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- 2013/11/05 掲載
アイディアの盗用は違法?適法? ソーシャルゲームの「パクリ」ブームを振り返る
「パクリ」ゲームブームの終焉と法律による総括
東京大学 法学政治学研究科 法曹養成専攻 卒業。
2002年からIT関連フリーランスとして、SBクリエイティブ社の雑誌への寄稿、書籍の全編執筆などの執筆活動や、各種ウェブサービスの開発等を行う。司法試験合格後は弁護士として、ITとビジネスに強いコスモポリタン法律事務所(東京・音羽)に所属。自らも、複数のIT企業の顧問弁護士などとして、新興企業支援や知的財産権管理、資金調達などを含む、各種の企業法務に携わっている。
個人サイト:http://tokikawase.info/
Twitter:http://twitter.com/tokikawase
ソーシャルゲーム市場における「パクリ」ブームとその終焉
ソーシャルゲーム市場における「パクリ」問題は、その倫理的是非が議論されるのみならず、裁判上でも激しく争われた。代表的なのは、今年4月に決着した、GREEの「釣り★スタ」とDeNAの「釣りゲータウン2」の間の訴訟だ。GREEがDeNAを、「盗用である」旨主張して訴えたのだが、4月の最高裁決定により、GREEの敗訴が確定した。
こうした訴訟で問題になったのは、「アイディアの盗用」に関する法的な限界点である。モバイルゲームに限らず、そもそもゲームやプログラムに限らず、あらゆる業種のビジネスマンにとって、「他人事」とは言い切れないものだ。
GREEとDeNAの訴訟も決着した2013年、モバイルゲームの「パクリ」は、市場の縮小や寡占化により、既にブームが終わった、とする向きもある。そうした今だからこそ、ブームを振り返りながら、こうした「パクリ」に対して法律がどのように働くのか、一連の「ブーム」から今後に活かせる教訓は何か、検討していこう。
他社のアイディアを盗用することは違法なのか
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