- 会員限定
- 2012/11/30 掲載
アップルvsサムスン 巨大企業の知的財産権や知財紛争の実態とは?
「パクっているのは明らか」か?
東京大学 法学政治学研究科 法曹養成専攻 卒業。
2002年からIT関連フリーランスとして、SBクリエイティブ社の雑誌への寄稿、書籍の全編執筆などの執筆活動や、各種ウェブサービスの開発等を行う。司法試験合格後は弁護士として、ITとビジネスに強いコスモポリタン法律事務所(東京・音羽)に所属。自らも、複数のIT企業の顧問弁護士などとして、新興企業支援や知的財産権管理、資金調達などを含む、各種の企業法務に携わっている。
個人サイト:http://tokikawase.info/
Twitter:http://twitter.com/tokikawase
8月の東京地裁判決はアップルの請求を棄却した
8月31日の東京地裁の判決を受け、新聞やニュースサイトには「アップル日本では敗訴」といった見出しが躍った。
topNews/idJPTYE87U02P20120831)
もっとも、これは、アップルが主張する4件のうちの1件だ。東京地裁は、最も判断しやすい1件について先に判決を出した、というだけであり、残り3件でアップルが勝訴することは十分に考えられる。
アップルvsサムスンについてのよくある疑問点
このニュースについて、多くのスマートフォンユーザーは、おそらく以下のような感想を持つのではないだろうか。「なぜそんな些細な技術について争っているのか?これはスマートフォン市場全体を揺るがす規模の知財紛争であり、大体、サムスンの製品が全体としてアップルを『パクっている』のは明らかなのではないか?」
付言すれば、サムスンの「Kies」は、サムスンのスマートフォン、Galaxyのユーザーなら皆が使っているソフトウェア、という訳でもない。「そんなソフトあったっけ?」というGalaxyユーザーも多いのではないだろうか。
サムスンはアップルの製品を「パクって」いる?
今すぐビジネス+IT会員にご登録ください。
すべて無料!ビジネスやITに役立つメリット満載!
-
ここでしか見られない
1万本超のオリジナル記事が無料で閲覧可能
-
多角的にニュース理解
各界の専門家がコメンテーターとして活躍中!
-
スグ役立つ会員特典
資料、デモ動画などを無料で閲覧可能!セミナーにご招待
-
レコメンド機能
あなたに合わせた記事表示!メールマガジンで新着通知
関連タグ
PR
PR
PR