記事 流通・小売業界 初任給30万円超え? 絶好調「すき家・焼肉きんぐ」ら外食4社が高賃金を払えるワケ 初任給30万円超え? 絶好調「すき家・焼肉きんぐ」ら外食4社が高賃金を払えるワケ 2026/09/24 1 東証プライム上場企業の2026年度初任給は、大卒で26万円台に乗った。大手でも20万円台後半が相場になりつつある中、外食産業では初任給30万円超えのチェーンが次々に現れている。しかも各社が主戦場とするのは、人を採りにくい郊外のロードサイドだ。高い額面を提示できるのは、それだけ業績が好調ということなのだろうか。では、外食の賃上げはどこまで続くのか。今回は、初任給30万円超えに踏み込んだ外食4社(焼肉きんぐ・すき家・餃子の王将・ゆで太郎)を1社ずつ解説し、その原資と狙い、そして賃上げ競争の行き着く先を読み解く。
記事 コンテンツ・エンタメ・文化芸能・スポーツ 人気すぎて「販売中止」「ガチャ活疲れ」も…なぜ大人が熱狂?カプセルトイ市場に異変 人気すぎて「販売中止」「ガチャ活疲れ」も…なぜ大人が熱狂?カプセルトイ市場に異変 2026/09/22 9 “第5次ブーム”の真っ最中にある「カプセルトイ」市場が、異様な事態に陥っている。一部のカプセルトイ専門店では、人気キャラクターの商品を目当てに客が押し寄せ、安全面から販売中止に追い込まれるほど。日本カプセルトイ協会の代表理事 兼ドリームカプセル 代表取締役の都築祐介氏は、「今のブームは過熱気味。従来の“衝動買い”から“目的買い”に変化している」と話す。なぜ大人がこれほどまでにガチャガチャに熱狂するのか。「爆発的ブームの背景」を取材した。
記事 流通・小売業界 ローソン297円弁当が凄すぎる…コンビニが高くなりすぎた日本の「残酷な現実」とは ローソン297円弁当が凄すぎる…コンビニが高くなりすぎた日本の「残酷な現実」とは 2026/09/20 1 ローソンは9月、具材を1種類に絞り、同サイズの弁当より最大5割安くした「一点突破すぎ!」を投入する。中でも目を引くのが税込297円の商品だ。一見すれば、物価高の家計を助ける面白い新商品。しかし、コンビニ業界では客単価が増える一方で客数は減少し、家計の実質消費支出も前年割れが続いている。なぜ「297円」がここまで強い武器になったのか。日本人の財布に起きた変化を読み解く。
記事 流通・小売業界 なぜ調味料の会社が世界シェア95%…?絶好調「味の素」の“意外な稼ぎ頭”とは なぜ調味料の会社が世界シェア95%…?絶好調「味の素」の“意外な稼ぎ頭”とは 2026/09/16 5 味の素といえば、うま味調味料やスープなどの加工食品を思い浮かべるだろう。同社は1960年代から食品メーカーへ転換し、事業規模を拡大してきたが、2000年代に入ると成長が鈍化した。「味の素」の主要市場であるアジア諸国において中間層の成長が鈍化したほか、競争が激化したことが主な要因だ。だが2020年代に突入すると、「ある材料」が稼ぎ頭の1つとなった。味の素の中間材料から生まれたその材料は、半導体に使われ需要が伸び続けている。うま味調味料の会社が、なぜ半導体向けの材料でシェア95%を握るまでになったのか。本記事では、味の素の業績推移と「味の素」の製造技術の変遷から、その正体をひもといていく。
記事 プロセス製造(素材・化学・食品・医薬品) 廃業寸前→売上10倍「鯱もなかの秘密」、14万件投稿して分かった「X運用5つのコツ」 廃業寸前→売上10倍「鯱もなかの秘密」、14万件投稿して分かった「X運用5つのコツ」 2026/09/15 5 廃業寸前から「3年で売上10倍」を成し遂げた元祖鯱もなか本店(名古屋市)。その復活を支えたのが、専務取締役・古田 憲司氏によるSNSの徹底活用である。X(旧Twitter)では5年足らずで14万件を超える投稿を重ねてきた。中には、「ひとりじめショートケーキ」といったバズりから生まれた話題商品もある。そこから導き出したのが「X運用5つのコツ」だ。そこで同氏に、実践する「企業公式X」の運用術やバズを生む投稿設計などについて話を聞いた。
