に変更しても、地方の費用増加はごくわずかです。 こちらの記事に記載されています ↓ 社会問題をゼロから考える 誤情報に惑わされない政策議論を ― ガソリン減税・走行距離税をめぐる本当の話
記事 EV(電気自動車) BYDの「日本攻略」プラン、日本法人社長・東福寺氏に聞く「日産に勝つ」秘策とは BYDの「日本攻略」プラン、日本法人社長・東福寺氏に聞く「日産に勝つ」秘策とは 2025/09/25 11 日本市場の参入から3年目を迎えるBYD。今月8日には欧州市場で新型PHEV「シール6 DM-iツーリング」を発表した同社は、年内に日本でもPHEVを、2026年には日本独自開発の軽EVを投入予定とされている。トヨタをはじめとする国産メーカーが圧倒的シェアを持つ日本で、どのような戦略で同社は勝負に出るのか。BYDによる「日本攻略」の道筋について、同社日本法人BYD Auto Japanの東福寺社長への取材の様子を交え解説する。
記事 自動車・モビリティ 【完全解説】今1番熱い…トヨタ・ホンダら最強企業の「超・日本的な」生成AI活用術 【完全解説】今1番熱い…トヨタ・ホンダら最強企業の「超・日本的な」生成AI活用術 2025/09/19 13 今、企業の生成AI活用は次のステージに移ろうとしている。生成AIの“使いこなし”は、ChatGPTなど汎用的な生成AIサービスを利用した業務効率化から、社内情報をRAGにより参照させる活用へと進み、さらには特定の業務プロセスを代替するAIエージェント化が進められてきた。そして今、限定された役割・業務に特化したAIエージェント同士を連携させ、回答精度の最大化を図る「マルチAIエージェント」が注目を集めている。本記事では、マルチAIエージェントの開発・活用に取り組む先進企業6社(トヨタ、ホンダ、BMW、富士通、NTTデータ、博報堂テクノロジーズ)の事例を紹介しつつ、特にトヨタのマルチAIエージェントの仕組みと、トヨタ流のマルチAIエージェントの育て方を深堀り解説する。
記事 自動運転 【どう動く日本】テスラ自動運転が「日本上陸」、業界地図を変える“覇権争い”の行方 篠﨑教授のインフォメーション・エコノミー(第186回) 【どう動く日本】テスラ自動運転が「日本上陸」、業界地図を変える“覇権争い”の行方 篠﨑教授のインフォメーション・エコノミー(第186回) 2025/09/10 12 ついにテスラの自動運転車が日本の一般道に挑んだ──。2025年4月、東京都心部の公道で自動運転車の走行を開始したウェイモに続き、8月にはテスラが市街地でのテスト走行を始めた。有人ドライバーによる常時監視付きの「レベル2」自動運転は、これまで高速道路での運転支援機能(自動追従)に限定されてきたが、乗用車による一般道走行ではテスラが先陣を切った形だ。それぞれに“異なる戦略”をとるウェイモとテスラ。今回は、両社が繰り広げる新ビジネスの主導権争いについて考えてみよう。
記事 EV(電気自動車) 日産・三菱自を「やはり圧倒」? ホンダ新型軽EVが「期待値大」と言えるワケ 日産・三菱自を「やはり圧倒」? ホンダ新型軽EVが「期待値大」と言えるワケ 2025/09/03 10 本田技研工業が新型の軽EV「N-ONEe:」を発売する。日産自動車の「サクラ」や三菱自動車の「eKクロスEV」など、すでに他社メーカーの先行組が人気を博しているほか、中国BYDも参入を発表している軽乗用EVにおいて、ホンダは新車種でどのように戦おうとしているのか。先行公開された「N-ONEe:」の特徴を紐解きつつ考える。
記事 グローバル・地政学・国際情勢 補助金廃止でいよいよ「EV終焉」か…購入希望も「たった16%」の全然“冴えない”未来 補助金廃止でいよいよ「EV終焉」か…購入希望も「たった16%」の全然“冴えない”未来 2025/08/27 10 米国では今、「EVを買いたい」と答える人がわずか16%にまで低下し、EV市場は急速に冷え込んでいる。そうした中、トランプ大統領の「大きく美しい」税制・歳出法案が7月に成立。EVシフトの主要な推進力であった1台当たり最大7,500ドル(約115万円)の税額控除が、2025年9月いっぱいで廃止される。これにより、EVの冬の時代が本格的に訪れると見られている。EV・ガソリン・HVのコスト感を比較しつつ、なぜこのような事態に陥ったのか解説する。
