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- 2013/09/19 掲載
iTunes Radioで盛り上がる音楽ストリーミングと新たなビジネスモデル
データに「所有権」は観念できない
東京大学 法学政治学研究科 法曹養成専攻 卒業。
2002年からIT関連フリーランスとして、SBクリエイティブ社の雑誌への寄稿、書籍の全編執筆などの執筆活動や、各種ウェブサービスの開発等を行う。司法試験合格後は弁護士として、ITとビジネスに強いコスモポリタン法律事務所(東京・音羽)に所属。自らも、複数のIT企業の顧問弁護士などとして、新興企業支援や知的財産権管理、資金調達などを含む、各種の企業法務に携わっている。
個人サイト:http://tokikawase.info/
Twitter:http://twitter.com/tokikawase
「iTunes Radio」は音楽ストリーミングの「黒船」となるか
9月18日、Appleが米国で音楽ストリーミングの「iTunes Radio」というサービスをスタートさせた。各ユーザーの音楽の趣味を分析してストリーミング配信を行う、「パーソナライズド・ネットラジオ」と呼ばれるサービスだ。
同様のサービスは、特にauユーザーに人気の「KKBOX」や、ソニーが運営する「Music Unlimited」、DeNAが運営する「Groovy」など、国内でも多数登場している。ただ、邦楽の登録が少ないこともあり、まだあまり盛り上がっていない……というのが実情だ。
「iTunes Radio」は、世界的にも「Spotifyの牙城を王者Appleが崩せるか」という点で、特に国内では「まだ盛り上がっていないストリーミングサービスの分野に黒船が来るか?」という点で、注目されているのだ。
音楽ストリーミングサービスに対する「違和感」
音楽ストリーミングサービスは、特にPCやスマートフォンに大量の音楽をコレクションしている音楽ファンに対して、以下のような「違和感」を生じさせるだろう。「たしかに便利だろうけど、音楽が自分のものにならないサービスでは、満足感を得られないのでは?」
この素朴な「違和感」と、データを巡るビジネスについて検討していこう。
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