記事 プロセス製造(素材・化学・食品・医薬品) 【単独】廃業予定から「売上10倍」…名古屋の100年和菓子店を救った「バズへの備え」 【単独】廃業予定から「売上10倍」…名古屋の100年和菓子店を救った「バズへの備え」 2026/09/09 14 明治40年(1907年)創業、110年以上にわたり名古屋で和菓子を作り続けてきた元祖鯱もなか本店(名古屋市中区)。だがかつて、後継者不在から廃業を決めた過去がある上、売却を模索したものの値が付かないこともあった。そこから一転、売上は3年で10倍に拡大。復活を支えたのはSNSなのだが、単にバズったからではない。バズりを売上に変換できる仕組みを、先回りして整えていたからだ。廃業寸前だった老舗はいかにしてよみがえったのか。専務取締役の古田 憲司氏に、その軌跡を聞いた。
記事 流通・小売業界 消えた「タピオカブーム」…なぜゴンチャだけが店舗数4倍?“1人勝ち”できたワケ 消えた「タピオカブーム」…なぜゴンチャだけが店舗数4倍?“1人勝ち”できたワケ 2026/09/08 6 あれほど乱立していたタピオカ専門店が街から姿を消していった。2018年から巻き起こった第3次タピオカブームはコロナ禍とともに終息し、チェーン店の倒産も相次いだ。ところがタピオカブームを牽引した台湾発「Gong cha(ゴンチャ)」だけは、ブーム当時の50店舗台から200店舗超へと店舗数を4倍以上に伸ばし、今なお成長を続けている。なぜゴンチャだけが生き残れたのか。答えは奇策ではなく、飲食店としての「基本中の基本」にあった。本記事では、淘汰された店とゴンチャを分けた“2つの基本”と、年間来店者数4000万人・400店舗を目指す同社の前に立ちはだかる“次の壁”を読み解く。
記事 流通・小売業界 【全53社のデータ徹底比較】“今”サイゼリヤが「外食最強」と言えるほど強い理由 【全53社のデータ徹底比較】“今”サイゼリヤが「外食最強」と言えるほど強い理由 2026/09/02 6 57カ月連続で客数プラス──物価高騰に外食産業全体が苦しむ中、サイゼリヤだけが5年近く客足を伸ばし続けている。上場する主要外食53社の既存店客数を並べてみると、客数マイナスの月が一度もない企業はわずか4社。原材料高騰を価格に転嫁すれば客が離れ、転嫁しなければ利益が消える。その板挟みは全社に等しくのしかかったはずなのに、なぜここまで差がついたのか。本記事では、上場外食53社の月次客数と、原価率・販管費率の増減から、物価高騰時代を勝ち抜く企業だけが満たしていた“ある条件”を読み解く。
記事 流通・小売業界 結局、ダイソーが1番強いのか…?独自路線で絶好調「セリア」ですら勝ち目ナシの理由 結局、ダイソーが1番強いのか…?独自路線で絶好調「セリア」ですら勝ち目ナシの理由 2026/08/25 12 100円ショップ業界で、セリア(Seria)が快進撃を続けている。競合各社とは唯一異なる戦略を貫いた結果、2026年3月期は売上高・営業利益とも過去最高水準を記録し、既存店売上も業界トップクラスの伸びを見せた。しかし、その一方で業界最大手ダイソー(DIASO)との差は縮まるどころか、むしろ以前より広がっている。なぜ、好調なセリアでも王者との差は開いたのか。各社の決算や出店動向を読み解くと、100円ショップ業界の勝敗を分ける構造変化が見えてきた。
記事 流通・小売業界 北海道発セイコーマートが580人の村に出店し、茨城埼玉で拡大するワケ…社長語る戦略 北海道発セイコーマートが580人の村に出店し、茨城埼玉で拡大するワケ…社長語る戦略 2026/08/21 94 なぜ北海道発「セイコーマート」は、北海道で人口の少ない地域や離島にさえ店を残し続けられるのか。さらに地盤とする北海道でコンビニが飽和状態の中、茨城での120店舗を見据えた出店攻勢に加え、食品メーカーとして全国へ販路を広げている。「最後の大物にして、最強格のローカルコンビニ」たるセコマのすごさとは。新・成長戦略を赤尾洋昭社長への取材から探った。