記事 自動運転 地方より「東京」……クルマ100年史で判明、自動運転の王者“ウェイモ”の歴史的決断 篠﨑教授のインフォメーション・エコノミー(第185回) 地方より「東京」……クルマ100年史で判明、自動運転の王者“ウェイモ”の歴史的決断 篠﨑教授のインフォメーション・エコノミー(第185回) 2025/08/22 7 揺籃期の自動運転市場では、各社が主導権を巡ってしのぎを削っている。この構図は約130年前の自動車産業を彷彿とさせる。当時は、蒸気自動車、電気自動車(EV)、ガソリン車が三つ巴となって勢力を競う“三国志”の様相だった。一時はEVが本命視されながらも、最終的にはガソリン車が20世紀の覇者となった。その歴史は、自動運転市場の今後を読み解くカギにもなりそうだ。今回は、グーグル系自動運転タクシー「ウェイモ」が初の海外進出先に「東京」を選んだことにもつながるその要因について考えてみよう。
記事 自動車・モビリティ 今や経営リスクになりかねない「社用車の事故」 AIだからできるリスク低減方法とは? 今や経営リスクになりかねない「社用車の事故」 AIだからできるリスク低減方法とは? 2025/08/07 深刻な人手不足が続く中、企業の社用車管理における安全対策は一層の重要性を増している。特に物流業界では輸送量の増加と労働時間短縮の板挟みとなり、1台あたりの運搬の重要性はより高まっている。また多くの企業で営業車の保有台数削減により1台が止まることの影響が拡大している。このような状況において、事故を効果的に削減する対策の1つに、ドライバーの危険運転を自動的に判断するデジタル技術が今注目を浴びている。
記事 自動車・モビリティ 【ドライバー必見】“交通事故の防止”に役立つ、九州大学教授が明かす「5つの心理」 【ドライバー必見】“交通事故の防止”に役立つ、九州大学教授が明かす「5つの心理」 2025/08/07 トラックやタクシーのドライバー、ならびに社用車を保有する企業にとって、交通事故は企業のブランド価値や従業員の安全確保に直結する、極めて重大な経営リスクである。DXやAIの進展により管理の高度化が進む一方で、事故防止には「人はなぜ事故を起こすのか」という本質的な視点が欠かせない。本稿では、交通心理学の観点から、九州大学 大学院教授の志堂寺 和則氏が事故リスク低減のカギを解説する。
記事 グローバル・地政学・国際情勢 日本人が知らない「関税15%」の真実…交渉の裏に潜むトランプ大統領の「真の狙い」 日本人が知らない「関税15%」の真実…交渉の裏に潜むトランプ大統領の「真の狙い」 2025/08/07 12 日米の関税交渉は日本への関税率15%で決着し、新たな関税措置が今日発動された。日本国内では自動車産業への影響を懸念する声が高まった一方、米国では「日本有利」「米自動車メーカーが苦境に陥る」との批判が噴出している。だが実は、日本を含めた関税交渉の裏に、トランプ大統領のある狙いが隠されているのだ。その狙いとは何なのか──数字と現場の声から分析する。
記事 運輸業・郵便業 運送業界「ドライバー教育」が超優秀?全ドライバー必見の“事故の兆候”の見抜き方 運送業界「ドライバー教育」が超優秀?全ドライバー必見の“事故の兆候”の見抜き方 2025/08/06 交通事故の発生確率が高まる今日、プロドライバーの安全運転技術はビジネスリスク最小化に直結している。とりわけ「停まり方」に対する“こだわり”が事故防止の鍵を握るという。停止線での適切な停車から信号待ちの車間距離、さらにはバック走行時の注意点まで、長年培われたプロの技術とノウハウがある。運送会社での18年の経験を持ち、現在は「ドライバー教育」に携わるプロデキューブ 東京オフィス インストラクターの溝口朝久氏に、安全教育の最前線と、効果的な「停まり方」の極意について聞く。
記事 購買・調達 元日産CEO西川氏が指摘「昭和型調達の限界」、ゴーン改革で痛感した「重要プロセス」 元日産CEO西川氏が指摘「昭和型調達の限界」、ゴーン改革で痛感した「重要プロセス」 2025/08/06 調達コストの高騰やグローバル競争の激化が進む中、企業にとって「調達戦略の再構築」は早急に進めなければならない問題だ。そのためデジタル技術の導入などが進められる一方で、土台となる意思決定のプロセスや人材のあり方に課題を抱える企業も少なくない。こうした状況に対し、日産自動車で調達改革を進めた、元日産自動車 CEOで、現在は西川事務所 代表取締役を務める西川 廣人氏は「日本企業に長らく欠落していたプロセスがあります」と指摘する。今回、日本企業の調達業務が抱える本質的な問題とともに、“調達DX”を真に機能させるための条件について、西川氏に話を聞いた。
