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  • 2016/03/16

EduTech、教育のイノベーションを支える10のテクノロジーとは?ガートナー発表

適応学習や予測分析など

高等教育を行うリーダーたちの焦点が、「費用対効果の向上」から「競争力の強化・ビジネスモデルのサポート」へと移り変わってきた。米ガートナーの発表によると、今後、高等教育機関の焦点は、「教育」と「リサーチ」へと動いていくという。

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教育におけるイノベーションを支えるのはやはりテクノロジーだという。

教育のイノベーションを支える10のテクノロジーとは

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 ガートナー ヴァイスプレジデント兼最上級アナリスト ジャン=マーティン・ロウェンダール氏によると、非常に競争性の高い教育エコシステムの中で教育機関が繁栄するためには、各教育機関にはイノベーションが必要だという。そして、そのイノベーションを支えるのは往々にしてテクノロジーだという。

 「高等教育はいまだに保守的で、動きの鈍い産業だとみなされています。多数のイノベーションは伝統的な教育IT組織の外からもたらされるのです」とロウェンダール氏は語る。「とはいえ、このイノベーションが教育機関とCIOに影響するのは時間の問題です」

 ガートナーの予測では、世界的に、高等教育部門の支出予想は2016年に1.2%伸び、382億ドルに達する見込みだ。オーストラリアの高等教育機関は、2016年にテクノロジー製品とサービスに17億ドルを使う見込みだ。これは2015年から4%伸びたことになる。ニュージーランドでは、高等教育部門でのテクノロジーに対する支出は4.1%伸び、合計2億6,800万ニュージーランドドルに達すると予測される。

 ガートナーは、2016年の高等教育部門向けの10の戦略的テクノロジーを選んだ。このテクノロジーのリストは、教育関係のCIOが最大限の時間と予算をかけるものではなく、むしろ、ガートナーが高等教育関係のCIOに2016年に導入すべきものとして推薦するテクノロジーである。

 10のテクノロジーは下記の通りだ。

  1. 適応学習
  2. 予測分析
  3. CRM
  4. 外構造
  5. オープン証明書
  6. デジタル評価
  7. スマートマシーン
  8. OERエコシステム
  9. リスニング・テクノロジー、センシング・テクノロジー
  10. コラボレーション・テクノロジー

適応学習

 教育機関がパーソナライズされた学習を供給するという課題を解決する手立てとして、適応学習に注目が集まっている。適応学習は、学生たちの反応と好みに合わせ、教育用コンテンツの提供方法を最適化する。この種の学習の大部分は、大規模な学習データと、アルゴリズム的に収集された教育的反応に左右されることになる。適応学習が2種類に大別される。
(1)出版社とエンドユーザから集めたコンテンツとアルゴリズムが合わさった教科書
(2)エンドユーザー自身がコンテンツを適応学習環境に追加するプラットフォーム
の2つだ。

予測分析

 予測分析は、将来的な行動や結果を予測するための複数データソースから分析モデルを抽出する。高等教育のリーダーにとって、予測分析は学生を成長させるカギであり、また、学習の継続を通したコスト削減戦略のカギでもある。現在市場に出回っている多数の高等教育分析ツールが予測分析を掲げているが、実際に予測分析を実装しているツールはほとんどない。

CRM

 CRM(Customer Relationship Management、顧客関係マネジメント)は、将来的な学生や現在の学生、学生の親、卒業生、企業、後援者やその他教育機関の協力者を含む様々な関係者のトラッキングと関係構築のためのツールとして広く認識されている。CRMシステムには2つの目的がある。1つめは、学生中心のビジネスプロセスの自動化と改善。もう1つは、教育機関の意思決定を改善するための分析を行うのに必要なデータ収集だ。募集、登録、エンゲージメント、学習の継続、卒業生、キャリアサービス、生涯学習などの学生のライフサイクルすべてのフェーズをサポートするために、CRM技術は活用することができる。

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