記事 新規事業開発 “包丁キャンセル”で市場3倍…「ワンプレート冷食」86%が未購入でも急増中のワケ “包丁キャンセル”で市場3倍…「ワンプレート冷食」86%が未購入でも急増中のワケ 2026/08/19 4 電子レンジで温めるだけで、主食もおかずも一皿で完結する「ワンプレート冷食」市場が急拡大している。2025年度の市場規模は、21年比で312%となる273億円だった(出典:マクロミルQPRをベースにニップン調べ)。同市場のパイオニアは2015年に参入したニップンで、シェア47%で首位を維持する(2025年4月~26年3月の集計)。市場拡大を受け、ニッスイやニチレイなども続々と参入し、市場が伸長している。その背景には、包丁を使った調理を避ける“包丁キャンセル”の増加もある。ニップンとニッスイの2社に取材をすると、ワンプレート冷食が急成長する理由が浮かび上がってきた。
記事 流通・小売業界 セイコーマートはなぜ11年満足度1位?100円台油そば・駐車場で売上2倍…社長語る秘密 セイコーマートはなぜ11年満足度1位?100円台油そば・駐車場で売上2倍…社長語る秘密 2026/08/18 48 ローカルコンビニが次々と消える中、いまなお存在感を放ち続けるコンビニがある。北海道発の「セイコーマート」だ。2026年6月時点で北海道1090店舗を軸に、茨城92店、埼玉9店舗を数える。コンビニ大手3社のような店舗数ではなく局地的な展開だからこそできる、小回りのきいた独自のローカライズ戦略でファンをつかみ、顧客満足では11年連続首位を獲得。なぜセイコーマートは力強く生き残れたのか。ますます地域と共栄する令和セコマの正体を、赤尾洋昭社長にビジネス+ITの単独インタビューで聞いた。
記事 流通・小売業界 楽天グループが7年ぶり営業黒字化、ネット通販・金融の好調とモバイル事業の赤字縮小 楽天グループが7年ぶり営業黒字化、ネット通販・金融の好調とモバイル事業の赤字縮小 2026/08/11 2 楽天グループが10日発表した2026年6月中間連結決算は、営業損益が504億円の黒字となった。中間期での営業黒字は2019年以来、7年ぶりとなる。インターネット通販や金融事業が好調に推移したことに加え、先行投資が続く携帯電話事業の赤字幅が縮小したことが全体の収益改善に直結した。純損益は109億円の赤字にとどまり、前年同期の1244億円の赤字から大幅に改善した。
記事 流通・小売業界 過去最高益のコメ兵、なぜ「赤字企業」を16億円で買収? 狙う「売却前データ」の正体 過去最高益のコメ兵、なぜ「赤字企業」を16億円で買収? 狙う「売却前データ」の正体 2026/08/07 6 コメ兵HDはなぜ、3期連続で営業赤字のガレージバンクを16億円で買収したのか。コメ兵HDは過去最高益を更新する一方、事業拡大に伴って連結在庫が500億円を超え、良質な商品を安定して仕入れ続けることが成長のカギとなっている。ガレージバンクが展開する累計40万DLのアプリ「cashari(カシャリ)」は、商品を売る前の顧客と接点を持てる仕組みだ。この買収はコメ兵の仕入れや成長戦略をどう変えるのか。
記事 流通・小売業界 「外食離れ」で明暗…他社は苦戦もマック・サイゼ・日高屋の客数が増え続けるワケ 「外食離れ」で明暗…他社は苦戦もマック・サイゼ・日高屋の客数が増え続けるワケ 2026/07/30 8 2025年度下半期以降、度重なる値上げや消費者の節約志向により、大手外食チェーンでも客数減に苦しむ企業が目立ってきた。そのような「外食離れ」の逆風下においても、客数を着実に伸ばし続けているのが日高屋、サイゼリヤ、マクドナルドの3社だ。値上げが避けられない時代に、なぜこの3社だけが消費者に選ばれ続けるのか。他チェーンとの明暗を分けた差は何だったのか、各社がひたむきに磨き上げてきた独自戦略の裏側から、その理由をひもとく。