記事 株式・債券市場・資金調達 勝者は誰だ?関税引き下げで「トヨタ株」14%急騰、だが「最も得する」のは意外にも… 勝者は誰だ?関税引き下げで「トヨタ株」14%急騰、だが「最も得する」のは意外にも… 2025/08/01 6 7月23日、トランプ関税が15%へと引き下げられるや否や、日経平均株価は3.5%の急上昇、トヨタ株は一時14%超という急騰ぶりを見せた。ただし、この関税緩和の恩恵は企業ごとに大きな差がある。日本株は依然として推定公正価値を約10%下回る水準にあるが、この波乱の中で“本当の勝者”となるのは果たしてどの企業なのか。
記事 自動車・モビリティ 三菱自「大胆決断」の裏側…ホンハイ動かした、エヌビディアCEOの「たった1枚のメモ」 三菱自「大胆決断」の裏側…ホンハイ動かした、エヌビディアCEOの「たった1枚のメモ」 2025/07/29 9 7月24日に三菱自動車が発表した四半期決算は、最終利益97.5%減と厳しい現実を突き付けた。同社は5月、台湾のホンハイ精密工業にEV製造の8割を委託するという大胆な提携内容を発表したばかりだ。従来の自動車メーカーの常識を覆すこの提携の背景には、1年半前にエヌビディアのCEO、ジェンスン・ファン氏がホンハイの劉揚偉会長に手書きで示した「あるメモ」の存在がある。三菱自動車との大胆提携とともに、エヌビディアとのつながりを深めるホンハイの“真の狙い”とは──そして、この戦略が日本の自動車産業に与える影響とは何か。
記事 自動運転 初日から“逆走”……それでも勝てる? 王者・ウェイモに挑む「テスラ」ロボタクシー 篠﨑教授のインフォメーション・エコノミー(第184回) 初日から“逆走”……それでも勝てる? 王者・ウェイモに挑む「テスラ」ロボタクシー 篠﨑教授のインフォメーション・エコノミー(第184回) 2025/07/25 5 自動運転タクシーの領域で新たな動きが出た。テスラの「ロボタクシー」がテキサス州オースティンで試験運行を始めたのだ。テスラのEV車「モデルY」をベースにした今回の取り組みには、先行するグーグル系の「ウェイモ」とはいくつかの異なる特徴があるようだ。今回は、実装技術、車両展開、ソフトウェア戦略などの観点から、揺籃期の自動運転タクシー市場を読み解いてみよう。
記事 EV(電気自動車) 日産の経営再建「切り札」になるか...新型リーフ「世界初」の偉業達成の実力とは 日産の経営再建「切り札」になるか...新型リーフ「世界初」の偉業達成の実力とは 2025/07/14 11 日産自動車(以下、日産)が電気自動車(EV)「リーフ」の新型を発表した。2010年の初代発売から15年を経た同車種はどんな進化を遂げたのか。そして、未曽有の経営危機に直面している日産の「再建への切り札」となり得るのか。新型リーフの詳細を、モータージャーナリストの御堀直嗣氏が解説する。
記事 自動車・モビリティ 中国王者を奪われた上海汽車集団(SAIC Motor)とは? BYDから奪還に燃える15兆円企業 中国王者を奪われた上海汽車集団(SAIC Motor)とは? BYDから奪還に燃える15兆円企業 2025/07/08 4 SAIC Motor(上海汽車集団)は上海に本社を置く中国の国有企業で、中国の3大自動車メーカーの1つだ。ドイツのフォルクスワーゲン(VW)や米国のゼネラルモーターズなどと合弁会社を設立し、VWサンタナやビュイックなどの人気車種を生産してきた。近年は新エネルギー車事業の強化などを進めている。しかし、売上高は2018年から7年連続で目標未達、販売台数は6年連続の前年割れという状況で、2024年の販売台数でBYDに中国トップの座を奪われた。本記事ではSAIC Motorのグローバル戦略や日本との関わり、売上推移、新エネルギー車事業などを解説する。
記事 自動車・モビリティ 怒号飛び交った日産の「大荒れ」株主総会、経営再建に「懸念点しかない」と言えるワケ 怒号飛び交った日産の「大荒れ」株主総会、経営再建に「懸念点しかない」と言えるワケ 2025/07/03 5 日産自動車(以下、日産)の株主総会が先月24日に開催された。経営再建への道筋を今1つはっきり示さない経営陣に、株主の怒りが噴出する「大紛糾」の事態に終わった中、日産はどう再建の道を進んでいくべきなのだろうか。株主総会の様子を振り返るとともに、同社の経営再建計画に立ちはだかる多くの「懸念点」を解説する。