記事 半導体 トイレより儲かる…絶好調TOTO「利益の半分超」を叩き出す“知られざる商品”とは? トイレより儲かる…絶好調TOTO「利益の半分超」を叩き出す“知られざる商品”とは? 2026/07/27 14 トイレや洗面台といった衛生陶器、そしてウォシュレット。TOTOといえば、多くの人がこうした住宅設備を思い浮かべるだろう。同社は1917年に創業し、戦前から戦後にかけて衛生陶器、水栓金具のメーカーとして成長し続けてきたが、直近の営業利益をたどると、その半分以上を稼ぎ出しているのは、トイレでも浴槽でもない「ある製品」だ。祖業の住設事業では国内事業の成長が鈍化し、さらには中国事業も苦戦が続く。今回は、2026年3月期決算で売上・営業利益が過去最高となったTOTOの意外な稼ぎ頭の正体と、今後の勝算を読み解いていく。
記事 流通・小売業界 明暗を分ける…苦戦の東急・小田急・西武ら百貨店と「勝ち組百貨店」の意外な差 明暗を分ける…苦戦の東急・小田急・西武ら百貨店と「勝ち組百貨店」の意外な差 2026/07/16 7 2026年6月30日に池袋駅東口の西武池袋本店跡地にヨドバシカメラがオープンした。これに伴い、西武池袋本店はビルの南側に移動し、面積を大幅に縮小して営業することとなった。1990年代以降、百貨店による「家電量販店化」が続いたが、特に近年では渋谷の東急百貨店本店や小田急百貨店新宿店の本館など、ターミナル駅一等地の百貨店による閉店が相次いでいる。好調な関西の阪急百貨店とは対照的に、関東では「電鉄系百貨店」が苦戦する状況だ。一等地を確保しても閉店に追い込まれる理由を解説していく。
記事 流通・小売業界 2期連続1兆円超…「コスモス薬品」はなぜ強い?マツキヨ・ツルハらと“異なる稼ぎ方” 2期連続1兆円超…「コスモス薬品」はなぜ強い?マツキヨ・ツルハらと“異なる稼ぎ方” 2026/07/16 7 「安さ」で知られるコスモス薬品が、ドラッグストア業界で異例の決算をたたき出した。2026年5月期の売上高は1兆円を突破し、2期連続の大台に乗せた。しかも、安売りを主力としながら営業利益率3.9%を確保している。その利益の源泉は、一体どこにあるのだろうか。ツルハとウエルシアの巨大連合や、高収益を誇るマツキヨココカラなど、主要5社が異なる戦略で競うなか、コスモス薬品の「安さのカラクリ」と、業界再編後に生き残るための条件を徹底比較で読み解く。
記事 流通・小売業界 ダイエー・ヨーカドーが失敗「総合小売」…裏でドンキ・無印・トライアルが伸びるワケ ダイエー・ヨーカドーが失敗「総合小売」…裏でドンキ・無印・トライアルが伸びるワケ 2026/07/09 7 ダイエーやイトーヨーカドーに代表される総合スーパー(GMS)は、かつて消費の中心だった。食品から衣類・日用品まで1店舗でそろう利便性で個人商店から客を奪ったが、1990年代以降は郊外型モールやユニクロなど専門店の台頭で衣料品が失速してしまう。「何でもあるが、欲しい物は何もない」と揶揄され衰退した。ところが近年、食品・衣類・家具などを扱う総合小売で伸びる3社がある。ドン・キホーテ、トライアル、無印良品だ。なぜ専門店全盛の時代に成長できるのか。各社の強みと共通する勝ち筋を読み解く。
記事 流通・小売業界 関東スーパーを狙う「最強の刺客」バロー、"地味"な姿に隠れた「4つの独自性」とは 関東スーパーを狙う「最強の刺客」バロー、"地味"な姿に隠れた「4つの独自性」とは 2026/07/07 9 オーケーやロピアなど、派手な成長を遂げるスーパーマーケットが注目を集める中、2025年に関東進出を果たしたのが「バロー」だ。東海地方を地盤とする同社は、他のスーパーチェーンと比べて「地味」な存在に見えがちだが、その実態は、31期連続増収で過去最高益を更新し続ける“最強の小売企業”である。なぜバローは、激戦区・関東でも圧倒的な存在感を放つことができるのか。競合とは一線を画すバローの「4つの独自性」について、流通小売・サービス業のコンサルティングを35年以上続ける岩崎剛幸氏が解説する。
記事 流通・小売業界 大苦戦なのに…なぜ新店増やす?大丸松坂屋・パルコら百貨店の“執念の打開策”の勝算 大苦戦なのに…なぜ新店増やす?大丸松坂屋・パルコら百貨店の“執念の打開策”の勝算 2026/07/01 4 2026年6月、大手百貨店グループから新規出店のニュースが立て続けに飛び込んできた。百貨店ビジネスは、「斜陽」と言われてきた業態であるにもかかわらず、なぜ今、各社はそろって新店舗を投入するのか。本記事では、松坂屋とパルコが手を組み名古屋・栄に新しく開いた“高級モール”、そごう・西武が埼玉に新規出店した“超小型百貨店”の事例に加え、三越伊勢丹ホールディングス、高島屋、J.フロント リテイリングの中期経営計画から、各社が生き残りをかけて取り組む“戦略の共通点”を探る。
記事 物流管理・在庫管理・SCM 【崩壊寸前】KADOKAWAよりヤバい?出版業界2社が大赤字に追い込まれたワケ 【崩壊寸前】KADOKAWAよりヤバい?出版業界2社が大赤字に追い込まれたワケ 2026/06/25 5 4大出版社の一角であるKADOKAWAは2025年度、「出版・IP創出事業」の営業利益が前年比で半減した結果、約41億円となり、市場に対して出版不況の厳しさを改めて示す形となった。しかし、真の危機は読者に本を届ける「物流」の現場でより深刻化している。取次市場の約8割を担うとされる2大取次「日販」と「トーハン」は、本業で数十億円単位の赤字を計上したのだ。長年業界を支えてきた「2つの商習慣」は今や構造的な欠陥となり、2社を追い込んでいる。本記事では、崩壊寸前の出版流通エコシステムの現状と、2大取次の今後に迫る。
記事 流通・小売業界 なぜ名門ニコン「1,000億円超」の赤字に? かつての主力事業が直面する“高すぎる壁” なぜ名門ニコン「1,000億円超」の赤字に? かつての主力事業が直面する“高すぎる壁” 2026/06/24 8 ニコンの2026年3月期業績は、売上高6,772億円と前年度比で5.3%減少し、営業利益はマイナス1,124億円(前年度は24億円)と大幅な赤字を計上した。この赤字の主な要因は、金属3Dプリンター関連の事業における巨額の減損損失だ。同社は長年、カメラなどの「映像事業」と露光装置を扱う「精機事業」を主力としてきた。しかし、カメラはスマートフォンの普及により需要が縮小し、露光装置も強力な競合を前に苦戦が続いている。次なる切り札として注力した金属3Dプリンター事業も、想定していた需要を開拓できていないのが実情だ。本稿では、10年以上にわたるニコン苦戦の要因と、巨額赤字の背景にある新規事業の現在地について詳しく解説する。
記事 Web戦略・EC 本社依存のプロセスから「即日対応」へ…アメアスポーツが半年で叶えた「EC大改革」 本社依存のプロセスから「即日対応」へ…アメアスポーツが半年で叶えた「EC大改革」 2026/06/24 EC施策の実行に一定の時間を要するなど、急増する国内需要に対し、EC施策をより迅速かつ柔軟に展開するための体制づくりが課題となっていたアメアスポーツジャパン。事業成長にシステムが追いつかず、顧客体験の改善やデータ活用、AI活用への対応にも制約が生じるなか、同社はEC基盤の刷新に踏み切った。柔軟性と拡張性に優れたシステムを採用することで、通常なら数年がかりのプロジェクトをわずか半年で完了。顧客体験の進化と、事業成長を支えるEC運用体制の構築にどのように取り組んだのか、その全貌に迫る。
記事 流通・小売業界 「マック一強」は終わり? バーガーキング急増で始まった新バーガー戦争の大異変 「マック一強」は終わり? バーガーキング急増で始まった新バーガー戦争の大異変 2026/06/19 17 マクドナルド(マック)一強と思われてきた日本のバーガー市場で、バーガーキング(バーキン)の存在感が増している。店舗数ではなお大差があるが、77店まで縮小したブランドが300店台半ばへ戻した意味は小さくない。1兆円市場で消費者の選び方はどう変わったのか。その「強み」をみていこう。