記事 デザイン経営・ブランド・PR 「立て直し不可能」の工場がわずか2年で劇的進化、「トヨタの哲学」の秘密 「立て直し不可能」の工場がわずか2年で劇的進化、「トヨタの哲学」の秘密 2025/06/29 18 世界一の座を77年間も守り続けてきたゼネラルモーターズが、トヨタに王座を明け渡した。2022年のトヨタの成長率は9.2%、最大ライバルのフォルクスワーゲンとの販売台数差は前年の25万台から200万台近くまで拡大している。その成功を支えるのがトヨタの「哲学」だ。巨大企業の明暗を分けた「積み重ね」とは何か。『執行長日記 THE DIARY OF A CEO』を上梓した、起業家のスティーブン・バートレット氏が解説する。カギを握るのは、「些細なこと」に向き合う姿勢だ。
記事 自動運転 【現地レポ】グーグル系ウェイモが「人間を超えた」瞬間、交通事故“ゼロ”の現実味 篠﨑教授のインフォメーション・エコノミー(第183回) 【現地レポ】グーグル系ウェイモが「人間を超えた」瞬間、交通事故“ゼロ”の現実味 篠﨑教授のインフォメーション・エコノミー(第183回) 2025/06/16 24 フィジカルAIの象徴といえる自動運転車は、走行に際して学習と推論を的確に行うための精緻なデータが欠かせない。自動運転タクシーの商業化で先行する「ウェイモ」は、着々と実績を積み上げている。LiDAR(ライダー)と呼ばれる特殊なセンサーやカメラ、さらにはミリ波レーダーを用いて、夜間や雨天時も周囲の状況を360度全方位で情報収集し、AIが運転操作を判断している。今回は、筆者が人間とAIの情報処理能力の差を実感したサンフランシスコでの体験を紹介しよう。
記事 自動車・モビリティ トヨタに迫る快進撃、スズキ「超・絶好調」でも…“今年の減益”は避けられない理由 トヨタに迫る快進撃、スズキ「超・絶好調」でも…“今年の減益”は避けられない理由 2025/06/10 7 米国の関税問題や中国の景気後退など、今、世界最大の2つの自動車市場が大きく揺れています。この春の決算では日産が巨額の赤字を計上し、トヨタでさえ減益見通しを発表するなど、米国・中国市場への依存度が高い自動車メーカーは影響を受けました。そうした中、米国・中国という巨大自動車市場と距離を置くような戦略をとってきたスズキは、どのような決算となったのでしょうか。
記事 自動車・モビリティ 「トヨタ・ホンダ・日産」勝者と敗者を分けた決算、EVブームの陰で何が起きているのか 「トヨタ・ホンダ・日産」勝者と敗者を分けた決算、EVブームの陰で何が起きているのか 2025/06/09 12 トヨタ、ホンダ、日産など国内自動車メーカーの2024年度決算が出そろった。トヨタとホンダがそれぞれ最高水準の営業収益を記録する一方、日産は7工場閉鎖と2万人規模のリストラという深刻な危機に直面している。そして今期はトランプ関税が発動され、利益への影響は各社ともに大きく、EVも中国勢が安さで攻勢をかけており、国内勢を取り巻く環境は厳しい。各社の戦略の明暗はいかに。
記事 自動車・モビリティ 製造業のDXが“本当に進む”現場・全社・共創の3ステップとは 製造業のDXが“本当に進む”現場・全社・共創の3ステップとは 2025/06/06 製造業の現場では、データ活用やスマートファクトリーといったキーワードが飛び交うものの、思うように変革が進んでいない企業も少なくない。技術やツールは揃っているが、なぜ成果に結びつかないのか──。その背景には、現場主導の限界や、部門間の連携不足、そして全社戦略の欠如がある。こうした問題を解決へと導くのが、現場・全社・共創という3つのステップを軸にした製造業のデータドリブン変革だ。本記事では、データ利活用によって製造業の未来を切り拓くためのアプローチを、アビームコンサルティング 執行役員 プリンシパル 未来価値創造戦略ユニット長の橘 知志氏が具体的に紐解いていく。
記事 自動車・モビリティ 現地取材で確信した…BYD・CHERYら中国勢「爆伸び」のワケ、焦るトヨタの打開策は? 現地取材で確信した…BYD・CHERYら中国勢「爆伸び」のワケ、焦るトヨタの打開策は? 2025/05/26 6 中国上海で隔年開催される世界最大級の自動車展示会「上海モーターショー2025」が、2025年4月23日~5月2日の期間に開催されました。数年ぶりに中国現地取材を行った実筆者が感じたのは「中国市場の成長速度の速さ」でした。上海モーターショーの現地取材から見えてきた、日系メーカーと中国メーカーの現在の実力差を解説します。