記事 流通・小売業界 セブン・ローソンが大苦戦…「まいばすけっと」が強すぎる理由と“次なる刺客”とは セブン・ローソンが大苦戦…「まいばすけっと」が強すぎる理由と“次なる刺客”とは 2026/06/17 7 イオンが展開する小型スーパー「まいばすけっと」が好調だ。2005年に横浜市で1号店を出店し、2009年に100店舗を突破。2014年に500店舗、2022年に1000店舗を超えた。現在では首都圏の1都3県で約1300店舗を展開しており、2500店舗を目指すという。小型スーパーはコンビニより安く、生鮮・加工食品も扱う点が特徴だ。近年、イオン「まいばすけっと」に続くように、コンビニ各社をはじめ、小型スーパーを強化・模索している。激化する“小型スーパー競争”において、成功している企業はどこか。
記事 流通・小売業界 【日本だけ絶好調】米スターバックスが日本事業の売却を検討、最大5,000億円規模 【日本だけ絶好調】米スターバックスが日本事業の売却を検討、最大5,000億円規模 2026/06/11 1 米コーヒーチェーン大手スターバックスが日本事業の売却を検討している。米ブルームバーグ通信などが報じた。売却額は4,000億から最大5,000億円規模になる。同社は米国本国の業績不振を受け、事業立て直しのための資金確保を急いでいる。
記事 流通・小売業界 夏の定番「日焼け止め」に何が?「肉球ビオレ」が大バズ、花王に聞くヒット連発の秘訣 夏の定番「日焼け止め」に何が?「肉球ビオレ」が大バズ、花王に聞くヒット連発の秘訣 2026/06/09 14 「日焼け止め」市場の成長が止まらない。2024年10月~2025年9月の国内市場規模は、2年前比で118%の836億円に。そんな同市場で、2020年から5年連続シェア1位を獲得したのが、花王が1980年から展開する「ビオレUV」だ(インテージ調べ)。直近では、“肉球”の形で日焼け止めが出てくる新製品がSNSで大反響。競合の多い市場で、ビオレUVはどのように首位を維持しているのか。花王 スキンケア事業部 ブランドダイレクターの小林 達郎氏に「ビオレの成長戦略」を取材。年々拡大する日焼け止め市場をけん引する、ヒット商品の秘訣に迫る。
記事 流通・小売業界 店舗が“減るたび”儲かる?喫茶ルノアールの異端児過ぎる「稼ぎ方」とは 店舗が“減るたび”儲かる?喫茶ルノアールの異端児過ぎる「稼ぎ方」とは 2026/06/08 4 たばこが吸えるカフェ「喫茶室ルノアール」を中心にカフェチェーン約120店舗を展開する「銀座ルノアール」は2026年3月、26年3月期第3四半期に特別利益として「受取補償金」5,100万円を計上する見込みだと公表した。実際に同年5月14日に公表された2026年3月期の決算資料によると、同期に受取補償金5,189万円を計上した。銀座ルノアールが計上する「受取補償金」とは、立ち退きを求めたテナントオーナーが銀座ルノアールに支払う”立ち退き料”のことだ。住宅・店舗・事務所問わず、一般的にオーナー側の都合で立ち退きが発生する場合、オーナーは賃借人に立ち退き料を支払わなければならない。そして巷では、「ルノアールは立ち退き料で利益の3分の1以上を稼ぐ」と言われている。実際に立ち退き料はどの程度銀座ルノアールを支えているのか、同社の特異なビジネスモデルを解説していく。
記事 流通・小売業界 中古市場“メルカリ1強”崩壊?セカスト・ブックオフら「リアル店」が逆襲してる理由 中古市場“メルカリ1強”崩壊?セカスト・ブックオフら「リアル店」が逆襲してる理由 2026/05/28 7 物価高による生活防衛の手段として、急速に拡大し続けるリユース(中古品)市場。その市場規模はホームセンター業界に匹敵する3兆円超へと成長した。リユースといえばフリマアプリ「メルカリ」の独壇場と思われがちだが、実は“メルカリ1強時代”はすでに終焉を迎えている。デジタル全盛の時代にもかかわらず、ブックオフやハードオフをはじめ、コメ兵、ゲオ傘下のセカンドストリート(以下、セカスト)など、「リアル店舗チェーン」が猛烈な勢いで成長し、市場を総取りしつつあるのだ。なぜ、王者メルカリは踊り場を迎え、リアル店舗が逆襲できたのか。各社の売上比較から、既存の小売業界を揺るがす「リユース市場の真の勝者」と「儲けのカラクリ」をひもとく。